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一撃必殺
化け物、という言葉に男は肩を鳴らしながら笑った。
「ここまで来る連中は、大抵“天才様”だったぜ?」
「名門だの、血統だの、神童だの……まぁ色々いたけど結果はほとんどかわらねぇ...」
ゴキ、と首を鳴らす。
「でもよォ──」
その瞬間、男の背後で空気が爆ぜた。
魔力の奔流、いや...収束。
黒紫の稲妻が地面を走り、石畳が砕け散る。
「結局、最後に立ってんのは……こういうゴミみてぇな人間なんだよなァ!!」
轟音。
暴風が妾の前髪を吹き上げる。
速い。
並の魔術師なら、今ので視認すらできぬ。
男の魔力が目前へ迫る。
直後。
ドゴォンッ!!!!!!!!!!!
──だが。
妾は動かぬ。
動くまでもなかった。




