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第79話 ダンジョン攻略⑦

ドナドナ

「さ、て、と。ようやっと第八階層までは来れたか。」

(ふむ、だいぶモンスターと戦ってこれた故、相当強くなれておる気がするぞ。)

「.............災禍だけだろそれは。他のやつらはとっくに進化できるレベルまで来てるんだよ。」

(しかしそれでも経験値は蓄積されておるだろう??スキルもその時に進化されるはずだ。得しかないではないか?)

「正論やめて。」

「グルゥ??」

「違うからな?あと、進化は帰ってからしような。セルバのじいさん所でやろうな。」

「グルァ!!」


第八階層まで来たけど、ほんとに見栄えのねぇ景色。


「たぶん第十階層はボス部屋だと思うけど、なんか第九階層がボス部屋で第十階層はセーフゾーン的なのもありえなくはないんだよなぁ。」

(まぁその場合、次の階層、第九階層は豪華な扉でもあるのだろう。ボスモンスターの根城であるからな。)

「..........んー、この階層での消耗はさすがにどうなるか分かんねぇから戦闘少なめで行こうか。」

「グルゥ??」

『たたかいたい』

「ギャギャ、ギャ!!」

「お前らさぁ..............ここに来るまでで何個モンスターハウス潰したと思ってんだ。さすがにこの階層は控えます。」

「グルゥ!!」

「えぇい!!わがまま言う子にはご飯はあげませんっ!!」

「「『ッ!?』」」

(...........効果覿面であるな。)


この子らは扱いやすいんだか扱いにくいんだか。

全くもって分からん。


「ったく、第九階層で嫌というほど戦うんだから我慢しろよ??」


ではでは、一旦近くに敵がいないことは把握済み。さっさと第九階層に向かいたいので、


「災禍、階段の場所どこ??」

(ここまで来て我を頼るか。)

「いやぶっちゃけ最初から災禍頼みでもアリだったけど、やっぱダンジョン童貞なら探す楽しさも感じなきゃじゃん??でもそうは言ってられねぇからってことで。」

(ふむ................では、ここからひたすら直進だ。)

「...........は??いや、ここ直進って。」


目の前壁ですが??


(我を頼ったのは主だろう??まずは信じて進むのが頼んできたものの筋通しではないのか??)

「.............それを言われると社会人としては何も否定できないですね。じゃあおっかねぇけど進んでみるかぁ。」

「...........グルァ。」

『正気』

「ギャギャッ!?」

「いやしゃあねぇじゃん、頼んだのはこっちやし信じてみなきゃ。」

(大丈夫だ。ここを進むだけで辿り着く。)

「.............こえぇよ。普通に。」


でも行くしかねぇか..............

ふぅ...........腹くくれ辰馬。壁なんていくらでもぶち壊してきたじゃねぇか..........!!


「しゃ、行くぞ!!」


壁を前にし、恐る恐る手を壁に近づけてみる。


――――スゥッ................


「うわこの壁偽物だったのかよ.............」


その勢いで中を覗いてみると真っ直ぐ道が伸びていた。


「これ進めってか???」

(そうだ。)

「はぁ、めっちゃ暗いし。怖いけど行くかぁ。」


こんな時拠点のアイツいりゃもう少し変わったんかなぁ。

あいつあそこ離れられなそうだけどさ。(へくちっ)


「さてと、じゃあニト、俺の姿になって災禍を担いで戦闘。俺は真ん中でサーチ常時展開。ルクスは最後尾でホムラをサポートしつつって感じで隊列組んで進むぞ。じゃあ作戦開始!!」




――――――――――――――――――――




「.............これどんだけ行けば着くん??」

(あと少しのはずだが...............我が測り違えただと??)


途方もなく続く道。ダンジョンの壁に囲まれ、光も最低限度しかない。

普通にノイローゼになりそう。狭所恐怖症はきついんじゃねぇかな。


(.............すまない、今再度視てみたら、あと半分くらいはあるそうだ。それも階層をいくつか越えている可能性が高い。)

「.............なんじゃそりゃ。そんなルートがあったのか?」


でも、そんな話あの街じゃ聞いたことがなかったぞ。なんで俺らは見つけられた.........?


『この道、かなり濃い隠密気配がある、たぶん普通の人じゃ見つけられない』

「そのレベルで隠されてるってことは、結構な階層までショートカットされるんじゃねぇのか??」

(おそらくであるが、先ほどまでいた階層からは10、20程度は短縮されるはずであるな。)


えーっと、この前にいたのは第八階層で、ワンチャン二十階層分短縮ってなれば.........

いやダンジョン階層の半分以上スキップすんじゃん。


「第二十八階層ですか...........」

(可能性の話であるから、あまり真に受けるのではないぞ。)

「いやまぁでもさぁ、このショートカットをなんでダンジョン側で用意してるんだろうなって。あれか、ダンジョン運営側も五十階層分は移動大変だから所々ショートカット用意しとるんかね。」

「グルゥ??」

「ギャギャ。」フルフル

「.........ん?どしたん。そんなそわそわして。」

『..........何か後ろから来てる』

(.........確かに。気配は3つであるな。)

「いやいや、あそこめっちゃ隠されてるんだろ?なのに後ろから来るわk.........ほんとだ来てるわ。あとあなたらどこまで気配わかるん??」


いやすごすぎだろ。俺も結構察知系は伸ばしてるから自信あるのに霞むなぁ。


「...............っとお待ちくださいませぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!」

「はい。どうしました??」

「ぎゅょへぇ!??!!?」ズザァァァァァァ..............


あぁ、地面と顔面ダイブしちゃった..........


ガバッ!!

「あ、あの!!もしやこの道を歩かれているということはこのダンジョンのマスター様への訪問でしょうか!?」

「うぇ??あぁ、いや、普通に攻略s「来客とあらば!!私共マスター様のお目付け役にご案内させていただきたく!!この道ですと少し時間がかかりますゆえ、私についてきてくだされば!!」............話聞いてくれ。」

「ささ!!どうぞこちらに!!」ブォン.......


突然現れたかと思えばよく分らんゲートが目の前に現れた。


「えーっと、これに入れってことです??」

「はいっ!!あ、不安かと思いますがご安心ください!!くぐった瞬間にマスター様の住んでおられる空間でございますので!!ささ、お入りください!!」

「わっ、ちょちょ押さないでくれ..........!!」



そのままあれよあれよとバツたちはその空間の中に押し込まれてしまった。

.............普通に拉致じゃね??

普通のダンジョン攻略といかないのかバツたち。


さて、ドナドナされていきましたが、これも何かしらのトリガーを踏んだからであって。

現状判明しているトリガーは、①隠し通路を発見する、②一定距離以上を進む、③最深部へ向かうことを示唆する会話を数回以上している、です。それ以外にもあります。


それ以外は次話でもって判明するかもですね。


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

高評価、感想・意見等お待ちしております。

ブックマークも待ってます。


PS.

作者、7月21日で一つ歳を取りました。アラサーも折り返し付近の独身ディズニー好き男性です。誕生日も昨日来たし、ここはひとつ誕生日おめでとういいね・ブックマークなどなど待ってます!!

(最近、髭剃ってもその日の夜には生えてくるのが悩みです。やっぱ髭のところだけでも脱毛するべきか.........?)


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