第73話 ダンジョン攻略①
本日よりダンジョン攻略編突入!!
「おぉ..........これがダンジョンの入り口かぁ。」
「お、お前さん初めてか??」
「ん?」
ダンジョンの入り口らしき場所へとついてすぐ、大柄な男に話しかけられた。
ってかでっか!?身長2mはあんだろ!?
「よく見りゃ、お前さんここいらの人間ではねぇなぁ。どっから来た?」
「あ、テラノアから。」
「テラノアだと!?おいお前さんら!!この新入りあのテラノアから来たんだと!!」
「なにっ!?」
「そいつぁ歓迎しなきゃじゃねぇか!!」
「おいだれか酒持ってきてくれ!!」
ガタガタッ!!
............なにこの統率が取れた集団行動っぷりは。
しかもなんか周りにいた人だけじゃなくとんでもない人数集まってきてるなぁ!?
「あ、あの、これってどういう状況です........?」
「こいつぁ初めてこのダンジョン街にきたやつを歓迎する通過儀礼みてぇなもんだ!!お前は黙って俺らに歓迎されてりゃいいんだよ!!あ、俺はこの街の元締め、ゴルダラってんだ。よろしくな。」
「よ、よろしくお願いします。俺はバツ、で、ルクス「グルァ!!」、ニト『よろ』、ホムラ「ギャ!」、俺の契約獣たちです。」
「竜2体にこいつの種族はなんだ..........??」
「あ、鑑定しないほうが「ギャァ!?」..........あちゃー。」
事前にいっときゃよかったか..........
「お、おい、大丈夫か??」
「目が..........たくさんの目がこっちを............」
「あー大丈夫ですよ。ニト、お願い。」
『承知、”偽魂幻想”』
「.............ハッ!!な、何だったんだ.......?」
「大丈夫かおい、急に悲鳴上げたから何かと思ったぜ。」
「あ、あぁすまん。何かとんでもねぇもんを見た気がしたんだが.........」
「それはニトを鑑定したからですね。耐性のない人がニトのことを鑑定とか看破とかしたら逆に精神汚染されちゃいますから。」
「それを契約獣としてそばに置いているお前はやばいやつ認定されるけどいいのかよ、バツ。」
「それはもう、しゃあなしですかね。」
「ハハッ、神経がぶってぇのな、お前さん。っし!!じゃあお前ら!!この新入り、バツを歓迎する場は出来上がったか!?」
「「おぉ!!!」」
「よぅし、じゃあいつもの掛け声で祝杯と行こうじゃねぇか。あ、お前らは酒いけるか?」
「俺だけで。うちの契約獣には持ってる飲み物でも出しますから大丈夫ですよ。」
「そうかいそうかい、んじゃその契約獣用に準備した飲みもんはお前さんにやらぁ。しゃあ!!いくぜ!!」
すぅぅぅぅぅぅぅぅ................
「ダンジョン街にぃぃぃぃ!!!!」
「「「「かんぱーーーーーーーーい!!!!!!!!!」」」」ビリビリビリッ
「ッ!?」
「グルァ!?」
『ッ!?』サッ!!
「ギャギャー!!」ぴょんぴょん
うっっっるせぇ!?
ってルクスは暴れるな大丈夫だから!!
ニトは影に隠れるな出てこい!!
ホムラは楽しそうね。あぁ、うるさい環境が好きなのか。
「ハッハッハ!!すまねぇ、何も教えねぇで掛け声をするのが歓迎の醍醐味なんでなぁ!!」
「..........でも大きい音苦手なやつもいるんですから、俺以降に来るやつにはちゃんと確認したほうがいいですよ??嫌われますよ。」
「そりゃいけねぇな!!なぁお前ら!!」
――でもお前は嫌ってねぇんだろ!?
――それならいいじゃねぇか!!なぁ!!
――ねぇ坊や、こっち来ない??お姉さんとお話ししましょう?
――ねぇティルル!!私が先に話すのよ!!
「おら坊主!!腹減ってるだろ、飯だ飯!!肉たらふく食え!!」
「あぁ、それならいただいてます。何ならうちの契約獣胃がブラックホール並みにでかいからたぶん過去一食べ物がなくなる気が........」
「気にすんじゃねぇ!!そんなん明日からまた集めてくりゃいいのさ!!」
..........この街はすごいな。ダンジョン街とは言ってたが活気と熱気がすさまじい。
ダンジョンの仕様が全くわからねぇがこんだけの人たちが集まってるってことは良い環境なんだろうな。
「そういや、お前さんらはダンジョンに挑戦しに来たのか?」
「ん?あぁ、そうです。そこを抜けて地底都市まで。」
「...........地底都市だって?お前さん、その名前どっから聞いた。」
「え、えーっと、俺ら、っていうか、たぶんこれからここを訪れるほとんどの契約者ですけど、魂魄契約者がかなり多くなると思います。俺もその一人です。で、こちら側の啓示で地底都市に行く必要があるんです。」
「.............その啓示ってのは聞いてもいいもんなのか?」
「え?大丈夫ですよ。地底都市に向かってギルドで活動登録をすれば、クラン用の素材拠点的なのが手に入るんです。まぁどこから湧いて出てくるかは俺もわからないんで聞かないでほしいですけど。」
「なるほどねぇ。おい、今の嘘かどうか反応は?」
「何もなかったわ、それはもう綺麗な真実よ。ゴルダラ。」
「..........謀ったんですか?」
「おいおい謀ったなんて言いがかりはやめてくれよ。こっちだって事情があるんだ。ここは地底都市にとっての最終防衛ラインだからな。変な輩は通せねぇんだ。そのための街だ。」
「なるほど。」
だから歓迎といいつつ、こっちに変な殺気というか空気を出してる反応がいっぱいあるのか。
「あんまやめてくださいよ?普通に敵対反応になっちゃったら俺らたぶん徹底的にやっちゃうので。」
「安心しな、今この周りにいる奴らは少なくとも大丈夫だろ。」
「北側150m、南東側240mに敵対反応に近い空気出してる存在いますけど、それは?」
「.................おい、確認してこい。」
「は、はい!!」
――タッタッタッ...........
「お前さん、ずっと疑ってたのか?」
「性分です。なんせほとんどの確率で厄介ごとに巻き込まれてるんで。」
主にユニーク関連。
あの大樹を討伐してから周囲に変な気配はずっとしてるからな。油断はできん。
.............深淵の力混ぜないと制約違反なっちゃうから厄介だけどな!!
「報告します!!北側、南東側それぞれ反乱分子を発見!即時拘束し、街外追放をしました!!」
「はぁ..............分かった、確認ご苦労さん。」
「失礼します!!」
ほーらみたことか。
「............お前さんいつもこんなことやってるのか?」
「いつもってわけじゃないですけど、だいたい初めて行くところはやってますよ。それこそこの街だったらほぼ端から端はどんな気配あるかは分かりますね。」
「............そりゃけったいなことやってんなぁ。ま、それをしなきゃいけねぇ環境に身を置き続けてたんだろ。さっきもすまんかった。助かった。」
「頭下げなくて大丈夫ですって。でもこれで何もやましいこと企んでないって分かりましたよね?」
「あぁ、監視は全部下げる。あんま気を張らねぇでも過ごせるようこっちでも配慮はさせてもらうぜ。詫びってほどでもねぇがこれくらいで許してくれ。」
「初めから起こってないから大丈夫ですよ。次はないですけど。」
うちの契約獣たちがたぶんキレる。
「肝に銘じとくさ。さぁさぁしみったれた空気にさせちまったなぁ!!今日は全部俺のおごりだ!!てめぇらも好きなだけ飲み食いしな!!」
「ゴルダラのおごりって、これ全部お前が集めてきたものじゃねぇかよ!!」
「それって初めからおごりじゃねぇかwww」
「見栄はんじゃねーぞー!!」
「う、うるせぇかっこつけさせろや!!」
..........空気変わるのはやぁ。
まぁこれはメリハリかぁ。さすがと言わざるを得ないな。
まずはダンジョンを取り囲む街のご紹介。
何やら地底都市関連の不穏な空気も出てますが、なぜ地底都市は地底都市なのか、そこらへんも関係してくるのでお見逃しなく。
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