7.初めての魔術と環境破壊
ああ、口調を管理するのが大変。
皆敬語だから。
「というわけで、何にもないただのだだっ広い草原にやってきました~」
「「「おおーーーーー」」」
みなさん盛り上がっておりますねぇ。
もちろん、やらせだ!!
「さてこれから二人には魔法を教えてもらいまっす。」
「えっと、わかりました。」
「ユリア!了解です!!」
「これで念願の魔法が使えるようになりますね。」
「今さらだね。」
「はい。」
かなり今更だが、魔法が使えるようになる。ラノベ読んでる人ならだれもが憧れるよね。
「えと、じゃあステータス見せてください。魔力の質を確かめたいので。」
「魔力の質?」
「はい、魔力にはいろいろと特性があって、得意属性だったり、ユニーク魔法だったり、威力が変わってきます。魔力の色もそれによって変わります。」
「なるほど。」
というわけで、ステータスのお披露目だ。久々だな。
月宮 咲
種族:人間
性別:男
職業:古流剣士
Lv :25
年齢:17
魔力:虚無の魔力 3800
STR:120
DEX:160
VIT:92
AGI:200
INT:193
MND:160
スキル:翻訳、体術lv10、古流剣術lv10、近接戦闘術lv8、魔闘術lv2
ユニーク:魔眼(ラプラスの眼)、高速演算処理、魔力与奪
称号:冒険者F、天災殺し、情報の海、虚無の支配者、人間?、覚醒者
天城 雫
種族:人間
性別:女
職業:古流剣士
Lv :24
年齢:17
魔力:進化の魔力 3400
STR:100
DEX:150
VIT:100
AGI:200
INT:180
MND:200
スキル:翻訳、体術lv8、古流剣術lv10、近接戦闘術lv9、魔闘術lv3
ユニーク:魔眼(エスパスの瞳)、進化
称号:冒険者F、天災殺し、進み生きるもの、空間の支配者、覚醒者、人間?
かなり上がってな、魔力の欄は認識しないと増えないんだろう。っていうかこの『人間?』ってひどくね?この『?』ってなんだよ。ステータスは普通の25レベより少し低いくらいかな。
「こんな魔力見たことありません。普通25レベルで700言ってたらいいほうですよ。それに、虚無と進化って何ですか?普通珍しいものでも、水とか、氷とか、炎とか、そんな感じですよ!大体は、色で緑とか青とか赤とかそんな風にあらわされるものなんですけど!!バグですか?バグってんですか!?」
「落ち着いて。ユリアも、びっくりしてるから、ね、ね。あと、『ばぐ』って何?」
ユリアがあたふたしながら、エキサイトしたミカを抑えていた。
「これってそんなに魔力強いのか?」
「それはもう!私たちのような魔力や、魔法に関しては天才と言われるようなものでも。レベル25で1500いったらいいほうですよ?」
「あと、こんな虚無とか進化とか。魔力の質ならユリア全部覚えてるけどこんなの見たことないです。歴代の勇者とかでも、炎とか風とかそんな感じだったから、多分世界で2人しかいないと思います。そして、かなりの威力があると思います。」
まだ興奮の抜けきらないミカの説明をユリアが引き継いで説明してくれた。
「それにしても魔眼持ちだったんですね。初めて見ました。」
ユリアは魔力よりも魔眼に興味を示しているようだった。
――――10分後――――
「ふう、ふう。落ち着きました。」
ミカが復活した。
「じゃあ魔力を少し出してもらえますか?」
「ああ、こんな感じか?」
俺と雫は魔力を出す。
雫からは白銀の魔力、俺からはどす黒い魔力が出てくる。
「おお、前の熊の時の魔力は雫のだったのか。」
納得していると、
「なんですかこの密度?魔力って普通そのままだと触れることはできないのに、密度が高すぎて触れることすらできそうですよ……」
「とりあえず、どうだ?」
「あ、っハイ。これくらいうまく魔力制御できるなら、大丈夫です。」
「まずは、普通の魔法を教えてもらってから、ユリアに古式魔術を教えてもらうか。」
「なんで知ってるんですか?ユリアが先祖返りだって。」
「いや、普通に奴隷商に聞いたけど。一応、先に魔眼で知ってはいたけど。ユリア買った理由古式魔術だし。」
うん。みんな知ってるね。
「わかりました。じゃあ、やりましょう。普通の魔法から。魔法は……」
まずは魔法の説明があり、まとめますと…
魔法は階級があって、下から、初級、中級、上級、超級、聖級、神級、神話級とある。
ちなみに超級を使えたら天才と呼ばれ、聖級が使えるものは世界探しても数人、神級は100年に一人ほど、神話級は昔の神々の戦争時代に一人の神が命を懸けて使った魔法だそうだ。神話級は、呪文そのものが失われており、使えるものはいないそうだ。
ホントなんであんだよ神話級!確か冒険者にもあったよな。
そして、教えてもらった呪文に関しては、魔法作った誰かさんは、あまりにもひどい中二病だったとだけ言っておこう。
「じゃあ、やってみてください。」
「おけ。」
とりあえず教えてもらったのを再現してみる。中二病認定されたくないので詠唱は省略。
ズドォォォオオオオーーーン。
クレーターができた。
「な、な、ななな、なんですか?今詠唱しました!?してないですよね。無詠唱私が何度やろうとしてもできなかったのにー!!あの中二病台詞なしでこの威力。……死にたい。」
またミカがエキサイトしていた。今日のミカは元気だな。
「えーっとこのまま順番に神級までやってみましょう。ミカちゃんの代わりにユリアが教えます。聖級以上は出来ないですけど詠唱だけは知ってます。」
「ああ。」
ミカは放置でやってみる。
結果的に言うと全部できた。うん。お手本が見れないのは一度だけ呪文唱えて、その後それを再現しようとしたらできた。
「はぁーーー。すごいですね。」
「こんな人がいるんですね。ユリアはいま、盛大に顔が引きつっていますよ。」
うん、そうだろうね、そうだろうとも。俺だって顔が引きつってますよ。雫もね。だって周りが大変なことになっているんだもの。
周り一面をご覧ください。
なんということでしょう。何もないただ広いだけだった草原が、今では、クレーターだらけになっているではありませんか。いくつかは匠の聖級魔法により、湖や巨木、マグマ、氷海、が広がっています。時には、なかったはずの山までできていました。
とまあ、地獄が広がっておったのだよ。
「帰ろっか。」
「「「はい。」」」
俺たちは何もなかったことにして帰った。
ちなみに、ステータスの称号に環境破壊が加わってた。
これって、分解魔法とか使えないかな。魔法をやっていて思ったんだけど。
土魔法とかそのまま岩を出すような奴がある。水魔法では水が出せる。これらは、消えない。なら、原子とか分子とか出せない?出せた。水素、炭素、銅、金とかもできた。
なら、それを操作できない?できた。水素と酸素圧縮して爆発させた。
じゃあ分解できない?できた。岩が霧散した。原子に戻った。
じゃあ、敵も瞬殺?できた。敵が霧散した。
じゃあ剣にまとわせればなんでも切れる?できた。なんでも切れた。
これって物質を魔力にできないかな。分解魔法やってて思ったんだけどさ。
魔力を物質にできるんだったら、逆もできない?できた。物質から魔力に変換できるようになった。
原子とかから圧縮して金とか作れない?できた。ただし原子を出した後圧縮する手間があるし、一回で少ししか作れない。
直接出せない?できた。ただしバカに魔力を食う。高級なものほど魔力を食う。
こうして、俺はチート魔術を増やしたのだった。原子操作とか、だいぶ魔眼に頼ったけど。
まだ、雫たちは知らないです。
「よし、ギルドマスターに会いに行かないとな。」
「そうでしたね。」
忘れてた。盛大に忘れてた。
まだまだチートは序の口だぜぇ!!




