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第59話 幽霊を味方にして家の番人させたりするけどポルターガイスト常時発動できるなら有能だよね。

「ハイゴーーーーーーーール!!!!!!!」

「グルゥ!!!」

『バツ、おとなげない』

「ハッハッハー!!普段生かせないステータスはここで使うに限るぜぇ!!」

「あ、おかえりなさい。」

「おかえりー!」

「いやぁ、記録としてはどれくらいだろ。だいたい5分くらいか?」

「お前らまさか王都からここまで走ってきたってのか??」

「え、うん。」

「おま、そりゃテラノアからよりはここまで近いかもしれねぇが、にしたってざっくり歩いて10時間はかかる距離だぞ。」

「え、そんなあったか?」

「グルゥ?」

『まぁ、そうぞうしていたよりはかかった感覚?』


えーっと、歩いて10時間くらいかかる道のりを5分くらいで踏破したと。

ふむふむ..........一般成人男性の歩く速さが確か5km/hだからー...........

あぁー。


「だいたい時速600km/hくらいじゃねぇか?」

「新幹線より速い!?」

「ぼくたちも頑張れば出せるかなぁ?」

「ま、いけるんじゃねぇか。」

「バカやってんなぁ........っと、そんな場合じゃねぇんだよバツ。」

「え、どしたの兄貴。」

「いやぁな?俺らのクランハウスあるじゃねぇか。おめぇさんらがいない間になんか1個の部屋だけ妙に変な気配がするってーか、重い気配っていうのか?があるんだよ。いやぁどうしたもんかって思ってさ。バツ、お前がどうにかしてくれや。」

「なんでやねん。俺ホラー展開マジで苦手なんだが?」

「え?あぁいやいや。そんな怖ぇ存在じゃねぇよ。こっちで先に確認したけどただの人魂だから。」

「あ、なら安心..........ってならねぇからな?ただの人魂だから安心とかねぇから。」

「だってレイスだゴーストに比べて実損的な被害被らねぇんだぞ?何が怖ぇんだよ。」

「あぁこの世界の住民は殺伐世界だから怖さの基準が違うんだった.........!!」


えぇー嫌なんだけど人魂怖すぎ。


「えぇー。」

「ほら、行きましょ?」╰( ̄ω ̄o)ホラホラ

「いやいやアンナさん?背中押さないでよ。」

「いいからほらほら。」╰( ̄ω ̄o)ホラホラ

「ちょちょちょ..........!!」





そんなこんなでやってきました最上階の一番奥の部屋。


――コォォォォォォ............


「なんかすごい音してるんだけど。コォォォォォォ............って。」

「呼気術??」

「呼気術使いの幽霊がいてたまるかよ。」


コンコンッ

「失礼しまーす!!」

「嘘だろちょい..........!!」

「あ、カルナさん!?」


――ドタドタッ!!


「んー、人っぽいのはいないのかなぁ。」

「え、冗談きついぜそれはよ。さっきの音の説明がつかねぇじゃねぇか。」

「でもほら、見渡す限りはいないし、気配もしないよ?」

「んー、たしかに言われてみればそうですけど........」

「気配は、俺ルクスニトアンナピュリィジャックスレインカルナ金太郎ザン、あと1つあるぞやっぱ。この部屋の中にいる。」


『あのぉ、すみません........』


ッ!?

「誰だ!?」

『ひぃぃぃぃぃ!?滅さないでください!!!!!!!』

「臨兵闘者皆陣烈在前...........臨兵闘者皆陣烈在前...........」

『陰陽師はんたーい!!』

「で、あなた誰よ。」

『急に真面目になるのもやめてください!?』


じゃあどうしろっていうんだい。

冷静になったのにこの空気どうするってんだい。


『この子、この土地に住んでた地縛霊』

「えぇー、あの、成仏してクレメンス。」

『そう簡単に成仏出来たら苦労しませんからぁ.........』

「ねぇねぇお姉さん.......であってる?」

『グスッ.......は、はい。一応生きてたら昨日で24歳になってます。』

「じゃあお姉さん。ここのお部屋に住みたい?」

「おい。一応家主は俺なんだが。」

『いいんですか!?』

「おい。」

「いいy「勝手に決めんな。止まれ。」.........えー。」

「家主兼クランのリーダーは俺だ。決めるも何もクランメンバーの総意とこいつが何できるかをきちんと考えなきゃいけねぇ。それが組織だ。誰彼構わず迎え入れてあげるほど俺はいい子ちゃんじゃねぇ。カルナも無闇やたらといれるのは直せ。」

「ケチ。」

「ケチじゃねぇ!?」

『わ、私!!』

「あん??」

『私、寝る必要がないのでずっとこの場所の周りを見回りできます!!』

「........うん、それで?」

『で、えーっと、あ、物理攻撃は一切効かないのでたいていのモンスターからの攻撃は問題ないです!!』

「あとは?」

『あ、あとは.......えーっと.........』

「バツさんやな感じ。」

「圧の強い面接官、それか誤解されやすい上司みたいですよ?」

「うるせぇから!?」


こちとらリアルで誰彼構わず受け入れたことによる末路を十二分に知ってるんでなぁ。

同じ轍は踏まねぇ主義なんだよ。


『あ、この周辺のことは数万年の間ずっとこの地にいたので熟知してます!!』

「.........数万年??」

『はい!!それこそ、この地が前どんな場所だったかも分かりますよ。思い出せないこともありますけどね.......』

「採用。」

「「『採用。............えぇー!!!?!!??!』」」

「え、なに。」

「さっきまで渋ってたじゃん!!」

「急に採用って、どうしたんですか!?」

「いや、クランのためになる人材で、助け合える人材は仲間に引き入れるだろ。」

「だからって、そんな手のひら返しに見えますって。」

「まぁ、圧迫面接だよな。数十年前まではよくやられてたらしい。」

『採用ってことは、ここにいてもいいんですか.........?』

「あぁ、ただし、この近辺について知ってること、あとは周辺警備もしてくれ。」

『あ、ありがとうございます......!!』


ピコンッ

【神代時代の末裔と邂逅しました】

【自身のクラン拠点内に神代時代の末裔が住み着きました】

【称号『神代の末裔が住まう土地』をクランに対し付与しました】

【ユニーククエスト【神代時代を追う】を強制受注しました】

【これはクランメンバー全員に共有されます】


は??


「今のは........?」

「ユニーククエストだってー。」

「まただ.............」

「ん?」

「また爆弾情報よこしやがってくそ運営がぁぁぁああ!!!!!」

「まーたはじまったよ発作。」

「ですね、始まりましたね。」

「えぇ!?よくあるのこれ!?」


いつぞやはワールドアイテム、またいつぞやは深淵、いつぞやはユニーク。

こうも爆弾を抱えてると逆に吹っ切れるなこりゃあなぁ!!


「いいよやってやるよ。爆弾背負ってこの世界を荒らしてやる...........クックック..........!!」

「あぁーまた悪い顔してますあれ。」

「たぶんどうにでもなれって顔だな。」

「むしろ悪役筆頭??」

「なんとでも言え!!今の俺は無敵だ!ハッハッh『精神鎮魂』..........はぁ。何やってんだろ。」

「そして急にシュンってした!?」

『あ、それは私の力ですね。思念体に近いので精神系の能力はピカイチですよ!!』

「あーなんか変な思考に飛んでたな。でもそろそろこの抱えてる爆弾関連を一旦整理したい.........」

「おぅおぅバツよぅ。」

「んあ??なんだよ兄貴。」

「そこら辺の話はいったん置いといてよ、お前らそれぞれ分かれて行動するって話だったんじゃねぇのか?」

「「「あ。」」」


忘れてた。

不思議な思念体(=幽霊のようなスピリッツのような)が登場。出オチで仲間入りでございます。

この時は仲間に入れただけで名前はまだ確認してない状態です。

なんなら立ち位置が難しいところなので名前すら公開されない場合も??


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

高評価、感想・意見等お待ちしております。

ブックマークも待ってます。

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