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第30回 やる気になった魔族


「ストラウス、エド、遠慮するな」


どうしよう。魔王様が、勘違いしていらっしゃる。


「こんなにやる気になった、アウグストゥスは、初めて見た。」

「よほど、お前たちが気に入ったに違いない。」


いや、ただ、魔術を使いたいだけに見えたぞ!?


アウグストゥスは、キラキラした眼差しで、こちらを見ている。


やめてくれ、そんな目でオレたちを見るんじゃない。


「まあ、試しに、次の任務は同行したらどうだ?」


「はいっ!!」


……めちゃくちゃ元気な返事だな。


登場した時と、まるで別人だ。


「決まりだな。――では、ストラウス、エド、アウグストゥスよ。そなたたちの祖父に負けない活躍を期待しているぞ!!」


いやいや、じぃちゃん、東京タワーを破壊しただけだぞ!


そういえば……。


東京タワー、やたら早く修復されたらしいな。


修復、修復……?


まさか、アウグストゥスのじぃちゃんが、一枚噛んでいるのか!?


エドのじいちゃんの、自由の女神も修復したのか??


まさかな……、と一人考えるオレ。



そして、魔王様は、次の任務をオレたちに伝えた。


「今度は、三人で、ここを視察してくるのだ!!」


なんだって……。


また、厄介そうな任務だなあ。

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