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全ての始まり2

一時間目の授業中何か嫌な予感を感じたので僕は一時間目が終わるとすぐに遥の教室に向かった。

しかし、遥は教室にいなかった。僕はそのクラスにいる仲の良い友達に遥はどこにいるかと聞いた。

すると、遥は一時間目の途中で体調が悪いと言って保健室に行ったと言った。

僕の嫌な予感は当たっのか!

僕は急いで保健室に向かった。

しかし、そこにも遥はいなかった。

僕は休み時間の間探し回ったが遥は見つからなかった。

結局、遥がどこにいるのかは分からなかった。

僕は急いで遥にメールを送って見たが返信もなかった。

二時間目も三時間目、四時間目の休み時間の時でも探したが遥は見つからなかった。


昼休みにとりあえず昼飯を食べていると校内放送がなった。

「長谷川 徹君、至急校長室に来なさい」

その校内放送の声は校長だった。

新しく来た校長。

何故、僕が呼ばれるのだろうか?

僕は理由は分からなかったがとりあえず校長室に向かった。


僕は校長室に着いたのでノックをとりあえずした。

すると、中から校長が「開いているよ、入りたまえ」と言った。

僕は扉を開けて中には入ると驚きの光景が目にはいった。

女子がかなりの人数校長の周りに集まっているのだ。

そして、その校長の周りにはおらず、一人だけ輪の中から出ている女の子がいた。

見間違える訳がない。

今日、何度も探しに探したが見つからなかった。

僕の彼女の遥だ。

「遥!何でここに!」

僕は驚きの余りにとにかく遥に声をかけていた。

すると、遥はこちらを振り返って来るなりに鬼のような形相でこちらを睨んでいた。

何故、何故遥がそんなに怒っているんだ?

僕が理解に苦しんでいると遥はそれに追い討ちをかけるかのように、僕に叫んできた。

「あんた!早く私の目の前から消えてよ!」

訳が分からなかった。

すると、遥は校長に向かって何か物欲しそうな犬のように校長に向かって何かを言い始めた。

「校長先生。すみませんでした。私が間違っていました。一瞬でもこんな男を好きになって、お願いです、私もみんなと同じように愛してください」

「いいのか?目の前の男は初恋の相手なのだろう」

「いいんです、こんな(クズ)よりも校長先生が良いんです!」

何を言ってるんだ遥は!

僕は訳が分からず、ただ1つだけ予想がついていた事があった。

しかし、それは最悪の可能性だったし、僕はそれだけはないと願っていた。しかし、その願いも儚く散った。

校長の一言で。

「えっ………と、確か長谷川君だったかな?悪いことをしたね。どうやら遥君は君よりも私を選んだようだ。まぁ、君は若いんだ、新しい彼女でも作りなさい」

校長は笑っていた。

まるで見下すような目で僕を見ながら、奴は笑っていた。

そして、僕は何も出来ずにただ立っている事しか出来なかった。

何故なら、いつも側にいてくれた彼女が寝とられたのだ。

頭が回らなかった、

体も動きを止めていた。

「そうだ、君は見た目が女の子ようだから、なんなら俺のハーレムに君も入れてやろうか?そしたら彼女と一緒にいられるぞ」

「すみません、遠慮しときます」

僕はその場を逃げるように去った。いや、逃げたのだ。

遥をもう見ていられなかったのだ。

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