12.快適な迷宮生活の始まり
一話開けたのであらすじ。
ミレン美味しかった。
ダンジョンの掃除した。
ボス部屋あった ←今ここ
「ミカとユリアは魔法で補助、雫は空間操作使ってみようか。俺は、前衛やる。行くぞ!!」
そして俺たちはボス部屋の扉を開けた。
そこにいたのは、右手に直剣、左手に分厚い本を持ち、軽めの鎧を着た真っ黒な奴だった。魔法剣士?本は魔導書みたいな感じだった。
「「「「?」」」」
「……とりあえず行くぞ。」
そういって俺は前に飛び出す。剣は右手のみ。魔法剣士?はそれに合わせて持っていた剣に炎をまとわせ、振り下ろしてきた。間違いない!魔法剣士だ。
俺は剣を斜めにあわせ、受け流す。そんで分解。魔法剣士の炎は霧散する。
「えい!」
その隙に、ユリアが気の抜けた掛け声とともに風の刃を魔法剣士にあてる。すげぇ、鋭い。まぁ二人は天才だったんだよな。そういえば二人が魔法使ってんの初めて見たな。(多分)
「はぁ!!」
ミカも同様に魔法を放つ。今度は、水の針が…134本くらい?ごめんなさい、超無駄なことに魔眼使いました。
俺はいま剣で魔法剣士(笑)の剣を切り刻んでいた。分解様々です。
魔法剣士は魔法を使う。全く詠唱していないから、魔導書に魔法陣でも書いてあるのだろう。が、とりあえず剣で切る。霧散しますね。
そして、最後にミカとユリアの魔法が魔導書に直撃。
「いまだ!!」
「はい!!」
そして、これまで黙っていた雫が空間操作を使用する。
「うっそー。なにこれ。」
ヤバかったね。魔法剣士を空間から引きちぎったよ。空間の奥はなんか宇宙みたいになっててね。そこにガって引き込まれていった。
「倒しました…。」
「なんなのですか、これは。」
「あー。疲れました。とても。これもう結構MP持っていきますね。」
当の本人はほとんど気にしてなかったな。
「なあ、これこの星?ごと真っ二つにできんじゃね?」
「あ、無理ですね。」
「そうだよな。さすがに規模の制限くらいあるよな。」
「いえ、MPが足りないだけですね。」
「…世界はたった一人の手によって終わったな。」
ヤバかったもん。まだ穴が残ってるよ。…あ、消えた。
「これもう何でも勝てるんじゃない?」
「いえ、実体のないものとかはできませんし、敵が強いほど魔力使いますし。」
あ、よかった。欠点もあった。
「ヤバいですね、これは。」
「ユリアのご主人様は、二人とも人間やめてました。」
「おい、さすがにあんなのと一緒にされたら俺も泣くぞ?」
「あんなのって何ですか?あんなのって。咲君もとばしますよ?」
「ひ!?」
「本気でおびえないでくださいよ。私のほうが泣きそうです。うぅ。」
もう、これは非常時以外使わせないようにしよう。そのほうがみんな幸せだ。
その後、俺たちはボスの魔石を取り、ボス部屋を後にした。
「なあ、雫は部屋を作れないか?その空間操作の魔眼で。そうすりゃこの迷宮の中でも結構快適に暮らせると思うんだが。」
「多分できます。今回結構強力なの使って倒したので、熟練度みたいなのが貯まったみたいです。」
「じゃあ、頼めるか?」
「はい、ただ魔力が足りないです。」
「ならちょっと待ってろ。」
俺はさっきとったボスの魔石から、魔力を分解しながら吸い取る。
「前も思ったんですが、どうやってそんな瘴気を無効化するんですか?使えないとは言われても知りたいです。」
ミカが、やっぱ我慢できないって感じで聞いてきた。
「ええとな。この瘴気ってのはいくつかの種類の魔力が混ざり合うことによって変質した魔力なんだよ。だから、魔眼を使ってその種類を見分けて一つ一つ分解しながら吸い取ってる。」
「そうだったんですか。」
話してやるといかにも満足したって感じで納得しながら引っ込んだ。
「じゃあこれ今から移すから。」
「はい。」
そういって雫に分解した魔力を渡していく。…雫と俺の魔力って何故か魔眼でも見れないんだよな。
「はい、大丈夫です。これならいけます。」
そういって雫は空間を作り出していく。魔眼がうっすらと光を帯びる。銀に輝く魔眼、そして雫を取り巻く魔力が美しい。
作り出す空間を繋げるのは、おれが、何故かマジックボックスに入れていた扉だ。なんか色々な奴を適当に買ってたけど、こんなのまで入ってたっけ?
「できました。」
10分ほどたって、できたようで扉が倒れた。
「この扉を持ち運べば、どこでもマイホームです。疲れました。」
「お疲れ、じゃあ入っているか。」
俺はとりあえず壁に設置し、隠ぺいしたうえで扉を開けた。さすがに魔物に見つかって壊されたら怖いしな。
「おお。」
「すごいです。」
「感動しました。」
「ふふ、みたか私の力を!!」
変なセリフを言ったあと雫は倒れた。…あれだな、多量のMP消費による魔力酔いだな。
MPを使いすぎると、周囲の魔力に抵抗なく触れるので、純粋な自然の魔力に酔うらしい。Byミカ先生
さて、肝心のお部屋の中は、とてもすごかった。さすがに内装は無いが、もう日本の豪邸だった。…確かにお前の力を見せてもらったよ、雫。
「よし、内装を整えるぞー」
「はーい!」
「了解です!!」
そして、寝ている雫以外の3人で内装を整えた。
なんということでしょう。先ほどまでは何もなかったこの家にたくさんの家具が置いてあります(当たり前)。そして、匠の全力をもって利便性を追求した間取りに、無駄に高度な技術を使った、家具、調理用具、寝具が並んでいます。
特に、調理器具は雷属性の魔法を自家製のバッテリーに保存できるよう変換し、電気を使ったオーブン、レンジ、冷蔵庫、などが取り付けられています。制作時間たったの30分。
「完成だな。」
「あの、ご主人様。このれんじ?や、れいぞうこ?ってどうやって動いているんですか?冷たい料理をこんな簡単に温められるなんて。」
「それは、ミカに聞いとけ。」
「任せてください!!こう見えても理科は得意だったんです。」
そしてミカは、電気をどう使うとか、温められる原理は、水の分子を…と、とにかく詳しく、しかしユリアが理解できるように説明していた。
…理科が得意とはいっても小4でなぜあそこまで知ってたんだよ。
「おーし、んじゃ今日はこのまま寝ますか。」
そういって、飯を食べていなかったことに気付き、飯を食べてから布団にもぐった。
――――今日の夜の話――――
「何しに来た。」
「「「夜這いです」」」
3人そろって奴らは俺の部屋に来た。
「もう今日の分は撫でてやっただろ。帰れ。」
「いやです。咲君と寝たいです。せっかく部屋が大きいんだから。」
「別に一回しか撫でてはいけない決まりはないですよね。」
「すぅ…すぅ。」
もう寝てる奴もいるし。
「あのなぁ、今まで宿だったから我慢してたけど俺は一人で寝たい派なの。…もう、ユリアの時の失敗を繰り返したくないんだ。」
あれは絶対子供がしちゃいけない表情だったよ。それに、いくら生きるためとはいえなで続けるとこいつらおかしくなるし。
「お願いします。撫でてもらわないと私たち死にます。物理的に。」
「あれは、麻薬の数倍の効果がありますしね。」
「今じゃなくてもいいだろ。」
「いえ、駄目です。」
もう、何を言っても駄目でした。言われるがままに撫で続えていると、二人までやってはいけない表情になっていた。
ユリアは…寝てた。
ええ、やっと雫の能力来ましたね。
あと、次回閑話を投稿するかもしれないです。気分によって閑話が入ります。




