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旧友
「グランドスよ、妾が留守の間、城はそなたに預ける。指揮権も委ねるゆえ、思うまま采配せよ」
一瞬呆けた後、にやりと笑った。
「悪くねぇ!誰一人近づけさせねぇでおくぜ!」
「皆にも作戦に関する詳細は追ってノルタに通達させる。それまでに軍の編成を完了させ、いつでも動けるよう備えておけ」
「「「「 ハッ!!! 」」」」」
会議は終わり、退出するノルタ含めた四天王。
呼び寄せたビッチェロは五名と入れ違いになり入室する。
「お呼びでしょうか、魔王様...」
「久しいな、ビッチェロ」
玉座に残ったのは、妾とビッチェロの二人だけになった。
「…もう少しよいか?」
「...もう少しですね」
足音が完全にやむまで互いに主従を崩さずいた。
やがて足音が聞こえなくなる。
「人として生きた感想、どうだった?」
フォークのような尻尾が意気揚々と吊り上がった。
「すっごく楽しいわ!しかも人間のアッチはすごく旺盛だからコッチがのんびりとしてても情報を持ってきてくれるんだから」
「やれやれ...結局は下ネタではないか...変わらんな」




