【150話後感想返信】マグダとミリィの、デリデリ・チューボー
――陽だまり亭、厨房
マグダ「……マグダとっ」
ミリィ「み、みりぃのっ」
マグダ・ミリィ「「デリデリ・チューボー!」」
ジネット「わぁ~!」(拍手「ぱちぱちぱち」)
ヤシロ「……今度はなんだよ?」
マグダ「……ミリィが、ヤシロに仕返しをしたいって…………」
ミリィ「ぇっ!? ち、違うよ! お返し! いつもお世話になってるから、何かお返しがしたいなって……みりぃ、お花しか得意なことないから、何か出来ないかなって、じねっとさんとまぐだちゃんに相談したの」
ジネット「それでヤシロさんに手料理を食べていただいたらどうかと思いまして」
ヤシロ「別に世話なんかしてないけどなぁ……むしろ、こっちが色々力借りてばっかだし」
ミリィ「そんなことないっ。みりぃは…………てんとうむしさんに出会ってから…………毎日……その…………たの、……楽しい、です」(赤面)
マグダ「……と、いたいけな美少女が照れながら申しております」
ミリィ「ぅぁあっ! そういう実況とか、いらないからぁ~!」
ジネット「ヤシロさん。食べてあげてくれませんか? ミリィさん、一所懸命お料理するつもりなんです」
ヤシロ「いや、まぁ。作ってくれるなら喜んで食うけどさ」
ミリィ「ほんと?」
ヤシロ「あぁ。ミリィの手料理だろ? 今から楽しみだ」
ミリィ「ぅん……楽しみにしてて!」
マグダ「……で、そんなミリィが頑張って作った料理が、こちらです」
ヤシロ「もう出来てんのかよ!?」
ミリィ「ぁの……失敗するといけないから、先に作っておいたの……」
ヤシロ「なんか、入りからして、今から作るのかと思ってたんだが……」
マグダ「……ちなみに、今回の料理は、ロレッタの大好物にしてみた」
ヤシロ「え、なんで俺じゃなくて!?」
ミリィ「ぁの……てんとうむしさんの好物って、ちょっと難しくて……」
ヤシロ「いや、作ってくれるのはなんでもいいんだけど…………なぜわざわざその情報を寄越した?」
マグダ「……マグダはいつも正直だから」
ヤシロ「ロレッタの好物ってことは……ソーセージか?」
マグダ「……残念! 獣すり潰し肉、再凝固肉塊焼き」
ヤシロ「…………ハンバーグだな?」
ミリィ「よく、わかったね……」
ジネット「マグダさん、過剰な演出はしなくてもいいんですよ?」
ヤシロ「ミリィ特製のハンバーグか。どれ……」
――ハートの形のハンバーグ。上手に焼けている
ヤシロ「おぉ、可愛らしいな。ハートの形なんだな」
ミリィ「ぅうん。カイワレの葉っぱ」
ヤシロ「……カイワレなのか……」
ミリィ「ぅん! カイワレ、おいしいし。てんとうむしさん、好きかなって」
ヤシロ「うん……まぁ、好きだよ、カイワレ。美味しいしな。ただ、なぜハンバーグでそれを表現したのか……」
マグダ「……ヤシロ。マグダも作ってみた」
ヤシロ「マグダも一緒に作ったのか。そういや、『マグダとミリィの』だったっけな?」
マグダ「……マグダは、遊び心満載のハンバーグにしてみた」
ヤシロ「おぉう……嫌な予感しかしないな」
マグダ「……ハンバーグより大きめの虫を中に入れてみた」
ヤシロ「お前は、カンタルチカでの大騒動を忘れたのか!?」
マグダ「……大丈夫。これは、食べられる虫」
ヤシロ「虫の方がウェルカムでも、こっちがお断りしたいんだが……」
マグダ「……いいから、食べてみて」
ヤシロ「えぇ……」
マグダ「……はい。あ~ん」
ヤシロ「分かったよ……あ~ん(食べる)。…………くっそ、ちょっと美味いっ!」
マグダ「……マグダは料理上手だから」
ミリィ「てんとうむしさん、みりぃのも、食べて。ぁの…………ぁ、ぁ~ん」
ヤシロ「ん? おう。あ~ん(食べる)」
ミリィ「た、食べ……させちゃった…………ぇへへ」
ヤシロ「………………まさか、中にぎっしりカイワレが入っているとは……」
ミリィ「まぐだちゃんのを見て、みりぃも何か入れたいなって」
ヤシロ「…………そう思っちゃったんだったら、しょうがないよな……うん」
ジネット「いかがでしたか? 恩返しに、なりましたか?」
ヤシロ「あぁ。気持ちだけでも十分なんだ。文句のつけようがねぇよ。ありがとうな、二人とも」
マグダ「…………むふー」
ミリィ「……ぇへへ」
ジネット「思いを料理に込めるって、素敵ですよね」
ヤシロ「込められてたのは虫とカイワレだったけどな……」
ジネット「はっ!? 陽だまり亭の新メニューに……!?」
ヤシロ「ねぇよ!」




