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11.突入

毎日17:00に更新します!

教会――正面。

白亜の扉。

静まり返った空気。

その前に。

ソル・フロールは立っていた。

「……行くぞ」

華岡大地の一言。

それだけで。

空気が変わる。

次の瞬間。

「止まれ!!」

扉が開く。

武装した者達。

教会の戦闘員。

剣士。

槍兵。

神官。

弓兵。

完全に待ち構えていた。

「これ以上の侵入は認めない!」

「異端は排除する!」

怒号。

だが。

大地は一歩も止まらない。

「ラステリ」

――はい!

「フラン」

「うん!」

「マルディ」

「任せてくださいよアニキ」

一拍。

そして。

「――開演だ」

瞬間。

空間が変わる。

光が走る。

床に舞台が展開される。

教会内部に。

サーカスが侵食する。

「なっ……!?」

視界が歪む。

足場が変わる。

照明が誘導する。

完全に。

戦場の主導権を奪う。

最初に動いたのは

ラステリだった。

分裂。

五体。

七体。

さらに増える。

トリックスライム。

狭い通路を

逆に利用する。

刃が舞う。

ナイフ。

短剣。

手斧。

高精度の投擲。

神官の詠唱を止める。

弓兵の手を撃ち抜く。

前衛の視界を乱す。

「くっ……!」

「なんだこの軌道は!」

完全に翻弄。

ラステリの舞は

もはや戦術だった。

フランの歌が響く。

教会の中で。

神聖なはずの空間に。

別の“音”が侵食する。

「っ……!」

戦闘職の動きが鈍る。

足が重くなる。

呼吸が乱れる。

同時に。

ラステリの動きが加速する。

刃がより鋭く。

軌道がより正確に。

「な、なんだこの力は……!」

「体が……!」

フランの歌は

完全に戦場を支配していた。

そして。

「さぁさぁいきますよ〜!」

マルディが前に出る。

指を鳴らす。

骸骨兵、出現。

今度は違う。

広い。

教会内部。

数が出る。

十。

二十。

さらに増える。

「囲め囲め〜!」

骸骨兵が波のように押し寄せる。

剣士を拘束。

槍兵を押し返す。

隊列を崩壊させる。

マルディが笑う。

「いや〜」

「集団戦は得意なんすよね〜」

指揮。

完全統制。

戦場が“演出”になる。

大地は前へ進む。

止まらない。

敵が来る。

だが。

ラステリが崩す。

フランが弱らせる。

マルディが抑える。

道が開く。

「進め」

静かに言う。

ソル・フロールは止まらない。

聖騎士が現れる。

明らかに格が違う。

「ここまでだ」

剣を構える。

「これ以上は進ませない」

だが。

大地は止まらない。

「……遅い」

次の瞬間。

舞台が変形する。

足場がズレる。

重心が狂う。

「なっ……!?」

聖騎士の体勢が崩れる。

その一瞬。

ラステリが刃を通す。

フランの歌が圧をかける。

マルディの眷属が押さえる。

連携。

完全な連携。

聖騎士ですら

止められない。

奥へ。

さらに奥へ。

教会の深部。

扉が見える。

重い。

巨大な扉。

「……あそこか」

大地が呟く。

だが。

最後の抵抗。

複数の聖騎士。

一斉に突撃。

「ここを通すな!!」

大地が止まる。

一歩前へ。

黒い指輪が光る。

「どけ」

低く言う。

舞台が収束する。

一点へ。

圧が集まる。

そして――

「邪魔だ」

ラステリが分裂して斬り裂く。

フランが歌で崩す。

マルディが波で押し流す。

完全突破。

聖騎士が崩れる。

道が開く。

大地は扉の前に立つ。

一瞬の静寂。

そして。

拳を振り抜く。

「……開けろ」

ドンッ!!

衝撃。

扉が軋む。

もう一度。

叩き込む。

「開けろって言ってんだよ!!」

轟音。

扉が吹き飛ぶ。

内部が露わになる。

その奥。

一人の男。

静かに立っていた。

大地の目が細くなる。

怒りが滲む。

「……おい」

低く言う。

一歩、踏み込む。

「お前が」

睨みつける。

「教皇か?」

その声には。

一切の容赦がなかった。

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