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第1.5話 才能の決定

今後ミルク視点は.5話として投稿していきます。


2017/12/05 読みにくい箇所を修正しました。

「行っちゃったか。まあエーリなら大丈夫でしょ」


 エーリが転生した後、一人きりとなったミルクはそう呟いていた。

 転生者であるエーリは、異世界ではかなり強い人間となる予定だ。

 最低でも普通の人間の5〜6倍ほどのステータスとなる。

 成人してすぐに隠居しても、大抵のことは自力でなんとかなるレベルであるし、

 ちょっと力が強い程度であれば、以前のようにボロボロになる程の仕事を押し付けられることも減るだろう。


「転生が完了したら連絡とろうっと」


 そう言いながら、おもむろにステータス画面を開く。


「エーリったら、せっかく異世界にこれたのに、ほとんど変わってないじゃない」


 エーリのステータスは、転生時の強化や魔力の有無はあるものの、種族や性別など、は基本そのままである。

 別種族のエーリのもみたかったなーなどと思いつつ、エーリらしいと、ミルクは思った、


「後は才能の決定だけか」


 エーリは決めるのが面倒くさく、お任せにしたまま転生した。

 エーリが生まれるまでに決定しなくてはならない。


「うーん、まず戦闘系は大体いれて……健康関係もいるわね。前世ではあまり良い縁に恵まれてなかったからそこも強化っと。幸運関係も忘れずに。後は適当に……大体こんなものかしら?」


 どう考えてもやりすぎである。

 旅立つ息子に色々持たせるお母さんのごとく、ミルクは強力な才能の数々をエーリに与えた。


「後は決定を……ふぁ……ふぁくしょん! あー魔力使いすぎたかな」


 魔力は使いすぎると、風に似た症状が出る。

 転生という大仕事を終えたミルクは魔力を大分消費していた。


「寒!早く寝ないと。えーと、これでいいよね。ポチっと」


 こうして、異常なほどの才能を持つ赤ちゃんが生まれることとなったが、ミルクは気づいていなかった。

 くしゃみをした時にある才能も加えてしまっていたことを。


【トラブルホイホイ】: 何もしなくてもトラブルが向こうからやってくる才能。

  刺激ある人生をあなたに。





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