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幕間 ステフの思い

幕間です。1歳の赤ちゃんの独白です。


宜しければご覧ください。

 私はステファニー。

 ミルク村、ミリアとルークの子。エーリお兄ちゃんの妹よ。

 家族や村の皆はステフって呼ぶわ。


 お父さんやお兄ちゃんが可愛い可愛いって言ってくれるけれど、大抵の場合は家族補正がかかると思うのよね。


 でも私の家族の容姿を見るに、可愛くなるんだろうなってことがわかって嬉しかったわ。


 私、生まれてまだ1年くらいだけど、どうやら天才らしいわ。

 普通赤ちゃんだとこんな風に思考出来ないものらしいの。


 今日は【鑑定】とか言うものをしたのよ。

 オードリーっていう鑑定士の人が、私の鑑定をしてくれたわ。

 赤ちゃんだったお兄ちゃんに下着姿で変なことしてた変態さんよ。

 きっちり釘は刺しておいたから、今後襲うなんてことはないでしょう。


 それにしても、お兄ちゃんが「転生者」ってやつだとはね。

 確かに他の村の子ども達とは思考のレベルが違うなぁって思っていたけど。

 元々大人だったんだから当たり前か。


 きっと苦労したんだろうなってことは何と無くわかるわ。

 だからかしら?

 お兄ちゃんには、人に気にしてもらえる魅力みたいなものがあると思う。

 気になるのよ、なぜか。

 魔力でもない、魅力。

 私も持てるかしら?


 おっと、話が逸れたわね。

 ここら辺はまだまだ赤ちゃんてことなんでしょう。


 鑑定結果よね。

 基本能力で、私に魔力はなかった。他はまあ平凡だったけど、天才であるということ、「絶魔」っていう魔法を消したり消さなかったり出来る体質であることがわかったの。


 自分に有害な魔法っていうのをかけられたことがないけれど、有益なものならわかるわ。

 多分、いつも私達を包んでいる暖かい感じのこれは、消しちゃダメってことなのね。


 ・・・私、生まれてからの1年間の、自分の思考や行動、その結果について振り返ってみたの。

 結果として、私は自分の目的のために、他人をうまく動かすことに長けているって結論に至ったわ。


 殆どの人は私の思い通りにうごいてくれたし。

 今のところ例外はお母さんだけね。

 ・・・あの人には多分一生勝てないんじゃないかしら。


 まあ、例外はあるにせよ、殆どの人は私に協力してくてるし、してくれなくても、協力させてみせる。

 私には、それが出来る、となんとなくわかるの。

 だから養成所入りも即答したわ。

 こんな美味しい機会、活かさなくてどうするのよ。

 わざわざ人脈作りに協力してくれるのよ?

 そこであらゆる分野の一級品と既知を得て、その人達が実力を遺憾なく発揮出来る環境を整えてあげるの。そうして私の息のかかった人達が実権を握った時、私の願いが何でも叶う世界が出来上がるのよ!


 ふふふ。今から楽しみだわ。


 黒い?

 何を言ってるのよ。

 基本的に人生は一度きり。

 全能神に愛されたお兄ちゃんみたいな人は普通いないの。

 人間族の寿命だって精々数十年から保って百年。



 楽しまなきゃ損じゃない!!



 ま、こんなこと言ってるけどね、お母さんのお腹の中にいた時から、この暖かい魔力に触れていたせいか、この村の人や家族を害してまで、自分の目的を達成しようとは思っていないの。

 特に、家族にはその想いが強いわ。

 愛しているのね、きっと。


 だから、私は私と、私の家族に利益が来るように頑張るの。出来れば村の皆にも。

 敵がいたら取り込むし、どうしても無理なら禍根を残さないよう存在ごとすり潰す。

 きっと、私にはそれが出来る。


 この世界のあらゆる存在よ、覚悟なさい!

 私と、私達家族のために、働いてもらうわよ?



7000PVを達成しました!


これも毎日見てくださっている定期の読者の方や、奇跡的にこの拙作が目に留まった新規の読者の皆様のおかげです。

出来ましたらこれからも読んでくださると嬉しいです。


今後の投稿予定は、活動報告で行なっていきたいと思います。

・・・今までこんなのがあると気付いていなかったのは、ここだけの秘密です。。。


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