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第17話 ~ミシバイクロへの転送と佐夜のOP(www)~

この話で魔界を出て物質界(ミシバイクロ)に戻ります。

となるとみんなと合流する訳で……。

「「愛沙、真桜っ」」

 ベリアルの意中の人という事でいきなり決闘を申し込まれて攻撃された佐夜を救ったのは物質界(ミシバイクロ)に置いてきた正義の幼馴染の2人だった。


「全く……向こうの戦いが終わったからこっちの応援に来てみればまた変なのに絡まれて貴女って人は……」

「またって今回は俺の所為じゃないし!」

 少なくとも佐夜に非はない。


「む? 佐夜、お主性格戻ってないかえ?」

「あらホントね」

 何気に一緒にいた時間が長い(イング程ではない)故、佐夜の変化にはすぐに気付く。そしてその佐夜の(違う点での)変化については勿論、

「……気の所為かしら、佐夜の胸が膨らんでいる様に見えるわ(じぃー)」

「う、うむ……結構、おっきいのぅ~(じじぃー)」

「な、何だよ……そんなジロジロ見るなってっ」

 見過ごせない程の存在を放つ佐夜のEカップに穴が開くほどの熱視線(ねっしせん)を送る2人に佐夜は胸を隠す様に腕をクロスし、身体を捻って困った様な顔をする。が、佐夜がそんな色っぽいポーズをしたが為に若干2名、鼻血を噴いてダウンした(誰かは言わなくても分かるだろう?)。


「くっ、決闘の邪魔をするとは……一体何者ですの!?」

 真桜が放った闇炎(ダークネスフレア)を祓ったツァーヤが真桜と愛沙を睨む。


「決闘って佐夜、貴女決闘してたの?」

「いや、その人が勝手に変な因縁つけて襲ってきたんだ。」

「因縁じゃと?」

 事情を知らない2人に軽く説明する。


「あー、その、貴女……ツァーヤさん、だっけ?「言い難い名前じゃのぅ」……こほん、私達もよく事情は理解していないけど、現状『おっぱいお化け』と化している佐夜(このこ)「ひ、酷い……」は紛れもなく『男』よ」

「……ですがその方の大きなおっぱい「もう言わないでぇ……(赤面)」はどう説明するんですの?」

「だからこれからそれも含めて一緒に話を聞くの。分かった?」

「わ、分かりましたわ」

 真桜が言い難そうに口をモゴモゴさせたり、佐夜のSAN値が異常をきたしたりしたが、ツァーヤが矛を収めてくれたので万事解決(?)。


 というわけで、愛沙と真桜、ツァーヤは佐夜の変化を含めた魔界での壮絶な(?)戦いについて舞華と正義から聞いた(ヴァンと剛は後からの合流、ベリアルとやすしは鼻血でダウンの為、説明不可)。


「……なるほどね。つまり佐夜は着けていた『刻詠の腕輪』の影響で一時的(?)に女の子になっちゃった訳なのね」

「……なっちゃったのはいいけど、元に戻るかコレ?」

「さぁな。佐夜、お前の場合は美里という人の魂(というか残留思念)の影響で身体がこうなった訳だしな。しばらく様子を見るか後でマロンに見てもらえ」

 提供者(ノーン)までの戦いについては3人共理解はしたが、佐夜の女性化については説明されても良く分からなかったので愛沙が強引にまとめ、ヴァンも苦笑しつつ佐夜に提言した。


「ぽよぽよ~、なのじゃ♪(ぽよんぽよん)」

「人の身体で遊ぶな真桜……」

 説明聞きに飽きた真桜が佐夜の胸下で頭を上下させて佐夜の胸を上下に揺らす。

 あ、またやすしとベリアルが鼻血を噴いた。


≪おいお前等、何時(いつ)までチンタラお喋りし(くっちゃべっ)てんだ!≫ 

「「「「「「っ!?」」」」」」

「な、何? 何なんですの!?」

 と、戦いが終わってのんびりしていると突然提供者(ノーン)の時と同じ様に空から渋い男の声が聞こえてきた。佐夜達はともかく、ここに来たばかりの愛沙と真桜、現地人のツァーヤは「何事!?」と言わんばかりに周りを見渡している。


「……この声は…ボスか」

≪おうやすし! 提供者ノーンの討伐ご苦労だったな!≫

「いやいや俺は直接手出してないし、ノーンを連れてきたのは協会のヴァンで討伐したのはこっちの次元庇護者(佐夜と舞華)だ」

≪それでもきちんとそのポニテの庇護者を護っただろ? 男だな!≫

「……何だ、今日はやけにテンションが高くてうぜぇ……」

 今日はやたらと機嫌がいい機関のトップ『笠間文一郎』に鼻血を出し過ぎて無駄に体力を消耗しているやすしが額を押さえて頭痛を堪える。やや貧血状態。


「……それでボス、あんたが来たって事は融合しかけた2つの世界を引き剥がす準備が出来たって事でいいのか?」

≪おういえー≫

「………」

 やすしの問いに楽観的に答える文一郎。機関のトップとしての自覚はあるのだろうか?


「そっちの準備が出来たって事は、そろそろこの世界を出ないとマズいか」

≪ああ、いつまでもこんな陰気な場所にいないでさっさと亜空間に出るか物質界(向こう)に避難しとけ≫

「分かった、10分以内には出るからその後宜しく頼んだ」

≪うむ≫

 文一郎とやすしとの会話にヴァンが割って入り、10分後には魔界を出る事になった。


「では皆さん、行きますわよ!」

「え、お前も来んの?」

 すると何故か新参者のツァーヤが仕切りだし正義がギョッとした。


「ええ、ベリアル様の居る場所にツァーヤあり、ですわ。それに───」

「それに?」

「もうこの世界には私(わたくし)以外、おそらく誰も生き残ってはおりませんの」

「まさかの全滅!?」

「いささかやりすぎだろ!?」

 哀愁が漂うツァーヤに愛沙と正義がベリアルの方を向くとそっぽ向かれた。


「吸血鬼で不死身とはいえ、流石に一人ぼっちにするのは可哀想よ」

「ああ……世界に一人ぼっちで残される感覚は死ぬよりキツイからな」

 魔界に残されるかもしれないツァーヤの事を思う舞華と白の世界で短時間とはいえ一人ぼっちを経験した佐夜が苦虫を噛む。世界に一人しかいないという状況はかなりの圧迫感と寂しさがあるのだ(そうだ)。


「はぁ、仕方ない。ツァーヤは俺様が責任を持って面倒を見るから一緒に連れて行ってもらえないだろうか?」

「べ、ベリアル様……」

 ツァーヤ以外を皆殺しにしてしまった責任を取るべくベリアルが提言するとツァーヤがキラキラした目でベリアルを見つめる。


「いや、まぁ、別に良いが……」

 何か釈然としない感じでヴァンが許可した。

 そもそもベリアルはアルフィーニにて爆発に巻き込まれ、亜空間で死にかけている所を助けたのだが、いつの間にか仲間だった的な雰囲気を醸し出しているので『責任を持って面倒を見る』云々はやや表現がおかしい。


 と、いう訳で残り10分弱で一同は戦いの片付け(ヒーロー達の形見のアイテム回収など)を終わらせ、他の提供者(エンターテイナー)のアバター、ヨツハもその性質上害意が無い事からそのまま解放しヨツハは亜空間へ消え、それを見届けた一同は亜空間にいるサイエンGO内のゼロに転送をお願いし、他のみんなが待つ物質界(ミシバイクロ)へ転移した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あ! お~い、隊長ー、みんなー!」

 協会機関メンバー、その他剛の部下達が集まっている武道館にヴァン達が転移すると、転移に真っ先に気付いたリオが大きく手を振りながらヴァン達の元に駆け寄っていく。


「って、何か知らない人がいるよ!?」

「? 何ですの貴女は?」

 すると転移場所の一番先にいたツァーヤとかち合ったリオが急ブレーキをかけながら変なポーズで固まり、そのリオを見たツァーヤも眉を顰めながら言う。本当は敵襲かと思って排除しようとしたツァーヤだったがベリアルに「いきなり殺すのは止めろ」と言われた為、我慢した。つかベリアル、お前が言うな(笑)。


「あ、マスター!」

「チャア……リアもお疲れ。……心配かけたな」

「剛様……」

 変なポーズで固まるリオを余所に今まで生き別れていたリアと剛が感動の再会を果たし、剛がリアを抱きしめ、リアも剛を抱き返し、何となく疎外感を感じたチャアがいても立ってもいれず2人に飛び掛かって押し倒し、2人に怒られていた。仲良しだなぁ。


「? どうしたんだやすし? 鼻にティッシュなんか詰めて?」

「……何でもねぇよ」

 機関メンバーと合流したやすしも勇治郎にそんな事を言われ、そっぽを向いた。佐夜に興奮したなどと言える訳が無い。


「あ、さややー!」

「っ!?」

「あ、こらリオ。抜け駆け!?」

 すると隅の方で何故かコソコソと隠れようとしていた佐夜を目敏く見つけたリオとルイに佐夜がビクッとした。


「「とぁーっ!」」

「ぬっはぁっ!?」

 コソコソする佐夜目掛けて跳びかかった2人に佐夜は後ろから押し倒された。


「う~ん。さやや、リオ頑張ったよ。褒めて褒めてー(甘々)」

「頑張ったのはリオだけじゃないでしょ。ルイも褒めなさい(ツンデレ)」

「お、お前等……褒められたいのならヴァンとか勇治郎の所(とこ)行けよ!? 何で俺の所来る!?」

「「みゃー♪」」

 後ろから押し倒されながら背中を顔でグリグリ押す2人にキレた佐夜がガバッと起き上がりリアクションを取った事で余計に2人に懐かれて今度は正面から(・・・・)抱き付かれる。


 ふにょん♪


「ゃん……っ」

「「?」」

 すると佐夜を正面から(・・・・)抱き付いた(・・・・・)2人の顔に何やら柔らかい物が当たり、佐夜は慣れていない感触に小さく悲鳴を上げ、リオとルイは理解不能と言わんばかりに目をパチクリさせている。


 ふにょん、ふにょん♪


「ゃ、ゃめろぉ。触るなぁー……」

 するとリオとルイは目の前にある柔らかい物体を触り、ゆっくり揉むと佐夜が再び悶える。慣れない感触に悶えるあまり抵抗は無意味だ。


 そしてリオとルイが佐夜の胸に付いているその物体の正体に気付くと2人は目をキランと光らせ、

「「な、なんじゃこりゃあああああああああ!?」」


 もみもみもみもみもみもみも──────


「うんにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」

 2人は激しく佐夜のOP(www)を揉みしだき、思いっきり胸を揉まれまくるといった初めての感情に佐夜が悲鳴を上げ、悲鳴を聞きそれを見たやすしとベリアル、グラスと義信が鼻血を噴射して倒れた。


「……まるで喜劇(コント)ね。茶番過ぎるわ……」

 胸を揉まれまくって悲鳴を上げる佐夜に、一向に揉むのを止めない男の娘達(リオとルイ)。佐夜の艶姿を見て興奮し、倒れる4人を見て舞華は大きく溜息を付いた。


暴走したリオとルイにおっぱいを揉まれた佐夜。大丈夫か?

次回はミシバイクロでの事後処理と佐夜達の帰属問題です。

では。

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