第14話 トラブルホイホイ
遅くなりました。ついにタイトルに出てくるアレとの出会いです。
ちょっと長く、見にくい部分があるかもしれません。
今後修正予定ですが、今回はこれでお許しください。
※2017/12/10 読みにくい箇所を修正しました。
俺のステータスは以下の通りだった。
※括弧内は一般的な赤ちゃんのステータス
【名前】 :エーリ
【性別】 :男
【体力】 :10,000,000/10,000,000 (50/50)
【魔力】 :50,000,000/50,000,000 (10/10)
【攻撃力】:1,000 (2)
【防御力】:100,000 (10)
【力】 :80,000 (4)
【耐久】 :9,999,999,999,999,999,999 (10)
【器用】 :100,000 (10)
【敏捷】 :10(5)
【素早さ】:10(5)
【知性】 :1,000,000 (10)
【精神】 :9,999,999,999,999,999,999 (10)
【運】 :1 (10)
【魅力】 :無限
【二つ名】
[転生者][全能神に愛されし男][生還者][ミルク村][ルークとミリアの子][神童]
【才能】
[雷魔法(微、並、上、特上、最上、極、神、全能神)]
[火魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[水魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[土魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[風魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[音魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[聖魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[闇魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[光魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[金魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[精魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[性魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[竜魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[機魔法(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[神力(全、雷、火、水、土、風、音、聖、闇、光、金、精、性、竜、機)]
[天運]
[良縁(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[奇縁(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[金剛(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[豪腕(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[健脚(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[剣士(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[槍士(微、並、上、特上、最上、極、神)]
[弓士(微、並、上、特上、最上、極、神)]
……
……
……
……
※以下続く。
「……おい、ミルク」
「なあに?」
「これ、なんだ?」
「? エーリのステータスよ?……あ、足りなかった?」
「逆! むしろ逆! 多い! 色々多いよミルクさん!」
泣きたい。
オードリーも金魚のように口をパクパクさせている。
「確かに才能以外はステータスが高いって聞いてたよ?! でもさ、これはないんじゃないか? 特に『耐久』と『精神』と『魅力』と『運』!! これ何?! 桁おかしいし、『運』が常人以下だし『魅力』に至っては無限て! ちょっと投げやりじゃないの?! いや違うわ! そうじゃない! この才能の数はどうしちゃったの?! 一杯って量じゃないよ?! これじゃもうおっp ちょっ?! なんでミルクが泣いてるの?!」
なぜかミルクがさめざめと泣いている。
泣きたいのは俺の方なんだが……。
「だぁっでぇ〜〜! エーリは前世で一杯頑張ったけどぉ、あんまり才能に恵まれてながったからぁ!! 努力が報われないのは悲じいがらぁ!! 私の世界では頑張ったらちゃんと報われるんだもん!! エーリはきっと頑張っちゃうから、いっぱいい〜〜っぱい報われて欲じがっだんだもん!! エーリに幸せになって欲しがったんだもん!! エ゛ーリ゛のばがぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
「う゛ぁ゛ああああああああああああああああん!!」
うわぁあああああああああああ!!
なぜオードリーも泣く?!
「ごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめん!!」
土下座タイムである。
赤ちゃんが号泣する少女二人に土下座をするという事態になってしまった。
10分間、謝り、宥めすかし褒めちぎり……。
何とか話を聞いてもらえるようになった。
なぜか便乗したオードリーには殺意を覚えた。
「それで……ミルクは俺のために! あれだけの才能を与えてくれたんだよな?」
ピク、ピク
笑顔を作り過ぎて顔の筋肉が痙攣し始めているが、このチャンスを逃すわけにはいかない!!
「うん。こんなに怒られるとは思ってなくて……ごめ゛んださ「いやいやいやいや! うれしくてさ! 俺が思ってたよりもいっぱいあったもんだからテンション上がっちゃって★」
「……ほんとう?」
「もちろんさ。俺をこん! んんんなに素晴らしい! 世界に転生させてくれたミルクを悪くいうはずないじゃないか?! ありがとう、ミルク……キラ(精一杯の笑顔)」
「エーリ……へへへ」
「変な顔( ボソッ)」
(オードリィ!!! 貴様後で覚えておけ! 特級鑑定士様の痴態を世界中に発信してやる!!!)
ようやく……ようやくスタートラインに立てたようである。
自然と嬉し涙が落ちる。
「それで、ステータスのことを詳しく教えてもらってもいいかな☆?」
「うん、いーよ!」
ミルクの弾ける笑顔が眩しい。
「えーとね。まずエーリの体力とかの方ね。正直これはいじってないの。元々転生者ってステータスが優遇される傾向にあるんだけど、私が今見ても驚きを禁じ得ないわ。すごいわよ、これ」
ミルクをして驚く基本ステータス、か。
「あ、でもこのステータス達は前世の状態を引き継いできてると言われているから、あながち間違ってもいない、かな? そう言われれば、桁のことは抜きにして、エーリも納得出来るんじゃない?」
「うーん。……確かにそうかもな。特にさっき言った『耐久』『精神』『運』は分かるわ。ブラック企業で5年耐えたのがこんな所で反映されるとは。運は昔からなかったし。でもそれだと『魅力』がわからん。俺、無限、て言われるほどモテたことないぞ?」
「あのー、 ミルク様に対してのものじゃないですか?」
「「あぁ……」」
なら納得できる。異世界の全能神直撃の魅力、か。
「うん、基本ステータスのことはそれで納得したよ。じゃあ次はこの【二つ名】と【才能】について頼む。
「オッケー。【二つ名】はね、自分や周りがそう認識しているものが随時追加、削除されていくわ。[転生者][全能神に愛されし男][生還者]なんかは私やエーリ自身が認識しているものだと思うわ。その他のは多分ミルク村 の子達ね」
なるほど。
「【才能】の方は、時間もなかったからいいやつをピックアップして詰め込んだ感じね。前に話した【下克上】とかは入れてないわよ」
【下克上】という言葉に、オードリーの片眉が上がる。さすが【鑑定士】。
「この、微、とか並とかは何を意味してるんだ?」
「あーそれは急いでたせいで入れちゃったやつね。才能にもランクがあって、右に行くほどすごいと思ってくれていいわ。今は重複して表示してるだけ。この後整理しましょう」
「整理ってことは才能の消去も出来るのか?」
「効果がプラスの物だけね。マイナスのものはほぼ呪いとして取り消すことは出来ないの」
そこは都合よく行かない、と。
「じゃあ整理するわね。……ポチッと!」
ミルクが何かを押すと、表示されているステータス画面が一瞬ぶれ、【才能】欄が整理された。
【名前】:エーリ
【性別】:男
【体力】:10,000,000/10,000,000 (50/50)
【魔力】:50,000,000/50,000,000 (10/10)
【攻撃力】:1,000 (2)
【防御力】:100,000 (10)
【力】:80,000 (4)
【耐久】:9,999,999,999,999,999,999 (10)
【器用】:100,000 (10)
【敏捷】:10(5)
【素早さ】:10(5)
【知性】:1,000,000 (10)
【精神】:9,999,999,999,999,999,999 (10)
【運】:1 (10)
【魅力】:無限
【二つ名】
[転生者][全能神に愛されし男][生還者][ミルク村][ルークとミリアの子][神童]
【才能】
[全属性魔法(全能神)]
[神力(全)]
[天運]
[愛縁奇縁(神)]
[金剛無双(神)]
[戦神]
[軍神]
[長命(神)]
[大団円]
[不屈]
[トラブルホイホイ]
「おー、随分すっきりしたもんだな。これなら見やすい。まあ規格外な才能なのはわかるな。なんかスゲー……。ん?」
一つだけ毛色の違う才能がある。
[トラブルホイホイ]
……何だろう。とても、嫌な予感がする。
「ミルク、これはどんな才能だ?」
「ん? ……何これ。私こんなの入れた覚えないわよ? そもそも、こんな才能、知らない……」
ミルクも不安そうにしている。
「説明は、才能を触れば出てきます」
オードリーが眉間に皺を作りながら教えてくれる。
彼女も不安なのだろう。無理もない。
全能神が知らないのだ。
神が知らない才能など、まともであるはずがない。
俺は恐る恐るソレに触れた。
【トラブルホイホイ】: 何もしなくてもトラブルが向こうからやってくる才能。刺激ある人生をあなたに。
……?
思ったほど怖いものでもないような?
「エーリ、これ、気をつけたほうがいいわね」
ミルクは真剣な表情で俺に言ってくる。
「そんなに気にするものでもないんじゃないか?」
「山賊騒動に国軍(糞野郎ども)事件。もし、アレがあなたの運の無さとこの才能のせいだとしたら、どうするの?あのレベルのトラブルが、勝手にやってくるのよ?」
「……それは確かに、ヤバいな」
村滅亡の危機、両親の生命の危機。俺自身も殺意に呑まれて危なかった。一歩間違えば即バッドエンドのトラブルが、向こうからやってくるとか笑えない。
それが、今後一生?
「何か手を打たなければいけないわね。ちょっと相談してくる」
そう言い残し、ミルクはどこかへ消えていった。
「エーリきゅん。とりあえず鑑定を終わりにしましょう。ご家族も心配してると思うし」
「ああ」
俺はぬぐいきれない不安を残し、鑑定を終えたのだった。
昼近くまで寝てしまいまして、遅くなりました。申し訳ないです・・・。
続きは今夜にでも投稿いたします。




