表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/7

神威の剣1

「さ、着いたぞ。気を引き締めろ。…来るぞ。次はリュウジとエルマ、やってみろ」

くい、とバンデムが顎で示した先には、一層でも相手をしたジャイアントアントが1匹立っていた。

「1匹なのは都合がいい、とっととカタを付けましょう!」

「おう!」

「はい!」

ケイシーの号令に返事を返して駆け出す。後ろで詠唱が始まったことを確認してから、渾身の力を載せて居合を放つ。

「はぁぁっ!!!」

脚を4本同時に切り裂かれてよろめく蟻に向けて、今度はエルマの呪文が炸裂した

「切り裂け!ウインドカッター!!」

詠唱と同時に蟻の身体がパカっと割れた。どうやら昨日丸焼きにしたのを覚えていたようで、属性を変えたらしい。

「よし、狩れたな。ま、これは小物だ。次、本命が来るぞ。二層にいる魔物の中じゃあ特に厄介な奴だ」

バンデムが弓に矢を番えるのと同時にケイシーも盾を構える。倣うように刀を鞘に戻して居合の姿勢になると、すぐに耳に異音が届いた。

からん、からん。軽快な音と共に通路の奥から姿を現したのは、鎧を着込んだ骸骨だった。軍刀を腰に差し、プレートアーマーで胸を守った骨が歩いてくる

「あれはここらで死んだ冒険者の成れの果てだ。回収されない死体はああなる。…見たとこあれは元剣士、だいたいランク8だな。」

「申し訳ないですが、ああなったらもうだめです。蘇生もできない、仲間を増やそうとするアンデッドになっているので、殺すのが慈悲ですね。」

ケイシーが少し眉を下げて言う。頷いて一歩前に出た

「魔物相手は未知の領域だが、俺は侍、剣士同士の立ち合いなら腕に覚えがある。任せてくれ」

刀を鞘から抜き放つ。周囲のぼんやりとした光を反射して鈍く光る刀身に反応するように、骸骨も剣を抜いた。


いよいよ次回、剣と剣の立ち合い。冒険者の成れの果てとリュウジの立ち合い、果たしてどうなるのか…!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ