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第74話 ダンジョン攻略②

ダンジョンへレチゴー!!

歓迎の儀から一夜明け、俺たちはダンジョン内の情報について調べていた。


「んー、10階層ごとに戻るか進むかの選択肢があって、で、もし戻った場合は次入るときはそっから始めれると。で、デスペナが無い...........神ゲーでは?」

「グルゥ??」

「デスペナはまぁ、死んじゃったときに復活する代わりに枷を背負わされる時のその枷がないってこと。」

『死に得』

「言うなそんなこと!?」


そうかもしれないけど絶対に言っちゃいけない言葉ランキング上位だぞそれ。


「まぁ、目的はどっちみちダンジョンを踏破しないことには始まらんから頑張りましょか。全50階層。」


このダンジョン、階層は全部で50。10階層ごとにセーブエリアがあってそこにたどり着くまではセーフエリア的なのは一切ない。休むなら各自警戒しながら勝手に休め形式。まぁ俺にはアイテムボックスがあるから?潤沢に蓄えを持っとけば余裕だがしかし、油断は禁物だ。


「よし、ニト、ルクス、ホムラは食料いっぱい買ってこい。お小遣いは10万ダラーまで。分かったか?」

「グルァ!!」

「ギャ!!」

『承知』


――ダダダッ..............


さて、俺は食料以外を色々探しますかね。たぶんそろそろ装備も壊れそうだし。あーポータルないのか?街だしあっても不思議じゃねぇが、それも探すか。


「おう!!昨日ぶりだな、今日からもう挑戦すんのか??」

「あ、昨日のおじさんじゃないですか。まぁ、準備が出来たらって感じなので早ければ今日この後ですね。」

「なら昨日の詫びだ。これでも持っていけ、役に立つはずだ。」

「え?、ぅおっとっと........これなんです?」

「見りゃわかるだろ?テントだ。」

「いやテントはこんな小さくねぇだろ!?あ。」

「ハッハッハ!!そっちがお前さんの素か!!敬語なんていらねぇ、そっちで話してくれたほうがよほど印象いいぞ?お前さんはよ。」


なんで敬語だと印象悪くなんだよ俺は。


「お前の敬語を聞くとぞわってするんだよ。取り繕った感というか、言葉にしゃべらされてるっていう感じだな。要は気持ち悪い。」

「あんま言うなそんなことは!?普通に俺だって人並みの傷つく心は持ち合わせてるんだが!?」

「すまんすまん!でも正直俺にとっちゃそう聞こえてんだ、だから敬語はやめろ。」

「..........なら遠慮なく。で、この小ささでテントってあれか?水かければでかくなるんか?」


よくそういうおもちゃあるよね。お風呂場とかで湯船に入れたら徐々に大きくなるスポンジ式のおもちゃとか。


「まぁそんなありきt「よくわかったな。こいつは地面に正しい向きでおいて水掛けたらでっかくなる簡易テントだ。なんでわかったんだ?」いやその通りで草。」

「でもこいつは便利だぞ、時間経過で勝手に小さくなってすぐに収納できる。ダンジョン攻略にはうってつけだ。」

「でっかくなった時の最長継続時間は?」

「最大で8時間だ。だから寝るときに出してぱぱっと入って休む。ちなみに8時間経過してテントが小さくなる時に中にいた場合強制的に外に放り出される親切設計だ。安心しな。」


ならいいか。でもいいもんもらったなこりゃ。




――――――――――――――――




そのあとダンジョン街をめぐって必要なものを集めた俺たちはダンジョンの入口へと来ていた。


「改めて見ると禍々しいなぁ.........」


それはそれは壮観な入口。普通に魔王とか出てきそうなデカさしてるし、でもなんか見てればデジタル音が至る所から聞こえてくるから場違い感がすごい。


「お、その様子じゃ行くのか、ダンジョンに。」

「あ、ゴルダラさん。それと..........?」

「あら、そういえば自己紹介してなかったわね。この大男の妻、エルよ。昨日はごめんなさいね?あれも仕事なの。」チュッ

「ッ!?」サササササササッ!!!!

「あら??フフフッ、照れちゃってかわいい♡」


な、なんだこの人.........

旦那おるんにほ、ほほほっぺに...........!!!


「おいエル。お前好みの男だからってあんまからかうんじゃねぇよ。このあと調子くるってダンジョン内でくたばって戻ってきたらどうすんだ?」

「そりゃ、その時は懇切丁寧に介護してあげるのよ?」チラッ

「いえ結構ですそんな旦那さんがいる人からの介護は結構でございます!!」

「あら、振られちゃった。」

「おいこらお前さん、俺の嫁の親切を断るってのか?あ?」

「いや八方塞がりじゃねぇかよ!!」

「フフフッ、ハハッ!!はー面白い!!フフッ、ごめんなさい。少しからかいすぎちゃったわ、許してちょうだい?」

「..........二度とやるんじゃねぇ。本当に。」

「ハッ、俺の嫁だから何度もやるぞ。たいそうお前さんを気に入ったらしいからな。そうなんだろ?」

「えぇ、それはもう。私のお気に入りの証もあげちゃったし。」

「..........え、いつ。」

「それはもう、さっき上げたじゃない。」つんつん


右頬をつんつんってしてどうし...........

えさっきのが証渡されたやつ!?


「ま、目には見えねぇさ。ちょいと特殊な奴だ。この街だと役に立つ。大事にしな。それと、これも選別だ。」


まだ動悸息切れしている状態でゴルダラは担いでいた麻袋をバツに投げ渡した。


「うぉっととと、これなんです?とんでもなく重いですけど。」

「出してみな。」


渡された麻袋を開けてみると、そこには刀らしきものが。

出してみるとバツの背丈ほどの長さで到底扱えるものではなさそうだった。


「抜いてみろ。そしたら勝手に使い方がわかる。」

「え、契約者って戦えない..........「いいから。」...........分かったって。」


――シュィィィィィィン............


刀を抜き刃を見れば漆黒の刀身が現れた。そして吸い込まれるように刀身に触れる。


ピコンッ

【対象:刀神『白祟転(つくもたたりあらため)災禍ノ刃(さいかのたち)』と接触しました】

【対象と契約することができます】

【危険!この対象物は現在不安定な状態です!契約を推奨しません!!】

【契約成功率:100%、110%..........................error、error】

【[貴様が次の契約者か ふむ 深淵の力も感じる あやつめこんな面白いやつに加護を授けたのか まあいい 貴様と我がここで会ったのも良縁 契約するのだ]】

【外部介入を確認、対象:刀神『白祟転(つくもたたりあらため)災禍ノ刃(さいかのたち)』と契約しました】

【この対象物は装備型契約獣となります、チーム編成に組み込まれますがこの装備を使うことでモンスターに直接ダメージを与えることができます】


パンパカパーン

《全プレイヤーにアナウンスいたします》

《匿名のプレイヤーにより、装備型契約獣が発見されました》

《この世界で希少な存在の装備型契約獣、この存在に選ばれることが上位存在への条件》

《詳しくはTipsをご確認ください》



「...............ふぅ。」


えー、それではご唱和ください。

はいせーのー


「こんの糞運営があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

「「「ッ!?」」」

「お、おい急にどうした!?大丈夫か!?」

「ちょっとどうしちゃったの!?」


どったところさ地雷原おいでらんじゃこの塵運営が畜生!!



周りの声掛け空しく、運営に対して怒りと鬱憤が募るバツだった。














ピコンッ

【対象:バツに憤怒の力の発現を確認】

【こちらのアナウンスは対象:バツに対し秘匿され、ステータス上でも条件を達成しない限り公開されません】

【ただし、これ以降一挙手一投足に憤怒の影響が現れるようになりました】

【.........力に呑まれるな、力を支配し、使いこなせ】

....................装備型契約獣は嘗ての人族に使われ、神代戦争によって所有者がいなくなった装備に魂が宿った存在。はたしてそれは善か悪か。


....................其れは全ての怒る力を一身に背負いし悪魔が司る権能。神により封印されて以降所有者を探し放浪していた。その力に見初められたものは怒りに飲まれるか、はたまた怒りを支配し、力とするのか。


新たなる力、解禁です。


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

高評価、感想・意見等お待ちしております。

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