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欠片 その2
”体育のプールの後の授業。塩素の匂い。
日差し。揺れるカーテンと気怠さ”
それらを表現した文章があった。
そうだなぁ、と思った。
それぞれが、それぞれに今は懐かしさと
感覚が思い出される。
学生当時も、実は、そういうモノが好きだった。
プールの塩素の匂い、
水から上がった後の、独特な体のダルさ。
窓際の席になった時の、授業中によそ見したグラウンドとか。
日差しを孕み、揺れるカーテンとか。
一コマ一コマ、映像が切り替わる気がする。
校舎の出入り口から、駐車スペースの向こうの
裏門と、その外。
その境界線を見ていたような気もする。
ただ、そんな欠片の話。
余談だけど、私は”感じる事”が、
うまくできない時期というか
無味乾燥な時期や、苦しいだけの時があって、
こうした欠片の、眩しい感覚は、
心が動く様子など、忘れていることもあって。
最近また、心が動き出したので、
思い出して忘備録にもしようと書いている。
また、心の動き方が、もう少し
取り戻せるようにしたくて、
思い返して書いて、リハビリをしている。




