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異世界無双禁止規定(ステージ オブ グラウンド)『緩』 ~歌姫神と称された少年のあれこれ~  作者: 浅葱
第5章 ~学園狂想曲(スクールカプリッチオ)~
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第12話 ~クラス対抗模擬戦・Part2 もう一人の残念勇者(軽め)~

 すみません。スー〇ーマリオオデッセイ(伏字の意味無し)のプレイ動画を見ていたらもうこんな時間になってしまいました。

 え? 買わないのかって?

 スイッチが高いので安くなってから買おうと思います。


 っとと、関係無い話になってしまいましたが本編の方をどうぞ。今回はやや短めです。主にマリオの所為で(笑)。


 クラス対抗模擬戦2回戦。


 1回戦を勝ち上がってきた7チームと、1回戦の抽選にてシードで不戦勝の1チーム。そして1回戦で2位で敗れ、敗者復活で勝ち上がってきた1チームの合計9チームで再抽選し、1回戦同様3チームずつ戦うバトルロワイヤルだ。

 1回戦を余裕で勝ち上がってきた勇者が2人いる正義達チームとチャアの反則ギリギリで1発KOで勝ち上がってきたリア達はともかく普通に勝ち上がってきたチームや敗者復活で復活した佐夜達は体力面で若干ハンデがある。

 出来るなら抽選で正義達やリア達と当たらない様祈るだけだ。


「って思ってたのに……」

「思いっきりぶつかっちゃったね~」

 抽選の結果、同じクラスの覚助達やA組のリア達とは当たらなかったが、正義達のチームと2回戦で当たる事になり、佐夜は溜息を付いた。


 正義達のチーム構成はまず当然勇者の正義に、守護・回復役の愛沙、もう一人の勇者である【白川優李(しらかわゆうり)(女)】とその優李の仲間である斧使いの【リベッタ】と黒魔法使いの【メメット】、そして最後に瞬間移動(テレポート)スキルを持っている物質界出身の【環(たまき) 加奈(かな)】の6人。ちなみに補欠の2人の説明は省く(勿論この2人も女の子)。

 後、真桜は魔王チートな上、まだちゃんと制御が出来ないらしいので今回はメンバーから外れているらしい。

 ぶっちゃけ正義以外全員女の子なので、ある意味ハーレム状態だ。他のチームの男子からの物凄い嫉妬視線が半端なく正義の背中に突き刺さってる(様に見えた)。


「ふんっ、君が例の男装女子ね」

「ん?」

 他の男子から嫉妬の槍を喰らい続けている正義を見つめていると、いきなり青髪サイドテールの女子に声を掛けられた。


「話は正義君と愛ちゃん(あと真桜ちゃん)から聞いてるわ!(ビシッ)」

「な、何を?」

 そして人差し指を指しながら仁王立ちで聞いてくる蒼髪女子。


「君が行く色んな世界の先々で人を誑しまくっているって!」

「は?」

「は? じゃない。実際君のクラスにいる新撰組っぽいイケメン──覚助君だったかな? あの人と君がオリエンテーションの時にラブコメしていたのを私はあの時、この目で見てたもの」

「え、あ、いや……あの時の事はちょっと……」

 現在の(男の性格の)佐夜にとって、今あの時の事を思い出すと鳥肌物だ。


「それに他に魔族組の講師であるベリアル先生や、たまに街で見かける機関に所属しているやすしって人とか舞華って女の子も君に相当惚れ込んでいるらしいじゃない!」

「ほ、惚れ!?」

 確かにその3人共佐夜の知り合いではあるがこの3人が佐夜の事が好きっていう事を佐夜本人は知らない。


「この……人誑(ひとたら)しの痴女が!」

「人聞きの悪い事を言うなっ! つか誰が痴女だ!」

「君だよっ」

「だから痴女じゃない! つかそもそも俺は男だ!」

 人誑しとか痴女扱いされるので手っ取り早く己の性別を言った。が、


「はっ。そんなの嘘よ! 君みたいな可愛い子が男の子な訳無いじゃない! それにそのおっぱいもさらしで巻いているだけで、たまに女子制服着てさらしを外した時、大きなおっぱいが出てくるじゃない!」 

「公衆の面前でおっぱいとか言うなっ」

 この蒼髪女子が大声でおっぱいおっぱい言うので周りにいた人達に見られる。これじゃどっちが痴女なのか分からない。


「こほん、そういえば自己紹介がまだだったわね」

((強引に話を切り替えた!?))

 周りの視線にようやく気付いた蒼髪女子が無理矢理話題を切り替えた事に佐夜とリオが頬を引き攣らせる。


「ボクは正義君と同じ勇者の祝福(ギフト)を持っている白川優李(しらかわゆうり)よ(ドヤァ)」

「うわ、凄いドヤ顔」

 再び指を指しながらドヤ顔で言ってくる優李に堪らずリオがツッコんだ。アホ、こういうのは下手にツッコむと面倒くさい事になるっての。


「ここに来る前にいた幻想界でボクは仲間達と悪の(・・)魔王を倒し、その世界の人達から勇者どころか英雄とまで言われたんだからっ」

「勇者と英雄どっちだよ……」

 似て非なる存在だろ。勇者と英雄は。


「……けどね。ボクの仲間達はみんな女の子しかいないから全く男っ気が無くて全然恋バナ出来やしないし!」

「そんなの知らんがな」

 一体何が言いたいんだこいつは?


「ボク達が一切の男っ気も無く悪の(・・)魔王を倒す旅をしている間、他所の世界で乙女ゲーや百合ゲーの様に人を誑(たら)してる人がいるなんて夢にも思わなかったよ……っ」

「そこはせめてギャルゲーと言え!」

 その2つは主人公が女の子じゃないか。


「だからここに来て正義君達から君の話を聞いた時こう思ったよ────羨ましいってねっ!」

「そっちかい!?」

 てっきり「真面目にやれ」と言われるかと思ったが全然違った。


「───あ、そんな所にいた。優李っち、そろそろ時間だから控室行くよー」

「あ、うん、今行くー。……ってな訳で、美里佐夜! 次の2回戦でこのボクと戦いなさい! いいね!」

「え、あ、ああ。善処するよ……」

 そう言いながら優李は台風の様に去って行った。


「結構キャラ立ちしてたね。あの人?」

「ああ……久しぶりに濃い奴に出会ったな。つか2回戦、俺は出ないけど。多分」

「え?」

 じゃあさっきの返事は何だったんだとリオは思った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 クラス対抗模擬戦、2回戦。

 

 ルールは1回戦とほぼ同じなのだが2回戦では試合中、1回(・・)だけ選手交代が可能になる。

 そして1回戦では『生き残り2人以下で敗北』が『1人だけ残っても敗北』になる。つまり2人までならまだ戦えるってわけ。


 で、佐夜達の対戦カードは正義達のチームと、そしてZ組、つまり魔族チームと当たる事になる。

 先日臨時講師に就いたベリアルが言っていたが、新入生に魔族がいる場合、すぐには他の人種と一緒のクラスには出来ないんだそうだ。理由は簡単、基本魔族は自己中で粗暴な奴が多いので最初から他の人種と一緒にすると絶対に喧嘩が発生するらしい。

 なので最初ある意味魔族だけ差別(・・)みたいな扱いになってしまうが、そこは種族別的な性格上致し方ない。といってもそれらの自己中で粗暴な性格は大体1年もすれば大体落ち着くので、適度な頃合いを見て他のクラスに編入させるのだ。

 とはいえまだここに来て3~4ヵ月。魔族の粗暴な性格はまだまだ矯正されきっていないので、この模擬戦では大きな不安材料になる。

 ………何も問題が起きなければいいのだが。




『2回戦、第一試合を始めます。各チームは所定の場所に移動してください』


「お、遂に出番かー」

「き、緊張しますデス……(1回戦では何も出来ずに敗北したから)」

「全然休憩できなかった」

「同じく……」

「何じゃ、この軟弱者めが。もっと気合入れてしゃきっとせんか!」

「「誰のせいだと思ってる……?」」

「はは……。戯れるのもいいけどそろそろ準備しないと時間ないぞ」

「oh…そうだった。1回戦では碌に確認(メンテ)出来ずに敵陣に突っ込んだ奴がいたからな」

 やれやれと手を振って呆れるマック。

「ほう……それは一体誰の事なのかの?」

「自覚してんじゃねーか」

「反省はしていないみたいデス」

「妾の辞書に『反省』という文字などは無い!」

「「「威張っていう事か!」」」

 ふんぞり返って言う椿姫にマック達3人(マック、健太、月(るな))がツッコむ。


「何やってんだあいつ等は……」

「緊張してないだけマシだろう」

「そりゃそうだけど」

 結界の外で交代の為に待機している佐夜と詩織が馬鹿な事をやっている6人を見て呆れた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そしてその頃、D組の正義達のチームはというと、

「何であの子出てないのさ!?」

「いや、私に言われても知らないわよ」

「っ!」

「だからって俺を見るな。俺も知らんし」

「じゃあどういう事なの!?」

「ど、どうどう優李。落ち着いて」

「はぁ、はぁ……」

 訳も分からずに怒る優李にチームメイトは「大丈夫かこいつ?」と言わんばかりの表情を浮かべる。


「まぁ、佐夜達のチームについては当たってみないと分からないけど問題はあっちね」

「そうだな」

「魔族組……」

 眉を顰めて言う愛沙に正義も腕を組んで思考し、メメットも小さく呟いた。


 1回戦で負けた佐夜達の事は敗者復活で残るとは思わなかったので偵察する暇は無かったが、正義達の試合の後に行われた魔族チームの試合は観戦する事が出来たのだが、その試合はちょっと酷かった。

 具体的に言えばジュエルが黒色になって割れた場合、その者は失格扱いになるのだが、魔族チームの場合割れる寸前で自爆技を放って相手チームの者も失格に巻き込んだり、失格になっている者への明らかなオーバーキル攻撃を行ったり(暴走(バーサーク)中などで意図的にやっているかは不明)、失格になった者を盾代わりにしたりと割と反則ギリギリで、かつ中々非道な攻撃手段に出たりと流石魔族と言わんばかりの行動を取ってくる。

 ……勿論、普段の生活では教員達による教育のたわものによってそんな事はしないのだが、戦場(せんじょう)での話となると魔族達は目の色を変えた様に獰猛になる。中には大人しいのもいるが。


「あいつ等がどんな攻撃を仕掛け、どんな行動を取ってくるのか全く予測付かねーな……」

「やはりここは慎重に、かつ追い込み過ぎない様に戦うしかないね。また自爆技をされて巻き込まれたら厄介だし」

「……というより私、魔族(あいつら)大嫌い」

「いや寧(むし)ろ魔族が好きな人っている?」

「絶対いない。だってあいつ等は悪魔そのもの」

「悪魔て……まぁ、悪魔、だね」

 リベッタと優李が作戦を練っているその横ではメメットと加奈が良く分からない会話をしていた。多分メメットは魔族に対して何か恨みがあるのだろう。

 つか悪魔と魔族ってどう違うんだ?

 ※:地域(せかい)によって呼び名が違うだけで基本同じ☆


「それよりも魔族のチームにあの子がいるのがちょっと気になるわね」

「あの子? ……ああ、ミシバ・イクロで捕縛した魔族か」

 正義と愛沙が見たのはミシバイクロの廃工場で捕えた悪魔少女【アラベラ】の姿。メリ校(メリファカルト学園)に入学してきてからあまり見かけないのでZ組にいるんだろうと思っていたが、まさか模擬戦のメンバーになっているとは思わなかった2人。まさかまたゴーレムを出してくるんじゃないだろうかと思考する。


『2回戦、第一試合開始まで残り30秒────』


「っと、喋るのはここまでにして、みんな構えるぞ!」

「ええ!」

「おっけぃ!」

「いっちょやったらぁ!」

「魔族は殲滅……っ」

「いや殺したらダメでしょ」

 もうまもなく始まるという事で正義達6人は武器を構えて他の2チームへの警戒をする。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ゴーン!


 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


 そして試合のゴングが鳴り3チームが激突する。



 ………続きは次回へ(多分長くなると思うので)。


 次回は11月2日に更新予定です。

 マリヲはさっさと見終える事にしますが見終えてしまったらもうそのゲームをプレイする価値無いんじゃないかな……。

 では。

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