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第3話 果樹園を占領せよ!

第3話 果樹園を占領せよ!


「ストラウスよ。早速だが、初仕事をしてもらおう。」


魔王様が、地図を広げた。


「ここに、広大な果樹園がある。ここを攻撃して、魔族の物にするのだ!」

「任務にあたり、パートナーをつけてやろう。――エド!エドはいるか?」


「はい、魔王様。エドはここでございます。」


呼ばれて来たのは、エド・グランツだった。


「お、お前はー!」


「……なっ!?ストラウスか!」


「なんだ、二人は知り合いか?

それは丁度良かった。二人の祖父は、とても偉大だった。」

「今度は、孫の二人が力を合わせて果樹園を占領するのだ!」


そう言って、魔王様は帰っていった。


エドが、は――っ、とため息をついた。


「よりによって、ストラウスとペアかよ……。」

「お前、会議で変なこと言って、幹部になったんだってな。」


「そんなつもりは、なかったんだけどなー。」


「ちょっと、おじいさんが東京タワーを破壊したからって、いい気になるなよ!グランツ家なんてなあ、」


「知ってる。『自由の女神』をおじいさんが破壊したんだろ?」


「そうだ。おまえのじいちゃんと並んで、魔族の伝説になっているんだ!すごいだろ!!」


「……なあ、エド、それってすごいのか?」


「は?何を言う、すごいに決まっているだろ?」


エドが、顔をしかめた。


「その像を破壊して、世界征服、進んだっけ?」


「……」


「……進んで、ないかもな。」


「壊す必要、あったのか?」


「ま、まあ、人類は、ビビったんじゃないか?」



「……そもそも、なんで魔族って、観光名所ばっかり壊すんだ?」


「……やっぱり、ビビらせるためか??」


「人類ビビらせたら、すぐに勇者が来るじゃないか?」

「で、どうせ勇者には勝てないんだよなあ。」


「ええい、ストラウス、お前は理屈っぽいんだ!」

「魔王様の指示に従い、果樹園を占領に行くぞ!」


エドが、しびれをきらしてしまった。


――あーあ、仕方ない。


果樹園に行くとするか……。


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