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歌を聴きたい
こんなにも後悔したのは初めてだ。あんなに大切にしてくれた人を傷つけてしまった。今日来てくれるかな?
「マリン!!」
いつもの笑顔だ。
『昨日急に帰ってごめんね』
「俺こそ嫌な思いさせたごめん」
『そんな事ないよ。ただ困ってただけ』
そう言えばさっきから人が寄ってきて見られてるような気がする。
「見てあの子、超美少女じゃない」
「やばい、激かわ」
確かにマリンは目立つ容姿をしている。俺も初めて会った時天使かと思うくらい美少女だった。
「てか、マリンに会った時みたいに歌歌ってほしい」
マリンに笑顔はなかった。そして
『ごめんね』
そして今にも消えてしまいそうな顔で笑っていた。
「やっぱり声出ない?でもマリン声出す練習とかすれば出るよ。うちの兄も一時的に声を出さない時があったから。俺も手伝うし」
『声なんていらないしもう二度と歌わない。てか人と同じ扱いしないで』
その後帰ってしまった。俺は馬鹿だ。二度もマリンを傷つけてしまった。
帰ってLINEで『今日はごめん、明日もいつもの場所で待ってるから』とあったが既読はつかなかった。ただ寝てるだけだよね、と自分を落ち着かせ寝た。
でも次の日からマリンは現れる事なかった。




