↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記憶  作者: 絲瀬


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/9

三話

「もしもし?」

「愛莉〜今大丈夫?」

「大丈夫だよ」


私達は、お互いのパートがない日に、ダラダラ電話をするくらい仲が良い。


顔が見えないからというのも、仲良く出来る要因かもしれない。


「あのね〜、あかりがね……」


真実には虹太と同じ、五歳の女の子『あかり』がいる。


私達は、パートのことや夫、子どもの事等いつも話していた。


「あかりちゃん?」


「うん。あかりが兄弟欲しいって突然言い出してね〜……経済的にはやっとだし、でも作ってあげたいしって悩むんだよね……。愛莉の所はどう? 虹太くん、そういう事言ったりする?」



虹太に、兄弟をせがまれたことはなかった。

いてもいいなとは思うが、夫とあまり仲が良くないのがネックだ。



「虹太はまだ、そういうのは言ってこない〜。でも、うち、旦那と仲があんまり良くないから、言われても困るかもしれない」



私は、空気が重くならないように、明るく言った。



「そっかぁ、皆いろいろあるよね」


真実も軽く話を流し、その後は他愛もない雑談を続けた。



だが、なぜか頭から『第二子』の文字が消えなかった。

私……やっぱり欲しいのかもしれない。



真実との電話が終わって時計を見ると、もう午後二時半を過ぎていた。


「また長話してしまった……」



私は急いで、虹太を迎えに行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。