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徒然、なんでもない話。または、私の欠片。  作者: 秘酔


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欠片かもしれない、その1

忘備録、吐露、ただ思ったこと。

でも、それはたぶん、私の欠片で。

大好きな、欠片。

思ったことを、なんとなく書いてゆく。


先日、”雨の匂い”についての話を見かけた。

私も、雨の匂いってわかる。

なんというか・・・。

アスファルトや土埃を起こすような校庭の土、とか。

そういうものが、水分や湿気を吸い込み、濡れ際の匂いとうか。

濡れ際の、匂いといえば、同じように雨に濡れた髪や、夏の気配の中での降水の匂いもある。


「ああ・・。雨が降るのかな。」「ああ。雨になったんだ。」


私の感じ方はそのぐらいで。傘を持っていれば

(雨に関しての感想等は、また、後程)

「傘があってよかった」だし、

なくて雨に濡れてではよくない場合は「コンビニで傘をかわないとなぁ」だし、

機嫌がわるいと、調子が悪いと、「雨か。。嫌だな」だし。


雨について、私はお気に入りの表現を知っている。

私の欠片で、あとから気が付けた大事なもののひとつ。

何で知ったのか、何で読んだのか、あるいは、誰の言葉だったのか、

わからない。

思い出そうとしても、明確な輪郭がみえたら、曖昧に消えていく。


ただ、心が覚えているのは「雨は、誰かの涙」という考え方。

雨が降る時、それは空が涙を流している。

誰のため、にかといえば、

この世からいなくなった人や、

そのことをヒリヒリとした悲しみで感じている人たちの悲しみが悲しいから涙している。

または、苦しい人や、絶望で孤独な中にいる人や、

自己嫌悪で自分を殺してしまいたいと思う、人たちのために。


雨は、傷ついている人を思って流されている涙。

「空が泣いている」とうもの。


だから、私は、そりゃあ、災害規模のものは、被災される苦しみに純粋に嫌だなと思うけど。

うねってうまくできない髪形や、テカテカする肌も嫌だけど。

でも、「誰かの苦しみや痛みや悲しみのために泣いているなら。

いいな。」と思う。


私と”雨”の、これまでの関係は

苦しくて仕方がない時。

雨の中、この世から私を洗い流してと願った。


自己嫌悪の時は、汚れたようなすべてを流してほしいと、思った。


そこから変わって、雨が降ると「ああ。いまは空が泣いているんだな。誰かのために」と

思ったりもする。


気分が良い時は、傘をあえて差さずに子供のように浴びたり、

ただ単に、雨に打たれる感覚を感じたいと、雨の中に居た。

眠れない夜、時計の秒針がうるさくて、気になって

神経が逆立つ、そんな感じの時に

雨音を聴くと、気持ちが

ゆるめられていったり・・。


だから、私は雨は好きなのだろう。

どんよりした曇り空は、気持ちの調子や体調まで引きずられることもあるけど、

私は、どっちかって言うと、雨が好きだと思う。


先日、雨音に眠りながら、

ふと、「ああ、また今日も、空が誰かのために泣いてるのかもしれない」

と、思った。


ただ、それだけのお話。


でも、私の欠片。



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