表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
460/535

【後日譚10話あとがき】ノーマ、結婚を申し込まれる?

――教会


ノーマ「シスター」

ベルティーナ「あら、ノーマさん」

ノーマ「頼まれてた大鍋、作ってきたさね」

ベルティーナ「まぁ、お仕事が早いんですね」

ノーマ「今日の夕飯で使うんだろう? そりゃ急ぐさね」

ベルティーナ「お気遣いありがとうございます」

ノーマ「ほんじゃ、厨房に置いてくるさね」

幼女「あー、キツネのおねーちゃんだー!」

少女「おっぱい大きいねー」

ノーマ「ヤシロの影響受けんじゃないよ!?」

ベルティーナ「うふふ……困ったものですね」

ノーマ「シスター……あんたがちゃんと怒ってやらなきゃダメじゃないかさ……」

幼女「ぷるんぷる~ん!」

ノーマ「こ~ら。女の子がそんなこと口にしちゃダメなんじゃないのかい?」

幼女「だめなの~?」

少女「どうして~?」

ノーマ「女ってのは、お淑やかで、清純であるべきなんさね」

幼女「そうしたら、およめさんになれるー?」

ノーマ「う…………っ、ま、まぁ。時間の問題さね(視線逸らす)」

少女「キツネのお姉さんも、お嫁さんになるの~?」

ノーマ「ふぐぅっ! …………っ、ま、まぁっ! 時間の問題さねっ!(涙目)」

幼女・少女「「そっかぁ~! いいなぁ~!」」

ノーマ「キ、キラキラした目で見ないでおくれでないかぃ……心が痛むさね」

ベルティーナ「ノーマさん…………ドンマイ」

ノーマ「一番刺さったさね、今の発言がっ!?」


――その時、街道に悲鳴が響き渡る


男「暴れ牛だー! 暴れ牛が出たぞー!」


――街門の方向から、一頭の大きな牛が猛突進してくる


幼女「うしさんだー!」

少女「こわーい!」

ノーマ「牛飼いギルドのヤツめ……ま~た牛を逃がしたんかぃ? しょうがない連中さねぇ」

ベルティーナ「みなさん、早く教会の中へ! 避難しますよ!」

幼女「こわーい!」

少女「えーん!」

ベルティーナ「ほら、泣いてないで。歩いてくださ……」

子供たち「「「シスター!」」」


――騒ぎを聞きつけて、教会から子供たちが出てきてしまう

――シスターに抱きつき泣きじゃくる十数人の幼い子供たち


ベルティーナ「み、みなさん! とにかく教会へ避難を!」


――暴れ牛、一直線にベルティーナ目掛けて走ってくる

――ベルティーナ、せめて子供たちだけでも守ろうと覆い被さるように抱きしめる


ノーマ「シスター。ここはアタシに任せるさね」

ベルティーナ「ノーマさん……?」


――ノーマ、懐から煙管を取り出し、指の間でくるりと回す

――そして、振り返って子供たちに極上の笑みを向ける


ノーマ「アタシが守ってやるから、もう泣くんじゃないさね」

子供たち「「「…………うん」」」

ノーマ「いい子たちさね」


――暴れ牛がすぐそこにまで迫る

――ノーマ、一歩前進し、暴れ牛の前に立ちはだかる


ノーマ「いつまで興奮してんさね。荒い鼻息なんか撒き散らして、みっともない……」


――牛がノーマに突っ込む……寸前で、ノーマの煙管が牛のこめかみにクリーンヒットする

――牛、一瞬で脳震盪を起こし横倒しになる

――ノーマ、煙管を「くるくるくる……スチャ!」と懐にしまう


ノーマ「子供の前で吸うような不作法は、さすがに出来ないからねぇ……まったく。我ながら、締まらないさねぇ」


――言いながらも、少し嬉しそうにニッと笑う


子供たち「「「キツネのおねーちゃーん!!」」」

ノーマ「わっ!? こ、こら!? どうしたんさね!? そんな一斉に抱きつくんじゃないよ!」

幼女「こわかったー!」

少女「おねーちゃん、かっこよかったー!」

ノーマ「あぁ、怖かったんさね。もう大丈夫だから、シスターのところに戻って……」

幼女「けっこんしてー!」

少女「あたしもー!」

ノーマ「はぁっ!?」

幼女・少女「「およめさんにしてー!」」

ノーマ「ちょっと待つさね!? なんで嫁に行く前に嫁をもらわなきゃいけないんさよ!?」

他の少年少女「「「ずるーい! キツネのおねーちゃんはわたしと(ぼくと)けっこんするのー!」」」

ノーマ「ちょっ!? こ、子供がナマイキ言うんじゃないよ! 結婚ってのは、ホントに、ホンットォォォォォに大変なことなんさよ!? スッッッッゴく難しいんさよ!」

幼女「わぁっ! ぽいんぽい~ん!」

ノーマ「どさくさに紛れて何やってんさよ、あんたはっ!?」

幼女「ヤシロのおにーちゃんにおしえてあげよー」

ノーマ「おやめなっ!? あんただけは特別に教育が必要なようさねっ!」

ベルティーナ「ノーマさん」

ノーマ「あぁ、シスター。シスターから、なんとか言っておくれよ」

ベルティーナ「私も、ノーマさんならお嫁さんに欲しいです」

ノーマ「何言ってんさよ!?」

ベルティーナ「煮物、美味しいですし」

ノーマ「そういうこっちゃないだろうに、言うべきことはさぁ!」

ベルティーナ「ですが、予定は未定なようですし、もしよろしければ……」

ノーマ「だから、時間の問題って言ってんさねっ!」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ