表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
71/85

#11 雨乞いの終わりに 後編

「いや、俺の名前は青二才じゃなくて瀬戸夏輝ですけど」

「そうだったか?」


「いや名乗りましたよねあの時! 戦いの後に互いを認め合った感動的な瞬間がありましたよね!」

「……既に忘れたな」


 悪気のなさそうな悪王子の態度に、あの時の熱い気持ちは一体なんだったんだと俺は脱力した。


「それよりも、奥さんたちに会いに行かれたんじゃないんですか?」

「ああ、行ってきたぞ。皆、元気で変わらず麗しかった。しかし、オレは巫女神のそなたが気に入った」


 ちょうど茶の間に入ってきた宿禰さんが、凍りついたような表情になる。


「オレの妻になれ。そなたに一生涯の幸せを約束しよう。花が好きなら、オレが手ずから育ててやってもよい」

「い、いえ……謹んでご遠慮させていただきます!」


 度重なるプロポーズに美月さんが真っ青な顔で後ろに下がり、代わりに俺と宿禰さんが前に出て悪王子を境内の社へ押し戻す。


「お願いですからお帰りくださいっ!」


「――ニュースの時間です。気象台から鳳凰市が梅雨入りしたとみられると発表がありました。例年と比べると二十日程度遅くはありますが、専門家によりますと農作物への影響は今のところないということです――」


 テレビから流れてきたのは、遅い梅雨入りのニュースだった。


⛩️⛩️⛩️


お読みいただきありがとうございました。

お読みいただきありがとうございました。

いよいよ次章、最終章となります。

夏輝と美月、二人の関係がゆらぐ中、本作品至上最大の敵が現れて…!

夏輝は無事常世へ帰ることができるのか? そして、美月への想いは──。

ページ下の★★★★★評価とブックマークの登録にて

応援をお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
望月千歳・最新情報⇒望月千歳 X(旧Twitter)小説家・望月千歳blog「月姫神社」 (クリックでジャンプ!)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ