第89話 地底に眠る懺悔と傀儡⑧ ~第2進化 (ⅴ)~
「てか魔導って、そんな存在確認できてたのか??」
〈 私は存じ上げませんでしたので、おそらく唯一級の魔法スキルになるかと 〉
「ユニークモンスターがユニークスキル習得ですか...........無敵じゃん。」
『ニトはさいきょう』
え、どう変化したんやろ。
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【スキル情報】
名称:影魔導
レアリティ:唯一
分類:魔法
消費MP:15~
効果:魔法スキル
影の力を極めし存在が至る1つの極致。
お前は影だ。自由に現れ、自由に去る。
お前を縛る存在などいないのだ。
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「.............何も魔法は覚えてねぇのか?」
「何となくだけどよ、縛る存在はいねぇってのに、自由に影という力を使える状態になったら魔導に昇華されるって感じしねぇか??」
〈 ...............なるほど、確かにその線が濃厚ではありますね 〉
「だろー??」
得意げな顔すんなむかつくから。
「ニト、試しに影で何かしら作ってみてくんね?」
『承知、”影よ”』
――――ブォォォォン............
「「おぉぉぉぉぉぉ..........こりゃすげぇな..............」」
「グルゥ!!」
ニトが形作ったのはルクスの姿だ。それも体長から角の特徴含めて完璧に再現されている。
『ニトにかかればこんなもんらくしょう』
「じゃあ単純感覚影を扱うときの自由度が飛躍的に向上したってことか?」
『ざっつらいと、自分の体のように使える、それも深淵をまぜまぜかのう』
「まじかよ。」
そりゃ強いなんてもんじゃねぇバケモンだぞ。
「こりゃニトの役割がかなり自由度高いものになるぞ...........罠、強襲、暗殺、詐欺情報演出に影だけ動かして偽装もできるじゃねぇか。こりゃいい............」
「お前さん犯罪にでも手染めてたのか?」
「は?んなわけねぇだろ。馬鹿か。戦うってなったらできる限りのことを考えつくすのが普通だろ?」
「にしても犯罪じみてたどお前............」
「まぁ、犯罪になる行為ってそれだけ悪質で凶悪だからな。相手を潰し切るってんなら何でもやる。だろ?」
「...........まぁ、良い子はマネしないでねだな。」
「それはほんとにそう。」
※ みんなは現実でこんな思考回路にならないようにね!!なるとしても殺伐とした仮想世界のゲームだけだよ!!お兄さんとのOYAKUSOKUだ!!
「で、役割はだいたい決まったか?」
「まぁ、なー。ひとまずニトは前と同じでかく乱係だな。それも前以上に引っ掻き回してもらう。で、ルクスは遊撃ポジションだな。近距離遠距離両方できるのを生かしたい。ホムラはHPしっかり貯めてもらって、んーまぁ体力半分になるまではニトとセットで、半分なったらヘイトタンクかな。で、災禍は俺が使いながら何でも屋を俺とやる。こんなもんだろ。」
『ほぼ変更なし』
「ま、そういうこった。」
「バランスがいいんだか悪いんだか...........まぁでも、次はかなり苦戦になりそうなんだろ?がんばれよ。」
「当たり前だろ?責任もって倒してくるさ。」
〈 バツ様、ダンジョンマスターを引き継いだをお聞きしました 〉
「あぁ、そうそう。マギから引き継いでさ、今地底都市にあるダンジョンは俺管理になってる。」
〈 その権限も共有できますが、いかがしますか? 〉
「まじで??」
「共有できるのだ!?」
「あ、マギじゃん。どこ行ってたんお前さん。」
「私と少し拠点内をお散歩しておりました。」
「そうだぞ!!我がこれからぬし様と過ごす環境を確認してたのだ!!」
「迷わなかったか?」
「まだ迷うほど入り組んでないぞ!!」
「............その通りでしかねぇなぁ。」
〈 バツ様がご指示を出されるのならある程度建築を進めますが、いかがしますか? 〉
「んじゃお願いするわ。何建てるかも任せる。あ、あとダンジョンの権限も共有するから。」
〈 承知しました、目下はダンジョンの整備かと思われますが 〉
「今ダンジョンはレイドに向けての育成用ダンジョンに調整してるんだ。それの微調整とかを一旦お願いしていいか?あとは俺らもあそこで訓練したいからそれ用のフィールドも準備してほしい。」
〈 承知しました、マギ様 〉
「我か?」
〈 ダンジョン内改変に際してご助力いただけますか? 〉
「ぬし様、いいか?」
「あぁ、好きにやっちゃってくれ。」
「うむ!!ではファーブリーどの!ぬし様の了解も出たから助けよう!!」
〈 では、先ほどバツ様がおっしゃった......... 〉
「うむ!では広さをd.................」
ありゃ時間かかるな。
「バツ様、私たちはいかがしましょう??」
「んー、ダンジョンの調整が終わったら鍛錬に行くとして、それまでどないしよ。」
「なら災禍を進化させてはいかがでしょう?レイド前にやるなら今がちょうどいいかと思いますが.........」
「あぁ、確かにな。そうすっか。災禍。」
(なんだ主よ。)
「俺災禍の進化のさせ方知らないんだけど、知ってる?」
(ふむ............確かではないが、我は刀型の契約獣。それゆえ、本来の武器としての使い方のまま進化を契約主が願えばできるのではないか?)
「な、るほど。どのみち戦闘中に進化ってことになりそうだな。」
「だったらクラン専用のダンジョンでも使ったらいいだろ?あそこなら邪魔されず進化できるだろ。あとは新しい力も一通り馴染ませてくればいい。」
「その手があったかっ。」ぽんっ
『串焼きまんゆうしゅう』
「いやぁそれほどでもあるぜって...........俺は串焼きマンじゃねぇから!?」
ちなみに俺の契約獣は大半兄貴を串焼きマンって呼んでるぞ。考案者はニト。
「さて、んじゃクラン専用ダンジョン使ってみますか。」
♢
「結構あっちのダンジョンとは風景が全然違うな。」
「そうかもしれませんね。何にも染まっていないといいますか、これからクラン色に染まっていくのでしょうね。」
「...........とんでもねぇ色に染まりそうだな。」
「グルゥ??」
「クルルァ!!」
(ルクスにホムラ、そう興奮するなよ。力んで変なミスを犯しかねないぞ。)
「だな。クールダウンだ、落ち着けお前ら。」
『バツ、早くいく』
「ふふっ、皆様戦うのがお好きなのですね。」
「ランスロット、お前も例外じゃないだろ............?」
「あら?それはどうでしょう♬」
この美魔女が。
「まぁ、今回に関してはお前の力もある程度見るからよろしく頼む。」
「かしこまりました。あ、そうだ。ファーブリー様?いらっしゃいますか?」
〈 ここに 〉
「うぉっ!?」
まーたこいつは背後に来やがって..........!!
〈 ランスロット様、いかがなさいましたか? 〉
「このクラン用ダンジョンも管理機能は働きますよね?」
〈 はい、地底都市に存在するダンジョンと同様ダンジョンマスター権限を行使しての改変が可能でございます 〉
「では、ダンジョンを1階層のみ。デスペナルティを無効化。デス後のスキルクールダウンリフレッシュ。ダンジョン壁の不壊性能付与。コロシアム形状の内装に変更していただいてもよろしいですか?」
〈 承知しました、30秒後、変更内容を反映、ダンジョン内を更新いたします 〉
「だ、そうですよ?」
んー、ぐう有能だなぁ。
「コロシアムってことは、模擬戦っぽいことをして、感覚掴もうって感じか。」
「そのような感じです。まぁ、私を相手に皆さま自由に挑んでいただければそれだけで十分鍛錬にもなりますし、デスペナルティ無効ですので、何度でも死ねますからね♪」
「「「『................................』」」」
「あ、ニト様も多分平気で死にますよ?」
『...............バツ、こわいこのおおかみ』
「しゃあねぇよ。俺らの何千倍も生きてきた生ける伝説みたいな存在だ。契約できただけでもありがたいんだよ。」
「ふふっ♪では、中もそろそろ更新されたでしょう。行きましょうか?」
「..............そうだな。」
あー、何回床に転がされるんだろうなぁ。
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ところ変わって地底都市。
「あー!!カスミいちゃー!!」ドーンッ
「ちょ、ちょっとミク!?急に危ないじゃない!!」
「えへへぇー。嬉しくなっちゃって。ごめんね??」
「もう、気をつけなさいよ?」
「ふふっ、はーい!!」
「ミクてめぇ...............人の背中につかまっておいて次はカスミにダイブか................一言感謝があってもいいんじゃねぇのか??」
「あ、ガルありがと。でねでね!!」
「おいそれだけか!?」
「がっはっは!!お前たちはいつも賑やかだなぁ!!結構結構!!」
「ガル、シグルまで。どうしたの??地下シェルターは順調なの??」
「もちろん。今日は別の件で来たんだよ。」
「住民たちの説得がねー、あんまうまくいってないんだー。ミクちょーがんばって説明したのに全然信用してくれなくって。やんなっちゃう!!」
「ミクよ、おぬしはちと言葉足らずが過ぎるのだぞ??あの説明ではみなも困惑してしまう。」
「................あなたどんな説明したのよ。」
「え?んーとね。なんかおっきいてきが起き上がって攻めてきちゃうからみんな逃げる準備してほしいなー!って。」
「.................まぁ一大事ってのはかろうじて伝わるのかしらね。」
「そんなことより、俺らのほうは説得が完了した。住民も困惑はしてたがおおむね受け入れてくれたぜ。」
「あらそう??ありがと、ガル。」
「わしん所もちと難航している。わしん所はみな体が大きいからな。地下シェルターも相応に大きいものを準備しなきゃならん。そこがかなり時間がかかっとる。」
「それは効率上げて解決して頂戴。」
ふぅ、でもだいたいは受け入れてくれそうね。
ミクのところは私も後でいって一緒に説得するとして...............
「ところでお前のほうはどうなんだ??説得もだが情報収集は。」
「説得は全部バツの名前出して速攻クリア。でも情報は全然ね。まるで出てこないわ。」
「説得が終わってるだけいいほうだろ、でも情報が出てこねぇのか..............俺らも手あたり次第探してみるか?」
「地精霊に聞いてみるのは??たしか精霊視と精霊魔法を同時に使える人いたよね!!」
「「「あ。」」」
そうだわ!!あの人に助けを求めてみようかしら!!
地精霊に話が聞ければかなりのことがわかるはず............!!
バツたちがはしゃぎながら自分らのステータスを確認している中、カスミ達地底都市サイドでは少しずつではあるが、準備が進んでいた。
大規模レイドクエスト『地底に眠る懺悔と傀儡』開始まであと192時間後...........
この作品はフィクションです。
そう!!フィクション!!フィクションであれば何を書いてもいい!!というわけではありませんが、主人公は何でもありになったとき、本当になんでもする人っていうのを描写した結果ああなりました。
現段階(2026.8.15 21:23:52)では作者は作品の進行上問題ないとの判断ですが、世間体的にまずそうであれば即刻修正予定です。
いったんこのまま載せるぜ!!
さて、最後のほうに別視点載せましたが、2,3話程度別視点挟みます。
大規模レイドクエストですからね。登場人物は多いですからそれぞれがどんな準備を進めているのかも書きます!!
ではでは...................今回もお読みくださりありがとうございます!!
高評価、感想・意見等よろしくおねがいいたしますヾ(•ω•`)o
こちら、いただけますと小説書くモチベーションにもなりますし、何よりなんぼあってもいいですからねぇ!!
ブックマークも待ってますよ!!ぽちっと、ぽちっとお願いします!!




