第18話 ~再クラス編成とおさらい授業『物質界A・B・C』~
長いようで大分端折った模擬戦も終わり、今回からちょっとの間、説明会が入ります。
第6章までもう少しお待ちください。
あ、後、佐夜の性格がいつの間にか変わっていますがそれは後の話で語ります。
「そ、それで僕達は何組になったの?」←佐夜
「Nnー。………あった。3組だ」←マック
「? 何で数字? AとかBとかじゃなくてか?」←覚助
「そこまでは知らんよ」←月
「そもそもこの人だかりは何なんじゃ……」←椿姫
「見終わったのならさっさと去れば良いのにな」←詩織
「と言いますか、模擬戦で戦った元D組の人達も一緒みたいデス」←ロッテ
「模擬戦時のD組ってダブル勇者のか?」←清良
「女の子の方の勇者は確か『優李』って子だったよな。ボクっ娘の」←健太
「僕っ子といえばこっちにもいるでござるが?」←御剣
「佐夜と女の子の優李を一緒にしないでよ……」←佐夜
「どこがどう違うと言うんですの?」←花蓮
まだ入学して一年も経っていないのにクラスの再編成の紙を見に来た元B組の面々はクラス編成表の前に群がる有象無象達に悪戦苦闘していた。
なので仕方なく少し離れた高い場所から視力の良いマックとロッテと月、そしてマイ望遠鏡を持っている椿姫と詩織に全員分の名前を確認してもらった。まあ、当然だけど全員一緒だがそこに名前が無い場合、自主退学した事になる。ちなみに元B組からはこの4ヵ月で81人中55人(その内30人は物質界出身)が自主退学した。残念だが現実はそう甘くは無い。
「はいはい。皆さん確認したならその教室に向かって下さーい」
「ほーい……って事はまたティーナちゃんが担任?」
「ちゃん付けは止めて下さい。……そうですよ。私が担任で、クーさんが副担任になりました」
普段と性格の違う佐夜のフレンドさに一瞬しかめっ面したティーナは溜息を付いて言う。何だか嫌そうだ。
一緒に行こうとした面々だが、ティーナはまだ他の生徒達にも声を掛けるからと言ってその場に残った。
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その後、佐夜達は雑談をしながら元C組──現在は3組と表記している教室に入った。
「あ、やっと来たー」
「……遅ぃ」
すると佐夜達を見た元D組の優李とクーがそれぞれ対照的な態度で近付いてきた。
「優李はともかく何でクーは不機嫌になってるのさ?」
「……何でもない」「ともかくって何だぁ~……」
「?」
佐夜が優李をぞんざいにスルーしてクーに訪ねるとそっぽ向かれた。
「よ」
「3日ぶりね、佐夜」
「佐夜久しぶり~」
「うん、お久~」
次に佐夜の視界に入ったのは優李と同じクラスだったお馴染みの3人、正義と愛沙、そして真桜だ。真桜が佐夜に抱き着いてくる。
ちなみに真桜は口調が椿姫と酷似しているからと最近元の口調に戻す練習をしている様だ。けど逆に幼い雰囲気が出ている様な気がするのは気のせいか?
「……これでこのクラス。3組は全員揃った。早速5分後に授業を始めるから適当に座って」
「揃ったって……ティーナ教諭はまだ編成表の所にいるでござるが?」
「……今日のティーナはまだあそこでたむろっている他のクラスの生徒を自分のクラスに戻るように言う係」
「あ、なるほど」
多分先ほどティーナが不機嫌だったのは、再編成したクラスの最初の挨拶に立ち会えなかったからだろう。担任より副担任が先に挨拶するとかわけ分からない。
と、佐夜達は挨拶もそこそこにして適当に席に座る。
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「……今日は最初の授業のおさらいで『物質界』におけるA・B・Cの違いについてを最初から説明」
高・魔法使いらしからぬクーがパソコンを操作し、モニターに映像が映し出される。
『物質界』──A・B・Cの違い。
言わずもがな物質界とは『科学的世界』の事を指す。それも20~22世紀の時代の時だけ。
それより前の世界は江戸世界とか戦国世界など『過去世界』の分類に入る。
逆にそれより未来──具体的に言うと人類が自由に宇宙に行けるような時代になれば『近未来』という分類に入る。某有名なゲームで言うなら『ギャ〇クシーエン〇ェル』とか『ス〇ーオーシ〇ン』、『ド〇ゴン〇ール』なんかもここに入る。
「じゃあ俺達の場合は『明治幕末世界』って事でいいんだよな?」
「うむ。最初は訳が分からなかったでござるが、もう理解済みでござる」
「じゃな。では妾達は『戦国世界』って事で」
「そこは『安土桃山世界』でいいのでは?」
実際、過去世界から来た者達が己がいた世界を思い出していた。ちなみに誰の事を言っているのかは言わなくても分かるだろう?
「そしてA・B・Cと世界区分が別れているのはその世界における『異能認知度』の違いとそれによって引き起こされた結果で出来た世界だ」
「……あ、ヴァン」
するといつの間にか教室の後ろから入ってきたヴァンがクーのセリフを盗って続きを言う。クーはヴァンの登場に驚いてはいるが怒ってはいなさそうだ。
「ありがとなクー。本当は今日、非番だったのにティーナの代わりに授業をやってくれて」
「……別にいい。丁度今日、学園に別の用があったから」
「そっか」
「ん……」
感謝の言葉と共にクーの頭をナデナデするヴァン。え、何この突然の空気?
「えーっと……お2人さーん?」
「!?」
「おっと」
堪らず一番前にいた優李が声を掛けると、クーには珍しく俊敏な動きで後ろに下がった。
「こほん。じゃあ今回はティーナとクーに代わって俺が続きをしようか」
後ろに下がったクーがオーバーヒートして動かなくなったのを見てヴァンが「仕方ないな」と言い、授業を替わった。
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「君達がここに来た時から散々説明している様に物質界──特にカテゴリーAの世界では『異能持ち』の数が極端に少なく、また世界規模での『異能認知度』も低く、万が一異能持ちだと政府にバレてしまうと最悪排除されてしまう事もありえる。それは何故かな? っとじゃあ……鈴原いずみ君、答えてくれるか?」
「え、あ、はいっ」
ヴァンにいきなり指名された女子生徒が慌てて立つ。
「物質界『A』では異能持ちの数が少ないので政府としてはその存在を公に世間に知られたくないのだと思います。何故なら異能持ちの人間は唯の一般人とは大きく異なり、普通の人間が何十年も掛けて出来る事が一瞬でやれてしまったり、一般人では不可能な事でもあっさりと可能にしてしまうからです」
「そうだな。そしてその不可能を可能にしてしまう──言わば『奇跡』に近い力を持った人間に対し、何の異能を持たない人間からしたらどう思う?」
「そう……ですね。私も少し共感してしまいますが、恐らく『嫉妬』や『憎悪』などに近い感情を抱くかもしれません」
「サラッとぶっちゃけたな!? ま、まぁ、そういう事だ。」
そう言ってヴァンはモニターを切り替える。
「異能持ちが世間にバレれば意味も無くヒーローやアイドル扱いされ、政府にバレればその能力を使っての飼い殺しにされたり目立たない様に釘を刺されたりし、事件が起きればまず真っ先に異能持ちが疑われるのも『A』の特徴だな。そして最悪、危険因子だと言われ、暗殺や社会的抹殺を受けて死亡したり闇落ちしたりするバッドエンドなケースも少なくない」
と、ヴァンは困った顔でちょっと直視し辛い映像を出す。
そこには政府の人間に射殺された魔法使いらしき少年と、
普通の人間に殺されて死体になった仲間を抱いて泣き叫ぶ魔法少女、
そして闇落ちしたのかドス黒いオーラを撒き散らせながら国会議事堂内にいる政府の人間達を殺しまくっているヒーロー。
そのどれもがあまりにも酷い内容だった。
そしてどの映像の片隅にとある小動物の姿が───
「あ! アレってもしかして提供者!?」
「お、こんな小さく映っているのに佐夜、良く気付いたなー」
舞華関連(第3・4章参照)で戦ったあのクソッタレ小動物と、そのマスターの姿を思い出した佐夜は思わず立ち上がって画面を指差していた。少し行儀が悪い。
「まぁ、提供者に関してはまた今度説明するか後で佐夜に聞いてくれ。───ともかく物質界Aには確かに少数だが異能持ちはいる。が決して表立って行動する事は極端に少ない。誰も殺されたくは無いからな。なので物質界Aでは基本『異能持ち』は非現実で存在しない者扱いとなっている」
そう言ってヴァンは物質界Aのファイルを閉じ次に『B』のファイルを開いた。
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「これも散々説明したとは思うが物質界『A』と『B』では大きく異なる点がある。それは何かな光野詩紗君?」
「フルネームで呼ぶなぁー!」
「あ、すまん。こほんじゃあ光野」
どこぞのキャラクターみたいな名前を言われて激高した詩紗に怒られるヴァン。
「全く……。『A』と『B』の違いは単純に『異能持ち』の数ね。Aは少数ゆえ政府でも封殺出来るけどBだと異能持ちがAに比べて極端に多く、流石の政府も千人、一万人以上の人間を封殺、制御する事は出来ないわ」
「ああ、その通り。1人2人とかならともかく、例えば1万人の異能持ちを抹殺しようものなら確実に返り討ちに逢うのが明白だ。故に物質界Bでは逆に異能持ちを『支援』して世間に公表している。つまり『異能持ちがいる事を前提とした世界』だという訳だ」
ヴァンがモニターを切り替えると次に映し出されたのはとある魔法学校や異能使いが能力を使ってのボランティア活動をしているの様子。
「こんな感じでカテゴリーBの世界ではやや好意的に異能持ちが存在する事が出来、尚且つその能力を生かして様々な事件解決などにも貢献している」
と、ここまで悠々と語っていたヴァンだが次の映像に切り替えるとともに困った顔をする。
「え、これって……?」
「……何で魔法使いと軍人が戦っているの?」
するとその映像を見ていた愛沙と加奈が絶句していた。
「カテゴリーAと比べると比較的に交友的だった様に見えた異能持ちと一般人だがある日を境にその関係性は一変する世界も現れる。こっちを見てくれ」
と、ヴァンはデバイスを操作し、あるグラフを出した。
「これはとあるカテゴリーBの世界においての異能持ちと一般人との割合を示している」
その世界での2000年時には人口割合が100億とし、一般人と異能持ちとの割合が一千万分の一、つまりこの時代では千人しか異能持ちはいない事になる。
しかしそこから50年後、その割合は激変し、一般人と異能持ちとの割合は1万分の一、つまり僅か50年で異能者の数が百倍になっているのである。
となれば、今はまだ一般人の数が多いが、後数十年後にはその数が逆転し、「いずれ異能者達がこの世界を支配するのでは?」という疑心が一般人達に広がり、遂にはその数がこれ以上増えない様、世界政府は異能者達へ駆逐宣言を行い、その後圧倒的戦力不足を補う為、過去の第1・2次世界大戦の時と同じように一般人も含めた軍人と異能者との全面戦争が勃発した訳である。
「折角上手く行きかけていたのになんて事……」
「まぁ、これはあくまでも極端な答えを出した世界での話でちゃんと共存している世界もあるから安心しろ」
「そ、そうなんですの……良かったですわ……」
口に手を添えて泣きそうになっていた花蓮をフォローするかの様にヴァンは補足した。
「ちなみにカテゴリーB世界はA世界に比べて圧倒的に異能持ち──異能者の数が多いのは分かっているがそれは何故だが分かるか覚助?」
「え゛? 俺に聞くのか?」
「ああ、普段から授業を聞かずして寝ていると報告を受けているからな。理解度を試す為に聞いている。どうだ分かるか?」
「あーえっと……確か『次元の歪み』が影響しているとか何とか……?」
しどろもどろになりながら言う覚助。目が泳いでいるぞ?
「何とかって……。まぁ、正解っちゃ正解か。昔から神社や教会などで働いている巫女やシスターの中には霊能力や神通力、魔法を駆使して悪霊や悪魔と戦っている映画や漫画などに出てくると思うが、逆にそれは何でだと思う正義?」
「今度は俺かい!? んー、多分神社には鳥居などの鬼門──霊界・冥界などに繋がる道、教会には神界・天界に繋がる道があり、それらは所謂『次元の穴』と言われていて、常日頃その近くにいる者達の『魂』がその穴、もしくはその先に繋がっている世界の余波・力場に影響されて変異し、異能力者へと昇華したって聞いたけど合ってるか?」
「おおう……やけに詳しいな。優秀過ぎて逆に引いたわ……」
自分から聞いてきたのに引いているヴァン。
「やけに詳しい正義が言う様に、神社や教会にはこういう他世界へ繋がる『次元の穴』が存在し、その穴、もしくはその先の世界の力を無意識に受けてしまった者達が異能力者へ昇華してしまうのがそもそもの始まりだったんだ。これはカテゴリーAにも当てはまり、A世界にも次元の穴は実在する。が、今はBの話に戻ろう」
ヴァンは今度、神社や教会ではなく、街のド真ん中の上空に空いた次元の穴をモニターに映す。
「先ほど次元の穴が人の魂に影響をもたらすと言ったがこれもその一因だ。見ても分からないだろうが、この次元の穴は普通の人間には見えない上レーダーにも観測されない。尚且つ見えないが故にそこにいる人達はその危険性に気付かず、少しずつ少しずつ異能力者がその力に覚醒しその頃になってようやくこの穴に気付くわけだ」
そこまで立て続けに言うヴァンは一度区切って続きを言う。
「でも気付きはするがその次元の穴は基本俺達の様な協会や機関の持つ技術、もしくは神でないと塞ぐことは出来ないのでどうする事も出来ず、その世界ではその後爆発的に異能力者が増え続ける訳だ。先ほどのグラフもこの次元の穴が影響した為、こんな結末になってしまった訳で、俺達が来た時にはもうこの世界は次のステップに進んでいた。それがこのカテゴリーC世界だ」
「「「「「「「ここで物質界C!?」」」」」」」
立て続けて今度は一気にBからC世界のマップを出すヴァンに生徒達は思わずツッコんだ。
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「さてここで一気にC世界にまで飛んだのだが、この世界はどういう世界か説明できるかな太陰光?」
「うす。この世界はぶっちゃけ滅んだ世界だ!」
「うむ。説明不足で半分だけ正解だな」
「半分!?」
自信満々に答えたヤンキー姿の月だったが半分不正解だと言われてショックを受けていた。何か可愛い。
「正確にはある国だけが滅ぼされた世界の事を指す。さぁ、ここで問題。この滅ぼされた国とはどこの国でしょうか、義輝」
「うむ? ん~~? 南蛮かの?」
「どこの南蛮国だそれは!? お前にとって日本以外全部が南蛮だろ?」
「うむ」
「威張っていう事か………ったく。じゃあ代わりに……清良っ」
「代わりに振られた!? っと……。……。……ヒントは無いっすか?」
「大分間が開いたな!? じゃあヒント……というかこれ見たら一発で分かるか」
急に振られても答えが分からなかった清良がヒントを求めたのでヴァンは仕方なく色んなカテゴリーC世界の世界地図を表示する。
「………あ」
「え、これって……」
「まさか……だろ!?」
そしてその世界地図に表示されていない国を発見した佐夜、愛沙、健太が思わず言葉を漏らした。
「日本が……無い!?」
一瞬遅れる事、清良もその事に気が付いた。
「そういう事だ。カテゴリーC世界ではほぼ全ての世界で『日本』が地図上から消えている。これは文字通り先ほどのカテゴリーB世界で起こった戦場が日本だからっていう事もある。何で日本が戦場になってしまったのか、それは日本が『安全国家』だからというのが大きな原因になっている」
「安全国家なのに戦争が起きるってどういう事!?」
堪らず優李が声を上げた。
「ほら、外国の王族の子供や貴族の子供が留学に来るシーンが漫画やゲームであるだろう? それと一緒で『日本は安全だから』という理由で異能力者達が日本に多く集まる様になっているんだ。どこの世界でもな」
実際、そういう漫画やラノベ、ギャルゲ(エロゲ)にそういうキャラクターが多いのもこういうケースがあったからだ。
「なるへそ。日本にそういう異能力者が集中する事で結果的に周りの国から脅威に感じ取られ、軍人やら核兵器やらを撃ち込まれる訳か。しかも周りが海だから逃げ場が無い」
「ああ。それで全ての異能力者がいなくなるわけではないが、少なくても安全地帯と呼ばれていた日本が物理的に消去される事によって安全な場所が無くなり、本格的に全面戦争になってしまうんだけどな」
「ダメじゃん……」
理解の早いマックが銃の構えでヴァンを指しながら言い、ヴァンも困り顔で結論を言って真桜がツッコむ。
「で、結局日本が消えた後、なんやかんやあってようやく一般人と異能力者との戦いが終わり和解したものの日本はもう無くなっており、この世界では日本名は珍しい名前扱いとなっている」
とヴァンはどこかで見た事があるゲーム画像や漫画の世界を映し出して言った。
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「最後にこれは物質界の0,1%にも満たさないがカテゴリーD世界も存在する。ぶっちゃけていうならあの有名な世紀末伝説の漫画に出てくる世界だと思ってくれればいい。国としての秩序は無くなり、言うならば暴力が支配する世界だ」
「うへぇ、そんな世界行きたくなぃ」
「行きたくなくても行かないといけない時があるかもしれないから文句は言うなよ」
「ユー〇ッショック」っと口ずさみながら言うヴァンに琢磨と蒼太朗が雑談する。
「これで一通りおさらいしたが、何か質問ある人はいるかー?」
「はい!」
「おおう!? 元気良いな……で、上原何だ?」
最後の質問コーナーにてここまで黙って聞いていた上原彩が元気よく手を上げて逆にヴァンが引いた。してやったり。
「カテゴリーB世界で戦争が起きてC世界になったのは前にも聞きましたけど、AからCにもなるって聞きましたよ?」
「ああ……確かにな。確かにあるけどそれはレアなケースだぞ? 例えば某有名な『ター〇ネーター』の内容を思い出せばいいかな? あれは確かに異能力者が存在しないからAからCになってるよな?」
「そっか……それなら納得です。確かにレアですよね」
「まぁな。実際あれは最終的に人間側が勝ったのでカテゴリーCになるが、もし負けて人類が絶滅していたら恐らくその世界は『機界』扱いになっていると思うかな?」
※:その他にも日本で超大規模な地震が全国で起き、各地域の原発でメルトダウンが起きて日本が崩壊した世界や、環境破壊などで北・南極の氷が解けて海面上昇し、日本沈没した世界、あと、バイオハザードが起きた世界のケースもあります。
「じゃあ、今日はここまでだな。次回は───」
バァンッ!
「「「「「「「っ!?」」」」」」」
とヴァンが締めに入ろうとした時、誰かが教室に転がって入ってきた。
「いふもいふもあふぁまっふぇひふぉは(いつもいつも貴女って人は)~(怒)」
「まんふぁふぉ(何だとぅ)~! ふぃーふぁふぁっふぇひふぉふぉふぉふぉふぁひふぇふぁいふふぇひ(ティーナだって人の事は言えない癖に)!」
というかリオとティーナだった。転がりながら互いの口をうにょーんしている。喧嘩の様でそうは見えない様にも見える。
「何やってんだお前等は……」
結局最後は終わりの号令を掛けるまでも無く、騒がしいまま授業が終わった。
ちなみにちみっこ2人の喧嘩の原因は誰も知らない。
※:あくまでもこれは協会と機関内での設定で、その他の組織やその他の小説とは何の関係性もありません。
次回は12/4更新予定です。
では。
佐夜の性格変化は次回ベリアル登場にて語ります。




