↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
34/51

第34話 直せますよ


「見てみて、海が見えるよ!」


葉月が、観覧車の中で立ち上がった。


すると、観覧車が、グラッと傾いた。


「葉月!立ち上がるなよ。静かに座ってろ!」


「え――。は〜い。すぅくん、なんか先生みたい。」


それを聞いて、エドが、フッと吹き出した。


「ストラウスは、心配性だから苦労が絶えないんだよな。」

「もっと気楽にいこうぜ」



……それができたら、苦労しないんだよ。エド、羨ましい性格だな。



「あのジェットコースター、もっと速いスピードにして、もっと、高低差をつけたら面白そうですね……」


アウグストゥスが、ブツブツと、物騒なことを呟いた。


面白くないぞ!?


拷問マシーンにするつもりか!?


「あっくん、それ、いいね!!」


……あっくん??


葉月、それは略しすぎだぞ。

ほら、本人が、自分のことだと気づいてないぞ?


「アウグストゥスは、修復の魔術も得意なんだ。」


エドが葉月に紹介する。


魔術、という言葉に反応したアウグストゥスは、


「はい、直しますよ!何を直してほしいのでしょうかっ!!」


勢いよく、立ち上がった。


そのとたん、観覧車が、またグラッと揺れた。


お願いだから、みんな大人しく乗っていてくれ!


「あっ!もしかして、私が崩した山と、湖って直せる??」


ああ、あれが直せたら、葉月の失敗がなくなるな。


「山と湖ですか。なかなか規模が大きいですねえ。」


気まずそうな顔になる葉月。


まあ、そうだよな……。


「直せますが、急に直ると、人間に不審に思われますね。これは、大掛かりな工夫が必要になりますよ。」


大掛かりな工夫……?


どうするんだろう??

葉月とオレたちは、アウグストゥスの次の言葉を待った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。