海斗の気持ち
今日も学校か、最近行く気になれないなぁ。
「あれ〜、なんかあちゃった見たい。ごめん、存在感無さすぎて分からなかった」
「凪そこまで言ったら可哀想だろ笑、いくら事実と言えもうちょいオブラートにね」
あー、うぜ。こんなくだらねぇ事いつまでやってんだろう。俺が適当に全てやってた魅力のない男だから振られたのに。千尋には立派な夢があってそれを叶えるため全力だ。そう俺が振られた愛ちゃんも立派な夢がある。そりゃー2人お似合いだわ。
「凪達もういこそんな事してて小テスト大丈夫なの?」
「正直言うな、やべー。海斗教えてー」
「海ちゃん、おれもー」
「うん、わかった」
正直俺は自分の勉強をしたい。そんな事言えない。いい子ぶっちゃうんだよな。千尋だったら断れるんだろうな。
帰り道マリンと初めて会った公園に行く。あ、マリンからLINE来た。
『ごめん、少し遅れる』
『全然大丈夫だよ、気をつけてね』
『ありがとう』
良かった。会える。マリンと会うと悩んでる事を忘れちゃうくらい楽しい。不思議な気持ちになるし落ち着く。あ、来た。
『ごめん、ホームルーム長引いて』
「全然大丈夫」
『海斗はどう言う話を私としたい?』
「うーん、学校以外」
『了解』
「てか、マリンはどう言う話をしたいの?」
『今日あった小さな出来事とか』
「おー、いいね。これからそうしよう!!」
優しい笑顔で賛成と言うように笑ってる。やっぱマリンといると落ち着く。
「今何時だと思ってるの!?いつもいつも遅くまで出歩いて、そんな子に育てた覚えはない!進路決まってなくて成績もそこそこで何やってるのよ。てか、あなたはね…」
あー、学科の先生と同じこと言ってるよ。いちいちうざい。
「疲れたから、もういい?てか、今の成績ならそこそこ良いだろう」
「お父さんやおばさんのようになっていいの?」
家族をそんな風に扱うお母さんに腹が立つ。でも反抗できない。そういい子を演じちゃうから。
もうやだな。家にいても落ち着かないとか。
マリンに会いたい。話したい。でもただ現実逃避したいだけだな。




