第8話 ~3ヵ月後~
はい。入学式とオリエンテーションを終え、3ヵ月が経過しました。
相変わらず佐夜達の周りは騒がしいです。
新世界【イニシエ】内にあるマンモス校【メリファカルト学園】、通称【メカル】に佐夜達261期生、約800名が入学し、早3ヵ月が経った。
この3ヵ月間、佐夜達が一体何をしていたのかというと、
物質界以外の出身者→翻訳機(魔法)無しでは日本語が通じない、読めないので日本語を優先的に習得。
物質界出身者→翻訳機(魔法)無しでも日本語が通じるので、幻想界などの物質界以外の出身者達との力量差を埋めるべく、鍛錬を優先的に行う。
つまりマック達や幻想界出身の者達は戦う事が日常茶飯事なのである程度の強さは既に身に付けてはいるが、イニシエでの言語は日本語なので翻訳機無しでも話せるよう日本語を習い、逆に佐夜や正義達の様な異世界バトル経験者はともかく、戦闘経験も異能もそれほど無い新入生の約半分(400人)以上を占める物質界出身の者達は鍛錬や異能習得への修業を余儀なくされた。
そして互いに勉学や鍛錬に勤しみつつ、気が付けばもう3ヵ月は経っていた。
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「そろそろ『選別期』か……」
「ですね……」
朝の職員室でヴァンとティーナが紅茶を飲みつつ物思いに耽る。
「今年は稀に見る次元迷子(難民)者が多いので正式に協会入り人も多くなりそうかな……と思ったんですけど……」
「結局、一月も経たずに新入生の半数を占める400人ほどが離脱しちまったもんなぁ(ズズズ)」
「まぁ、その殆どが戦闘経験も異能も無い物質界出身者なので当然と言えば当然なんですけどねぇ……(ズズズ)」
溜息交じりで紅茶を啜る2人。
実際、毎年何百人かの新入生がその鍛錬の厳しさに耐え切れず離脱する生徒が多発するのだ。それもその殆どが『戦闘経験&異能開花無し』の物質界出身者の半数以上を占める。
逆に物質界出身者で大体残っている様な人というのは佐夜や正義、健太などの他の人達よりは多少戦闘経験がある者や、覚助&御剣や椿姫&詩織などの昔の猛者達。後は心臓に毛が生える程強い精神力の持ち主だけだ。
そして離脱した者達への対処も色々とある。
1つ目が亜空間内で移動する為の艦を操作するオペレーター兼雑務への道。
2つ目が桜井ゼロ率いる科学班への移籍。勿論最初は雑用から。ちなみに義信も最初離脱組でここに配属したのだが、色々あって学園に復学した。そのパターンもあり。
3つ目がイニシエ内での商売。ただし、商売をする為には世界間流通免許が必要になるので、持っていない場合はバイト扱いになる(後々免許を取得する事も可能)。
4つ目がイニシエからの撤退。それぞれが元の世界(または近似世界)へ生活基盤の支援をし、元の日常を再開される。ただし、その世界で何か不可解な事件や異変があった場合は協会への連絡をすること。
5つ目が完全なる離別。イニシエから撤退し、最初の生活支援を行った後、記憶処理を行って協会との記憶を消し、完全に関係を絶つ。
6つ目。それとは別に忍(草)への道もある。こっちはリオが通って来た道。
「結局、美里さんは残りましたね……」
「ん? お前佐夜の事、嫌いなのか?」
すると突然、ティーナは佐夜の名を不満気に出し、ヴァンが眉を顰める。
「い、いや、嫌いという訳ではないんですけど。その……あの人は兄さんの好みの方なので警戒を……」
「いや、そもそもあいつ男だろ」
「け、けど、美里さんが身に着けている『刻詠の腕輪』。あの腕輪の影響で美里さん女性化するじゃないですかっ」
「身体は、だろ」
「何言ってるんですか。見た目からして兄さんの好みドストライクじゃないですかっ!」
「だから人の性癖を大声で言うなよっ!?」
そんな兄妹のやり取りを他の職員の人達は生暖かい目で見ている。
「……2人共。こんな朝から元気過ぎる……。頭に響くからもうちょっとボリューム下げて……」
「あ、すまん」
「すみません、クーさん」
「……分かればいい」
そんな2人の下に徹夜明けでフラフラ気味のクーがコーヒーを片手にやって来て椅子に座る。
クーは佐夜達の隣のクラス、愛沙達のクラスの担任だ。教科は魔法関連。しかし世界ごとに使う法則や術式、媒体なども違うので事細かい事までは教えることが出来ない。これは生徒毎に違う術式を教えるのが大変だからである。
「……ちなみにティーナ。そっちのクラス、後何人残ってる?」
「え? ええっと……大体半分くらいですね」
「……そう。そっちもそんな感じなのね」
コーヒーをズズズっとちびちび飲みながらクーはティーナに聞く。
各クラスに分配されている物質界出身の生徒達だが、やはり各クラスとも離脱者が多く出ているらしく、ティーナとクーのクラスは最早半分の50人を切っている。しかもその内20人はサポート役の上級生なので実質残っているのは30人くらいだ。これでは普通の高校と何ら変わりない。
まあ、離脱者が出たとしても先ほど説明した通り、5つ目の完全撤退でなければ何らかの役に立つので入学自体は無駄にはならないし、また義信の様に何かしらのきっかけで復学もありえるので割とそこら辺はルーズな学園である。
「って事はそろそろクラス統合する頃か」
「そうしたら何人かは担任から外れますね」
「……ティーナと私のクラスが統合したら担任の座はティーナに譲る」
「いえいえ、担任はクーさんにお任せしますよ」
「………無理。しんどい。魔法の研究のし過ぎで死ぬ……」
「ちゃんと寝ろよ。そりゃ死ぬ」
どんなにしんどくても魔法の研究を止めないのがクースタイル。マジでいつか過労で死ぬんじゃないか?
「リオォォォ─────────ッ!!(怒)」
「くあああぁぁぁぁ!?」
そんな職員会議をしているとすぐ横の廊下でやけに聞き覚えのある怒声が聞こえてきた。そして偶然にも廊下と職員室を隔てる窓が開いていた為、廊下側に近い席のクーがその怒声に反応して発狂して撃沈した。
「……またリオが何かやらかしたのか」
「……その内、本当に嫌われるといいんです。あの子は」
最早定番となりつつある佐夜のリオの捜索(怒声あり)。
佐夜が入学してきてから3ヵ月。ほぼ週一のペースでリオは佐夜(稀に覚助や健太も巻き添え)を標的に色々な悪戯をし、それに気付いた佐夜がリオを怒るというこれも定番行事になっている。
といっても毎回こんな怒声を撒き散らせながらリオを探しまくる訳じゃなく、程度によって違う。
そして今回はかなりマジで怒っているご様子。
「佐夜がここまでキレているという事は───」
ガラッ!
「ここかっ!?」
佐夜が職員室のドアを開けそこに居た職員達は皆ビクッとした。
「ヴァン! リオの馬鹿見なかったか!?」
「いや、今日はまだ見てないぞ。それよりも今回は何があった?」
「───その恰好を見れば想像は付きますが…・・」
職員室へ入ってきた佐夜を見てティーナが溜息を付いて言った。
リオへの怒りを露にして職員室に入ってきた佐夜。その恰好は入学式で見せた女子制服姿。おまけに美里憑依バージョンにて佐夜の胸には大きなおっぱいが出現している。恐らくリオと美里が2人して結託し、佐夜をこうしたのだろう。と、3人は推測した。
「もう既に何となくリオを探している理由は分かるが一応聞こうか。何をされたんだ?」
「服、隠された! おまけに憑依されて女の子になっちゃってるし!」
「それは見れば分かりますからそんな大きな物をプルプル震わせないで下さい」
「だって仕方ないだろ。ブラなんて持ってないから勝手に揺れるっつの!」
「「「何……だと?」」」
今までも何度か女性化した事があった佐夜だが、まさか女性化した時用の下着をひとつも持っていなかった事に3人───いや、それを聞いてしまった他の職員達も思わず絶句した。しかも男性陣は鼻血が出たり、佐夜の胸元に視線を集中させたりしている。勿論佐夜はその視線に気付かない。
「……っ。ティーナ。とりあえずそのエロっ娘を教室まで連れて行ってくれ」
「鼻血を出しながら言わないでください……。ほら美里さん、教室に行きますよっ」
「え、うわっ、急に引っ張るなって! 胸が、胸が服に擦れて痛い!」
「くぅっ! 何ですかそれ。嫌味ですか!」
「そんな事を言われてもしょうがないだろ。俺の意思じゃないし!」
Fカップ(あれから何故か更に成長した)である佐夜の揺れるおっぱいを妬みながらBカップのティーナは佐夜の手を引きつつ教室へと向かった。
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朝のHRでの連絡事項。
「────と、いう訳なので近い内にこのクラスは他のクラスと統合されます。そしてそれとは別にクラス対抗模擬戦もありますので今の内に誰と組むのか話し合うといいでしょう。質問はありますか?」
「はい」
ティーナの質問タイムに宝堂院花蓮という金髪ロールが挙手する。
「その模擬戦とやらはクラス統合の後に行われるのでしょうか?」
「いえ、おそらく模擬戦の後に行われるものだと思われます。その結果次第で統合するクラスが決まると思いますので」
「そうですか」
そう言って宝堂院は納得し質問を終えた。
「では他に質問ある方はいますか?」
「では妾が」
「……足利義輝さんどうぞ」
次にまさかの人物が挙手をしてきたのでティーナは苦笑しながら椿姫を指名した。
「模擬戦とやらに出たとして、つい相手を殺っちゃってもいいのかの?」
「つい、でも殺っちゃったらダメです。入学当初からそうですがホント貴女、バイオレンス過ぎませんか!?」
「……その『ばいおれんす』とは何じゃ?」
「残虐行為が好きな事だよ」
「そうか……なら妾は『ばいおれんす』で結構じゃ!」
「威張って言う事じゃありません!」
「???」
何かバイオレンスという語呂が気に入ったのか堂々と名乗ろうとした椿姫にティーナがツッコむが当の本人は気付かない。割と天然。
「と、とにかく。近い内にクラス対抗模擬戦があると思いますがその前にクラスの代表を決めないといけないので話し合いか何かで決めましょう。何か案はありますか?」
「ヤー!」
「げ、元気があっていいですね……マックさん」
「やっぱこういう時は適当にパーティを5~6組くんで直接バトればいいじゃねーか。そうすりゃ誰が現時点で強いか分かる」
「それはそうですが5~6組くんだ後、全員がバトル終える頃にはヘロヘロになってるかと。それに時間もありませんし、何より組んだパーティ内での相性などがあるので一概に強さだけで決めるのは良くないかと」
「Oh…そうか……」
先ほどの元気は何処へやら、しゅんと落ち込んだマックはロッテに慰められている。
「まぁ、あくまでも近い内なのでまだ焦る必要はないでしょう。ではこれでHRは終わりますが他に何かありますか?」
「ん。何で佐夜はまた女子の服を着ているのだ?」
「っ!(赤面)」
「……それは本人に聞いて下さい。といいますか皆さん薄々気付いてるんじゃありません?」
「まぁ、りおがおらん時点で下手人が確定している様なもんじゃからのぅ」
ティーナと椿姫の言葉にクラス中がうんうんと頷き、佐夜は顔を真っ赤にしている。この3ヵ月で何度リオが佐夜に対して悪戯をしてきたかクラスメイト達は全員知っている。現に佐夜が女子制服を着て登校するのは入学式を含めて5回目だ。
「まぁ、真っ赤になっている佐夜さんと行方不明のリオは置いておいて、とりあえずクラス統合と模擬戦に向けて話し合って下さい。ではHRを終わります」
と言ってティーナは教室を後にして教室の扉が閉まった。
その途端、
「佐夜ちゃん。やっぱりその恰好の方が可愛いよ!」
「これからは絶対その制服で登校しようよ」
「帰りにカラオケ行こっ。アイドルの歌を間近で聞きたい!」
「それよりも私は佐夜っちの手作り弁当が食べたい。あーんって」
「う、うわあああああ!?」
ティーナが出て行った途端にクラスの女子達が一斉に佐夜に群がり始め、佐夜は悲鳴を上げる。ちなみに月はもうかれこれ何回かもみくちゃにされた経験からか、佐夜が女子制服を着てきた時は佐夜から少し距離を開けている。
「あはははは……相変わらず佐夜は女子にモテモテだな」
「女子だけでなく野郎共も佐夜を狙っている節はあるけどな」
「そうでござるな。現にここにも1人……いや2人ほどいるでござるが」
「「それは一体誰の事だ?」」
「「「お前等だよ」」」
一方もみくちゃにされている佐夜を知る目に男子達も佐夜の事で話題が盛り上がる。
佐夜が入学して今期の絶世の美少女として降臨し、更にはミシバイクロで収録した歌や映像がきっかけでアイドルとしてデビューしてしまい、今やイニシエ内にて佐夜を知らない人間はそうそういない。
「にしてもあのガキどこ行ったんだ?」
「佐夜をあのままにして終わり。という事は無いとは思うが」
「じゃの。あの小娘の事だからまだ何か企んでおるのだろう」
「そ、そんな事はないと思いマスが」
そしてこちらは割と佐夜と仲が良い4人が未だ教室に現れないリオの事で話し合っていた。
「アテンションプリーズ!!」
バタンッ!
「「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」」
すると突然後ろの扉からリオが思いっきり大きな声と共に扉を開けて入ってきた。
「あ、リオ! お前また俺の服隠しただろ!」
「そだよ。……でもさやや、リオね、超重要な事を忘れていたんだよっ」
「超重要?」
朝の出来事に対してリオを問い詰めようとした佐夜に対し、リオは何か思いつめたような顔をして言う。その神妙そうな顔に佐夜は首を傾げる。
「さやや。ブラジャー着けてないよね? というか1つも持ってないよねっ!」
「なっ!?」
「「「「「「「「「「っ!!?」」」」」」」」」」
リオの発言により佐夜は再び顔が真っ赤に染まり、クラスメイト達は皆、佐夜の胸元に視線を送る。
「た、確かにこのライン……ブラしてない!?」
「ちょ……っ。佐夜ちゃん、ダメだよ女の子なんだからちゃんとブラジャー着けないとっ」
「うっわ。すげぇ。乳首浮き上がってる(鼻血)」
「つか最初に見た頃より大きくなってね?(鼻血)」
「何で私よりも大きいんですの!?」
「もうここまでくると尊敬しちゃうね」
「あ、やべ。意識が(大鼻血)」
「ちょ……教室内が血だらけに!?」
「え、衛生兵。衛生兵ー!?」
そして教室内は阿鼻叫喚と化す。
「それで、お前がこのタイミングで来たという事は何かあるんだろ?」
「ふっふっふー。流石ルナルナ。分かってるー」
真っ赤になっている佐夜に代わり、月が代わりにリオに訪ねると、リオは後ろ手に持っていた紙袋を取り出す。
「じゃじゃーん! さややのブラ。買ってきましたー!」
「「「「「「おおー!」」」」」」
リオが佐夜のブラが入った紙袋を取り出して上に掲げると皆から歓声が上がった。
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「? 何か隣のクラス。騒がしくね?」
「多分だけどまた佐夜が原因じゃないかしら?」
「さっきリオの奴が廊下をウキウキしながら妾達のクラスを横切っていたから恐らく間違いないじゃろ」
隣のクラスの正義達が佐夜達のクラスが騒がしいと話す。
「……どうやら佐夜がまた女性化して女子制服を着ているみたい」
「うわ、先生!?」
「いきなり出てくるなよ!?」
「気配が無かったのじゃ……」
「ふふふ……。背後を取るのが私の趣味」
「「「どんな趣味だよ(じゃ)!?」」」
人の背後を気配無く取るクーに3人がツッコんだ。
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「く……っ。もう…ちょっとぉ……っ」
「む、無理っ! キツ過ぎる……っ」
「どんだけ大きいのよ……っ」
「~~~~っ」
そして騒がしい佐夜達のクラスではリオの買ってきたブラを女子達が取り囲んで協力し、その胸をブラに収めようとする。
だがリオが前回、佐夜に憑依している美里の協力の下、そのサイズを図って買ってきたブラジャーは今回、佐夜自身のバストサイズがアップしていた為、せっかくオーダーメイドで買ってきた可愛いブラもサイズが合わず、今にもはち切れそうだ。
「~~っ。良し。何とか収まった!」
「そしたら早く服着ないとっ」
そしてようやく佐夜の大きな胸がブラに収まり女子達が制服を着せる。
「完っ成!」
「「「「「おおう!」」」」」
そして制服を着せた後、佐夜を反転させ皆にその姿を見せると男子共から歓声が上がった。
「ううう……。胸が…苦しいっ」
そしておっぱいを無理矢理ブラに詰め込まれた佐夜は手で胸を押さえる。何だか色っぽい光景だ。
「いいよいいよ! さやや色っぽい! こっち向いて、セクシーポーズ♪」
「出来るか、写真も撮るな! ってみんなも!?」
気付けばクラスのほぼ全員がスマホで佐夜の色っぽい姿を激写&動画を撮っている。
「も、もうこんな羞恥に耐えられるかっ」
「あ、さやや!」
皆にスマホを向けられ、羞恥心がMAXになった佐夜は胸を押さえながらリオの静止を聞かず、走って教室の扉に向かう。
ガラッ。
「うーっす。講習始めるぞー───うをっ!?」
「ぅわっ!?」
すると突然教室のドアが開き、入ってこようとしたヴァンがビックリし、佐夜の慌てて急ブレーキをかける。その際、思いっきり身体を仰け反った。
すると、
ブチッ────
「ブチッ?」
「あ……っ!」
一番近くにいたヴァンに聞こえる位、何かが切れる様な音がして佐夜は自身に起こった事をいち早く察したが、時すでに遅し。
バツンッ!
「ぶっ!?」
「うわあああああっ!?」
無理矢理ブラに押し込まれたおっぱいは佐夜が思いっきり仰け反った事でホックが完全に壊れ、更にその反動で制服のボタンすら吹っ飛び、目の前にいるヴァンに思いっきりおっぱいを曝け出してしまった。もう一度言うが、慌てて胸を押さえてももう遅い。
「うにゃああああああああああああああああああああっ!!?」
「さやや!? さややー!!」
そして佐夜は胸を押さえつつ教室を飛び出し、どこかへ走って行った。
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「一体何やってんだよあいつらは?」
「騒がしくて何だか楽しそうね」
「妾も佐夜のいるクラスが羨ましいのぅ」
「……ヴァンが鼻血を出して気絶してる」
そんな佐夜をドアから覗いていた4人が佐夜達を羨んでいた。
次回は10/12~13日に更新予定です。
まだまだ初任務には遠い予感……
では。




