表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
25/84

#4 儚くも美しく 後編

⛩⛩⛩


 女性の事情を察した店長が、警察を呼ばずに穏便に済ませることにしたらしい。女性が帰った後、アクセサリーショップの店主が俺達に礼を言った。


「お礼と言っては何ですが、店の品の中からお好きなものを差し上げます。どうぞお選びください」


「さっきのネックレス、まだありますか?」


「それが……」


 店主が口ごもりつつネックレスを取り出した。空に浮かぶ月のようだったムーンストーンは地面に落ちた時の衝撃で大きくひびが入り、二つに割れてしまっていた。


 あの美しさは、とても儚くて脆いものだったと思い知る。


「あいにくこのネックレスは一点物でして。申し訳ございません。他の商品で気に入っていただけるものがありましたら、どれでもどうぞ」


「ごめん。俺の決断が遅かったせいで」


「割れちゃったのは悲しいけど、夏輝くんにケガがなかったのが一番大事だよ」


 美月さんの目が切なそうに潤んでいて、俺は思わずどきりとした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
望月千歳・最新情報⇒望月千歳 X(旧Twitter)小説家・望月千歳blog「月姫神社」 (クリックでジャンプ!)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ