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2.まず問題が起きた...金欠だ

更新早いの最初だけです。

「よし、雫さんや、これから何しよか」

「何も考えなしに出てきちゃいましたしね。」

「ああ、あいつらとは早めに離れたかったし、なんかあの王女さん信用でき無そうだったからね。」


 俺らは特に詳しいことも考えず出てきてしまった。うん、わかってる。でもさぁあんな奴らいやだし、仕方ないじゃん?


「とりあえず、行った通りこの世界観光して行こうと思うんだけどそれ以上に大変なことがあるんだ。」

「はい…」

「お金どうしよっか……」


そう、今絶賛一文無しをしているのである。まあ、当たり前だよね。


「お金無いと武器も手に入りませんしね。」

「そうだよな、魔物を狩って稼ぐのが普通だろうし、素手でも戦えないことはないけど相手がどれだけ強いかもわからんしね。」

「暗器ならいくつかありますけど。」


暗器ならば服に仕込んでいるものがいくつもある。地球の師匠に暗器術を教えてもらった。


「あまり使いたくはないな。結構消耗するし。」

「はい。」

「とりあえず戦ってみてだな、近くの森にでも行ってみるか。相手の力を見てみよう。」





ということで近くの森に来てみた。魔物は森にいるものだろう。


「今の俺らは村人より弱いステータスだ、そのうえ相手の力はわからない。油断せず行くぞ。」

「はい。」


 そして出てきたのはゴブリンだ。わっかりやすいなぁ。初心者用といわれる魔物だ。

 緑色をしていて、マチェーテのような武器を持っている。


「一体だ、まずは俺一人で行ってみる。」

「わかりました…。私はここで隠れています。」


 俺はとびだしてゴブリンの前に立つ。ゴブリンは俺に気付き、マチェーテを大上段に振りかぶってくる。そこまで強い攻撃じゃない。

 まず、下から走り込み振り下ろされるゴブリンの手首とマチェーテの柄をつかみそのまま背負い投げをする。ついでに奪い取ったマチェーテでゴブリンを切る。紫の血のようなものが飛び出した。なかなか簡単に倒すことができた。


「以外に簡単だったな。」

「はい、私も行けそうです。」


 ラノベなどでは大体、心臓付近から魔石を取るが……あった。魔石の近くからは血が出ないようで汚れていない魔石が取れた。…黒いからよく分からんが。


「これを売って金にするんだろう。…….多分。」

「はい、何匹か狩って持って行ってみましょう。」


 その後交代で8匹ほど狩って、街に戻った。途中オオカミのようなものもきたがマチェーテで難なく倒せた。




 町に戻って見つけた店のおばさんに話しかける


「これ売れるか?」

「ゴブリンの魔石かい?これくらいなら2000エルだね。あと…これはファングウルフの魔石かい?あんたなかなか強いみたいだね。ファングウルフの魔石が5000エルだから全部で19000エルだね。はいよ。」

「ああ、助かる。」


 ファングウルフっていうのか。あんま強くなかったけどな。


 とりあえず宿を探す。暗くなりかけたところで見つけたのは『豚肉屋』というところだった。…ここは宿なのか?


「なんか、宿っぽくはないですよね。」

「ああ、でも宿って書いてあるんだよな。」


かなりの不安を覚えながら中に入る。


「おう!いらっしゃい!泊まるんか?肉を食うか?ここの肉はうまいぞ!!」


ああ、やっぱ肉屋もやってんだな。


「ああ…えっと泊まらせてもらいたい。部屋は…」


目で雫に確認する。


「一緒で頼む。」

「はいよ!一泊1500エルだ。飯はどうする?一食100エルだぞ!」

「晩飯と明日の朝で4食頼む。」

「はいよ!」


金を払うと、鍵を渡してきた。部屋のカギだろう。


「なあ、ここは肉と宿どっちが主なんだ?」

「ん?ああ、ホントは宿が主なんだが、飯で出してた豚肉のメニューが人気で食堂もやりはじめた。今じゃ食堂のほうが稼ぎが多いな、はっはっは!!今日の飯も楽しみにしておけ!」

「そうか、なら楽しみにさせてもらうよ。」

「ああ!任せとけ!!」


成る程謎が一つとけた。まあどうでもいいが、飯は期待しておこう。





 部屋に入りベットに腰掛ける。


 今日は大変だった。突然の異世界召喚に、金欠に、魔物との初戦闘。だが何となくこれからのめどが立ったな。


 考えていると、横に雫が腰掛けて、俺の肩に頭を乗せてきた。なんとなく頭をなでると、嬉しそうに目を細めて、


「えへへ。んぅん。」


 と声を出す。やっぱり可愛い。普段は、目を伏せて気弱そうな感じで、少し無口だが、二人きりになるとこうなる。めっちゃ甘えてくる。かなり可愛い。


 なでるのをやめると俺の肩に頭をこすりつけてくる。可愛い。


「だいじょぶか、今日あまりに色々あったけど疲れてないか?」

「はい。咲君にくっついてれば大丈夫です。何でもできます。」

「ああ、うん…えーっと、そうか。わかった。」

「はい!」


可愛い。可愛いんだけど、やっぱキャラがおかしなことに…。


 それに、雫は結構俺に依存してくる。いじめに対する護身術を身に着けるために師匠に弟子入りするとき一緒いじめられていた雫を誘ったのだが、その時から雫が俺に依存してくるようになった。可愛いからいいんだけど、いつかはどうにかしないとダメだよな。いつもそばにいれるわけじゃないし。


 そんなことを考えながら雫の相手をしてると、


「おーい!飯だができたぞ!!」

「はーい、今行きますよー!!」


飯ができたようなので雫を引きはがして、下に行く。


 出てきたのはステーキに白米だった!もうこの世界では諦めなければならないと思っていたが、1日目にしてまさかの白米だ。しかもご丁寧に日本米だ。


「白米が…米がある!?」


思わず叫んでしまった。


「おうよ、それがうちの人気だ!肉と米がよく合うんだ。普通はなかなか手に入らないがうちは特別な伝手で買ってるんだ。」


成る程、それならば味わって食べなければならない。最後になるかもしれない。


「咲君早く食べましょう。」


雫は、肉のほうが気になっているようだった。


「よし、じゃあ…」

「「いただきます」」


美味しかった、肉が柔らかく、味付けはご飯にぴったりで、日本でもここまでのものはなかった。





食べ終わった後は二人で部屋に戻った。


「んじゃあ、ベット一つしかないし俺はしたで寝るわ。」

「いえ、駄目です。今回は咲君のおかげであの人たちから離れられたんですし。咲君に勧められて始めた修行のおかげで戦えたんです。咲君に助けてもらってばっかりなので、ここまで優先してもらうわけにはいきません。」


なんか押してくんな。


「いやでも、女の子に床に寝させるってのも...。」

「私はだいじょぶですよ。」

「いや...でもなぁ。」

「じゃあ一緒に寝ましょう!そっちのほうが私も嬉しいです。」

「一緒に?あのさぁ...」

「お願いします。じゃないと私問答無用で床に寝ます。」

「はぁ、わかったよじゃあ一緒に寝るか。」


そして一緒に寝ることになった。


 めっちゃくっついてくる。そして、抱き着いてきた。俺の胸に顔をうずめてくる。軽く抱き返してみると、さらに強く抱きしめてくる。

 頭をなでると、


「くぅん。んぁぁ。うへへ。」


と、声を出しながら頭を擦りつけてくる。ヤバい可愛い。


 その日は寝るまでずっと雫の頭をなで続けた。


・・・なんか無条件で雫からの好感度がMAXだけどこれって冒険の中で徐々に仲良くなっていく奴じゃないの??





朝は、ハンバーグというちょっと重い飯を食って宿をでた。


「よし、冒険者登録したいな。」

「そうですね、多分そうしたほうが色々便利ですよね。」

「ああ、じゃあ行ってみるか。」


とりあえず、旅に出るため資金集めで、冒険者になり依頼を受けていこうという方針になった。


突然米が出ました!やっぱり、肉には白米です!

ちなみに『エル』は、日本円と同じ価値で解釈してください。

1エル=1円 50000エル=50000円

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