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第3話 ~バス移動中と初めての次元迷子保護~

東の国へレッツGO-。


「ねぇリオ。あの盗賊達、衛兵とかそういう国の警備の人達に渡さなくても良かったの?」

「んう? ああ、ああいうのは別にどっちでもいいんだよ。ただそう簡単に人を殺すような真似はなるべく避けた方がいいし、どこかの衛兵に渡さなかったのももしかしたら今回の事であの盗賊さん達も心を入れ替えて真面目になるかも、というクッコロ(ルルセナの事)のしゃくりょう(?)で今回は簀巻き状態で放置にしたんだよ」

「でもあの状態のまま放置したら魔物に食わちゃうんじゃない?」

「その時は運が無かったと諦めてもらうしかないねぇ」

「……それならいっその事一思いに殺すか衛兵に渡されて奴隷になる方がマシなんじゃない?」

「だからそれも含めての罰なんだよ~。本来ああいう『異界人狩り』は極刑になるもんだし」

「そうなの!?」

 リオの過激な発言に佐夜は衝撃を受けた。まさにエポックメイキングである。

 好きだなー、こういうパワーワード。


 幻想界【アンヴェ】に着いた261期生3組の面々は地上に降りて早々、転送酔いを喰らったクラスメイトの介護に加え、異世界から転移してきた者を狙う『異界人狩り』の盗賊達に襲われ、それをサポート上級生達が悠々と蹴散らし、今は何故か2台の大型バスで東の国に移動中である。

 ちなみにこのバスには迷彩(ステルス)と気配撹乱(けはいかくらん)の機能を搭載しており、現地の人達や魔物には検知されない仕組みになっている。実際、バスのすぐ横を中型魔物(名前はタルワーナという馬形の魔物)が並走し、こちらを見て不思議そうな顔をしていたが敵意が無いのと気配撹乱のお陰ですぐに離れて行ったが。


 その後も色んな魔物を見ながら東の国へと向かった一行だが、当然バスの中で大人しくしている連中では無かった。

 まずA車内では───

 大型魔物を発見するがいなや飛び出して試し切りしようとする椿姫こと足利義輝さん。その椿姫と同じ世界から来た詩織こと織田信長は車酔い。

 その詩織が車酔いで少し吐いてしまった汚物が前の席に座っていた月(ルナ)の頭に付き、月(ルナ)が激怒。酔ってグロッキー状態の詩織の胸倉を掴んで一触即発になったのを皆が止める。

 そんな大騒ぎする連中を遠くの席から遠巻きで見ていたマック達だったが、ふと外の景色を見て噴いた。何故ならすぐ横にドラゴン(しかも深紅龍)が並走しながら飛行しこっちを見ていたからだ。

 だが敵意が無いので不思議に思ったマックは深紅龍の視線が近くにいた女子が手にしているプリッツ(勿論サラダ味)にいっていると確信したのでその女子からプリッツを貰い、更に別の女子(名前は【富士村 さなえ】)のスキル【拡縮】で1本のプリッツを深紅龍の食べやすい大きさに拡大し、そのまま深紅龍の口に突っ込んだ。

 普通ならドラゴンが目の前にいたらビックリし、恐怖で腰を抜かすのが一般的なのだが何故かマックは平気らしく、巨大プリッツが気に入ったのか深紅龍はマックに懐き、巨大プリッツの在庫が切れるまで餌付けは続き、無くなったのと同時に満足したのか深紅龍はお礼の鳴き声を発して去って行った。

 流石に深紅龍の出現に他のクラスメイトの緊張や先輩サポート組達の警戒はあったものの、マックの豪気さとドラゴンへの対応の仕方に皆マックへの評価が上がった。

 ついでにいうと深紅龍の出現に気付いた椿姫が意気揚々と「KILL!」と刀を構えていたがそこは流石にみんなで止めたそうな。


「何やってんの向こうの人達……」

「おー。まさか深紅龍を手懐けるなんてハンバーガーの人(恐らくマックの事だろう)凄いね~♪」

 溜息を付く美少女的存在、佐夜に対し、リオはケラケラと笑っている。

 そんな佐夜が乗るB車内では当然、詩織と同様に車酔いした堕天使ラキエルが隣の女子に背中を撫でられている。若干背中の羽が邪魔っぽいが。

 で、ドラゴン騒動を一切無視するかの様にカードゲーム(主にトランプ)で遊ぶ正義達と優李達。

 先ほど佐夜が耳元で叫んだが故に鼓膜が破裂した義信はティーナに治療を受けて貰っているし、覚助と御剣は佐夜と同様、昨日興奮してあまり寝れなかったそうなので何時になく静かに寝ている。ちなみに若干覚助は半目を向いている為どう見ても気絶している様にしか見えない|(笑)。

 要するにA車と比べるとB車は比較的穏やかな雰囲気で走行していた。


「ふぁ……。リオ、僕も少し寝るから着いたら起こして……」

「あいよ~」

 なのでこちらも寝不足な佐夜も少し寝る事にした。


 ・・・・・・・・・・・・。


 パチッ。←目を見開いた音


「あれ? さやや寝るんじゃなかったの?Σ(゜o ゜)!」

「うん。佐夜(・・)は寝てるわ」

 すると寝てからほんの数秒で佐夜の目が見開き、リオが少し驚いた。


「佐夜は……って事は今はキャンキャン?」

「キャンキャンて芸人さんじゃないんだからその呼び方は……」

「何でキャンキャン出て来たの?」

「んー。私にとっても目覚めてから久しぶりの幻想界(ファンタジア)だからかな。佐夜が寝てる今の内に少しだけ満喫しようかと」

「って事はしばらくはこのまま?」

「ええ、2~3日前からこの子、あまり寝てなかったでしょ。だから今、強制的に佐夜の精神を眠らせたの。でなきゃ任務中にぶっ倒れるかもだしね」

「だねぇ。リオもそこん所心配だったぉ」

 ………若干リオの様子もおかしい様な気もするが普段とさほど変わらない様な気もする。


「だから少しだけお姉さんとOHANASHI、しよう♪」

「な、何でローマ字で言ったのかNA? ちょっと怖いよ?」

「うふふふふ♪」

 妖艶な笑みを浮かべながら佐夜……もとい美里がリオににじり寄ってくる。


 そして、

「に、にゃあああああああああああああああああああーーー!!?」

 B車の中で男の娘の猫の様な悲鳴が木霊した。

 ※:といってもR-18的いやらしい事は何一つしておりません。あしからず!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ん~~っ、着いたー! ってあれ? リオどうしたの?」

「っ!?」

「???」

 佐夜に呼ばれたリオはビクッとして、ピューっと逃げ出したので佐夜は首を捻り、リオに何があったのか同じバスに乗車していた他の者に聞くと皆、顔を真っ赤にして顔を逸らした。

 え、本当に何があったん?

 っていうか何でまた身体が女体化してるの?


「お、佐夜か。ばすの中ではよく眠れたか?」

「あ、詩織さん。詩織さんも車酔い大丈夫だった?」

「なんとかな。しかし乗っている時のあの揺れは何とかならんのか?」

「あはは、そこは作った本人がワザと緩衝材(サスペンション)を入れなかったとか。「揺れも車の醍醐味だー」って」

「何だと!?Σ( ̄□ ̄|||)」

 わざと緩衝材(サスペンション)を付けなかった事に詩織は絵文字みたいな顔をした。実際そうなっているし。


「ま、まぁいい。こういうのもいずれ慣れるさ。それより佐夜、何で自分の胸を揉んでいるのだ?」

「え、あ、ああっ! 何でもない何でもない!」

 いつの間にか自分で胸を触っている事に気付いた佐夜は手を後ろにした。ちなみに揉んでいる様に見えたのはいつの間にかブラを着けていて(美里が着けた)、そのブラが少しズレていた為直していただけなのだが佐夜自身、いつの間にかその行動に無自覚だった事が今回発覚した。

 どんどん自分が女性化慣れしているのに佐夜は身震いした。


「さて皆さん。まずはこの世界のギルドに向かいますよ~」

 ティーナ先生がプラカードを持って皆を先導しようとする。

「「「待て待て待て」」」

 が、流石に目立つのでルルセナと義信、義父(ゼクター)によって止められた。

「せっかく作ったのに……」

「だからってプラカードは目立つだろ。せめて小さい旗にしておけ」

 こうなる事が分かっていたかのようにゼクターはさっきまでティーナが持っていた旗を取り出して渡しながらティーナの頭を撫でる。うむ、本当に父親みたいだ。


 閑話休題(´∀`)────


 という訳で一行は無人になったバスをアルゴノートに転送し、東の国【イルイワート】の端にある街に入ってギルドへ行き、全員分のギルドカードを作成してもらった。正直この世界のクエストとかを長々とやるつもりはないが一応この世界での身分証明書みたいな扱いになるので持っておいて損は無いのだ。


「……それはいいんだけどさ」

 だがその中で一人納得のいっていない者がいた。皆、その言葉を発した者に目を向ける。


「何で……何で俺(・)の性別が『女(日本語変換済み)』になってるんだー!?」

 その言葉を発したのは勿論佐夜───ではなく、セーラこと七原清良だった。


「何でって自分で書いたんじゃないのか?」

「んな訳あるか。ちゃんと男(日本語翻訳済み)の欄にチェック入れたわ!」

「でも性別が女ってなってる。あれ、名前も清良じゃなくてセーラになってるわよ?」

「ゑ? ぬあ、マジか!?」

 清良ことセーラ|(笑)の日本語がおかしくなっている。


「何でこんな事になったんですか七原君?」

「何でってそんなの決まってる。椿姫、詩織っ!」

「「ビクッ!?Σ(゜o ゜) Σ( ̄□ ̄)」」

 こそこそと逃げようとした2人は清良に呼ばれてビクッと肩が跳ねた。


 まぁ、つまりこういう事。

 身分証明書(ギルドカード)発行の際に書く書類を色々と記入した後(勿論この世界の言語に変換済み)、先に書いた清良は書くのが少し手古摺っている2人に自分の分の書類を渡し、見本にしながら書いていいと言い、終わったら自分のと一緒に提出してくれと言ったらしい。

 が先日、清良の花魁(女装)姿が気に入った2人は何を思ったのか、イタズラで清良の性別と名前を勝手に変えたのだ。


 で、普通は性別を偽っても姿を見れば大体はすぐに見破られる物なのだが、清良の場合、佐夜ほどではないがそれなりに美形でモミアゲが長いのでショートカット女子っぽく見えていても不思議じゃない。

 故に名前とその姿を見た受付の人も何の違和感も無く清良(セーラ)を女とみなし、身分証明書(ギルドカード)を発行したのが事の顛末。


「は? 身分証明書(ギルドカード)の変更がすぐには出来ない?」

「はい……。初回以降は1年後の更新か、ランクがBに上がらないと変更・更新が出来ない様になっているのです」

「そんな馬鹿な! だってこれ、名前も性別も違うんだぞ!?」

「それはそうなんですが……」

 2人の悪戯はさておき、すぐさま名前と性別欄を直してもらうよう受付に行くが、規則によってすぐには変更が出来ない事が分かった。これには流石に悪戯した椿姫と詩織の2人も顔を蒼褪めた。

 そして清良1人では分が悪いと踏んだのかゼクターとティーナの義親子もギルドへ変更のお願いした。だが今は上司が不在らしく簡単に許可が下りないそうで今日の所は清良の名前はセーラとなり、性別は男なのだが身分証明書(ギルドカード)には女と書かれたプレートを所持する羽目になってしまいorz。


「……で、僕の方には誰も目もくれないんだね」

「アンタの場合、今更でしょ」←愛沙( ̄ー ̄)

 そして佐夜の場合、ちゃんと性別欄を男の方にチェックを入れたのだが、やって来たプレートにはしっかりと『女』と書いてあったのは言うまでもない。恐らく親切な事務処理係の人が「性別欄の所のチェック間違えてるじゃーん」と直してくれたのだろう。要らぬ親切大きなお世話というやつだ。本当に。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 その後、落ち込む2人(佐夜とセーラ)を連れて一行は本日泊まる宿に到着する。

 と言っても流石に80人を超える宿など王都くらいにしかなく、端にある街ではそれぞれの宿に分配して止まるしかない。

 なのでここは男子組、女子組、問題児組に分かれて泊まる事に。


 男子組と女子組は言うまでもないと思うが問題児組とは実力はあるが現地で騒動・問題を起こしそうな奴が集められている組だ。勿論、佐夜とリオ、そして誰かさんの悪戯でギルドカードの性別欄が女になってしまっているセーラがここに入る。後は男子と女子の組で宿の定員がオーバーして溢れた者が一緒に泊まる。


 それぞれの宿に分散し、佐夜達も宿にチェックインした後、せっかくなので佐夜とリオ、そしてセーラと男子寮からあぶれた健太が宿の正面にある食堂(この宿と食堂は別らしい)に向かおうと宿の扉を開けて外に出た。

 その時、


 ドカッ! ガスッ! ボカッ!


「「「「っ!?」」」」

 丁度今向かおうとしていた食堂から汚れた格好をした男が店の店員に蹴られて飛び出してきた。


「死ね、この意地汚い異界人が!」

「てめぇに食わせる物なんて無いんだよ!」

「大人しくそこら辺に生えている草でも食ってろ!」」

「ぐむぅっ!?」

 そして店から出て来たコックと客達によってその男は凹られる。


「ちょ、ちょっと何やって──」

「さやや、みんなもストップ!」

「むぐ」

 流石に目の前で凹られてるのを黙ってみていられる佐夜ちゃんじゃない。慌ててその暴行を止めようとするがリオに止められる。


「リオ、何で止めるんだっ」

「そうだ。いくら格好が汚いからってこんなの酷いだろ」

「むぐぐ、むぐぐぐぐぅ!」

 そしてリオは佐夜を押さえたまま少し離れた場所まで連れて行き、3人から抗議を受ける。


 正直リオだってすぐに助けに行きたいのは山々なのだが今はそれが出来ない。

 何故ならあの蹴られている男が異界人、それも日本人で、ここへは次元転移で来たっぽいからだ。だって双方言葉が通じていないから。

 もしこれが召喚で来たのなら翻訳魔法が掛かって言葉が通じるのだが、次元転移で来た場合、翻訳魔法の加護が受けられないのだ。

 言葉が通じないという事はどこのお店にも雇って貰えず、どんどん身なりもボロボロになれば尚更どこにも雇って貰えない。

 それに先ほど宿にはいった時、時間潰しと情報収集の為、リオは新聞のバックナンバーを流し読みした時、この世界では過去、異界人による襲撃を受けたらしく大勢の死者が出た事で異界人へのヘイトが凄いのだ。


 故にこの状況で助けに入れば自分達も異界人だってバレ、自分達どころか他の宿に泊まっている仲間達も危険に晒してしまうのだ。

 リオは3人にそういう説明をする。

「じゃ、じゃあリオはあの人を見捨てると言うの?」

「そうは言ってない!」

「じゃあ何時(いつ)助けるの!?」

「それは───」

 その説明に佐夜は失望したかのような顔するがリオは慌てて否定し、その返答をしようとした時、


「おい、凹られた男が去って行くぞ」

「ど、どこに行った?」

「路地裏に入ったが?」

 リオと佐夜が口論してる中、先ほどの暴行が一通り終わったらしく、食堂の店員と客達、そして野次馬たちはそれぞれ日本人の男にかなり酷い暴言を放って食堂の中や現場から立ち去り、日本人の男がヨロヨロと路地裏に入って行くのを見たセーラがそう言った。


「よしナイス! さやや、今なら助けに入れる。行くよ!」

「え、あ、うん」

 さっきまで助けようとしなかったリオが急に許可したので佐夜達は慌ててその男を追った。


「う……うぅ………ごりごり、ぬちゃぬちゃ」

「「「っ!?」」」

 佐夜達が追ったその先で見たもの。それは次元転移に逢った日本人の男が誰のか分からない排泄物(う○こ)を泣きながら食べている光景だ。

 ※:食事中の皆様にはあまりにも不適切な表現なので想像はしないで下さい。絶対に、想像はしないでね!


 まさかう○こを食べているなんて思わなかった佐夜達3人はその光景を見て固まった。

「そんなもの食べちゃダメ!!」

「「「「っ!?」」」」

 そんな中、真っ先に動いたのが他でも無いリオだった。


 リオは自分の身体が汚れるのも構わずその男の手を口から退かし、男の口に手を突っ込み食べてしまった排泄物を吐き出させる。

 ※:何度も言いますが食事中の皆様には超不適切な表現なので想像はしないで下さい。絶対に、想像はしないでね!薬草、いや約束だからね!?


 さっきまでの態度と打って変わって男の介護をするリオに佐夜達はしばらく呆然としていたが、

「さやや、アルゴノートに連絡してカナッペか陽菜ちゃんを呼んで!」

「う、うん。分かった!」

「タッキーは水を出して、セーラは携帯の認識妨害アプリで誰もここに来ない様にして!」

「「お、おおう……」」

「急いで!」

「「りょ、了解!」」

 いつものおふざけリオとあまりにもギャップがある為、佐夜は勿論セーラと健太も面を喰らっていたが、リオに一喝される。


 ・・・・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・。

 ・・・。


「じゃあカナッペこの人をお願い」

「え、ええ、分かったわ」

 そして加奈を転移(テレポート)で呼び、衰弱以上に弱っていた男性を転移で連れて行ってもらった。ちなみに加奈もリオの変貌に面食らったらしい。いつもこう真面目ならいいのに……。


「り、リオ……?」

 路地裏で一仕事終えたリオが憂いな表情で空を見上げるのを佐夜が声を掛ける。正直声を掛けていいのか迷ったが、リオがリオらしからぬ行動を取ったので不安に思たのだ。


「……リオね、むかし協会に入りたての時にこれと全く同じ状況があってね……。その時さっきさややが取ろうとしていた行動をしたんだ」

「え、それって……」

 それはまさに先ほど佐夜が取ろうとした行動だった。そしてその時リオが取った行動によってもたらされた結果は、

「うん……。その後リオと関係があった人達が街の人達に追われてね……その時は非戦闘員の人も現場に入っちゃっていたから4人、死んじゃったんだ」

「っ」

「マジか」

「迂闊な事しなくて良かった……」

 もしあの時下手に現地の人と関わって目を付けられたりしたらどうなっていた事か。


「おまけに助けた人も結局死んじゃったからリオがやった事は無意味で……ただただ仲間を危険にしちゃっただけたっだよ………」

「~~っ、リオっ!」

 そう言ったリオの顔には涙が流れていて、佐夜は先ほど自分を止めてくれた事への感謝とリオへの献身さ、そしてリオがこういう顔をする時はリオが本気で泣いている事が分かっているのでリオを思いっきり抱きしめた。




 抱き返したリオの手が佐夜の背中部分に付き、その部分をう○こ塗れにしながら。

 ※:天丼(最後締まらねぇ)



何か最後の方、シリアスで終わらそうか迷ったけどこうなりました。

リオも結構苦労しているんだよ?

マジで。

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