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幕間 増殖

 グチャグチャと何かを咀嚼する音が村に響く。


 それは村の真ん中で食事をしていた。


 横には山と積まれた夥(おびただ)しい数の元人間達。

 多くが男、老人、子どもである。


 一通り食事が済むと、それは何体か担いでとある家に向かった。


 この村で1番大きな村長の家である。


 そこには小さいそれがいた。


 人間なら5歳程度だろうか。


 数にして20。


 それの姿を確認すると、ぞろぞろと群がってくる。


 担いできた元人間を下ろすと、自分の分を確保しようと我先にと引きちぎり、噛み砕き、裂きながら食べている。

 食べながらボコボコと身体が大きくなっていき、一回りかふた回りは増えたようだ。


 その様子を見て、それは別の家に向かう。


 そこは、養殖場だった。


 先程産まれたのだろうか、血にまみれた赤子のそれが泣き喚いている。


 次々産まれる赤子を見て醜悪な笑みを浮かべたそれは、荷車に乗せ、村長の家に向かうのであった。







 邂逅まで、あと半年。



本編はまだほんわかしています。

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