幕間 その時保護者たちは
12話時の保護者達の様子です。短いですがどうぞ。
※2017/12/10 読みにくい箇所を修正しました。
〜〜 鑑定時、現実世界 〜〜
鑑定士様がエーリの鑑定をしてくださっている。
二人とも薄目を開け、微動だにしない。
エーリにかざされた鑑定士様の手から、薄紫色の魔法色が出て、エーリを包んでいる。
俺もこうやって鑑定されたんだよなぁ。
覚えてないけど。
俺の場合は農業とかそっち系の才能はなくて、罠を張るとか、弓やら斧やら剣やらだったな。
一瞬戦士とかなれるんじゃないか? って思ったけど、あるにはあるけど、そこまでではないって感じだった。
まあ、今はこうして暮らしていけてるから問題ない。
鑑定ってどれくらいかかるんだろ。
長くなるなら村長にもお茶のおかわり出さないとな。
「ふふ」
ん?
「今のミリアか?」
「え? ちがうわよ?」
「わしでもないぞ?」
ということは鑑定士様か?
よく見ると無表情ながら口元が少し上がっているような……?
「エーリと遊んでくださっているのかしら? エーリもちょっと動いたりしてるわ」
鑑定中に感情とか出たりするんだな。
まあ楽しそうならいいか。
さてと、お茶おt「……エーリきゅん」
「「「え?」」」
俺たちの視線が鑑定士様に釘付けになる。
目は薄目のままだ。
だが口元がだらしなくなって来てる?!
「そ、村長」
「わ、わからん。何が起こっているというのか……」
「大丈夫よね?この人」
村長はオロオロし始め、ミリアの目が細められる。
心なしかエーリが作り笑いしているように見える。
「エーリきゅんちゅき。だいちゅき。ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ。んーー、ほんとのままはおそとにいるけど、いまだけはわたしがままでちゅからね。うふふふふふふふふふふ」
なんかこの人ヤバくない?!
エーリの顔に生気がなくなってきてる気がする!
ぐったりして、なんか涙まで流してる?!
村長がオロオロして立ったり座ったりを繰り返す。
ミリアは……ひぃ!!
いつの間にか持って来た肉切包丁片手に、首を傾げて鑑定士様の顔を覗き込んでいる。
「エーリに何かあったら、止めないでね? ルーク」
俺の可愛いミリアが怖い!!
何してくれてんだこの【鑑定士】!!
村長は立ったり座ったりしながら【鑑定士】とミリアを交互に見るという離れ業を行なっている!
「村長あんたは少し落ち着け!!」
こんなカオスが暫く続き、落ち着いたかに見えたその時、
エーリと【鑑定士】が目をカッと見開き
「だぁばぶまんぁいぱい?!」
「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「何をしてるんだお前達はぁあああああああああああ?!」
ルークは全力で突っ込んだのだった。
明日は1話だけ投稿します。
楽しみにしていらっしゃる方、申し訳ございません。




