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第12話 危険な兵器


エドが見ている方向を見ると、大きな鉄の塊があった。


「なんだ、あれは?」


「見たことない物だな。」



オレたちは、物陰に隠れながら、用心して近づいた。


いつ、武装した人間から攻撃されるかわからない。


近づいて、よく観察すると、

長く伸びた鋭い先端が、地面に突き刺さっている。


「ストラウス、これ、見たことあるか?」


「いや……。この棒、攻撃に使うんじゃないか?こんな物が突っ込んできたら、ひとたまりもないぞ。」



……人間たち、こんな山奥で兵器を作っていたのか。


これが動きだしたら、魔族にとって、やっかいなことになりそうだ。



下手したら、全滅。か?



動き出すのを想像したオレは、恐怖を覚えた。


「ヤバいな……。」


「これは、魔族にとって、脅威になりそうだな。」


エドも、同じことを考えたようだ。


「ストラウス。やられる前に、なんとかするか?」


「……そのほうが、よさそうだな。」


珍しく、二人の意見が合った。


「じゃあ、どうする?」


「……破壊するしかないか。」


「幸い、誰もいないな。今がチャンスかもしれない。」


「よし、オレがやろう。」


エドが、前に出た。


破壊するのは、エドのほうが得意だ。


というか、オレは、あまり魔力は強いほうではない。


――ここは、エドに任せよう。


エドが、鉄の塊に狙いを定めた、

その時。


「何しているんだ、お前達!!」

「勝手に入るな!!」


人間の声がした。

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