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第3話 セックスレスという愛の否定

セックスレ


みなさんは知っていますか?


セックスレスの本当の怖さは、やらなかった期間が長ければ長いほど

次にやるのが気恥ずかしくなる事を。


みなさんは知っていますか?


セックスレスは相手の好意を踏みにじる、最強の否定だという事を。



私は知っています。



見事お付き合いまで発展し、見事同棲まで辿り着いた僕は、セックスレスという大きな障壁に押しつぶされ、チン先から涙を流していました。


1人目は安全日に許可を得て、我が無数の白いリトル太郎を妻に注ぎ込んだ結果


一撃必殺でできました。


2人目は兄弟を創造したいと、儀式で産み出しました。


総じていいます。


子は宝であり、僕の全てであり、原動力です。


何にも変えられない、大切な大切な守るべき存在です。


そんな中


自分で生きていくだけでも大変な世の中なのに、子育てで自分の時間を奪われていった結果。


元々関西の方でも方言のキツかった、妻の口は悪くなり


子供に対しても


「階段早く上がれよ!」


「具合悪いふりすんな」


と階段登り始めの2歳児に怒鳴ったり、本当に具合の悪くゲロを吐いた長女を叱咤する様になりました。


日に日に悪化する妻の機嫌


スキンシップのつもりで抱き締めようとしたのならば


手を思い切り弾かれ


押し飛ばされ


だんだんと激しくなる愛への拒否反応は


顔に当たるようになったり


僕の体に傷を作る様になっていった。


悪くないのにスイーツを買って謝った。


なんでだろう。


わからなかった。


だから俺から謝らないと決めた。


そしたら1ヶ月以上口をきかない期間もあった。


小言を言われ、愛を拒まれ、すり減った僕は耐えられなくなった。



毎日



毎日毎日




喧嘩をする様になったのだ。




結婚当初は考えられなかった。


結婚した時の互いの年齢と、生まれ年が同じウイスキーを奮発して買ったあの日


こんな関係になってしまうなんて


家に離婚後の親権についてと書かれたパンフレットが置かれる日がくるなんて


予想もしていなかった。


できなかったんだ。


「好きだよ」


毎日言った


「好きだよ」


次言えなくなる日が怖いから


「本当に好きだよ」


自分がいつ死ぬかわからないから


「愛しているよ」 


いつしかその言葉は


自分の妻を好きだと、己自身を騙すための言葉となり、自分をすり減らす凶器へと変わったのだ。



そんな中



後輩の結婚式が行われることになった。


イモタの後輩の結婚式だ。


もちろんイモタが童貞を卒業なされたあの子じゃない。


上京組の女の子で、僕とイモタ、そしてキャバ嬢という4人パーティでよく飲み明かしたものだ。


その子が結婚するというのに、イモタは仕事の都合上、招待状の期限を超えないと参加できるかわからないときた。


人生いじめられ続けてきたが、生き抜いたこの図太い神経を持って尚


結婚式ソロデビューというのは、少しばかり引っ掛かるものがあった。


僕が出した結論は、他の知り合いがいるかどうか確認する。


とはいえ、ご結婚なされる可愛い後輩に


「あのー僕の知り合いって誰か来ますー?」


なんて、知り合いが来ないと貴女の結婚式行かないわよ!


と豪語している様なもので、聞けるはずもない。


だから僕は、イモタとの共通の知り合いへ総当たりで連絡した。


なにも考えていなかった。


なぜなら孤独に怯え、人肌の温もりに助けられたかったのだから


ここから始まったのだ。


童帝イモタを男にした翠ちゃんとの連絡の日々が


寝る間も惜しんでLINEを即レスする甘く、汚れた日々が


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