第51話 家建てるって簡単に話してたけど何もかじってきてないから無理よね。
「さて、カルナさんはまだ戻らないから木材はあとにして。バツさん。」
「はい先生。」
「南北に500メートル、東西に100メートル、深さ15メートルの範囲を掘ってください。」
「え?は、一人で?」
「いえ?ルクスさんとニトさんと協力してもいいですけど、お任せします。」
「ルクス様ニト様本当に助けてくださいお願いします!!」
「グルゥ??」
『ルクス、ここは引き受けると見せかけてのーだよ』
「おいそれこの前金髪ドリルにやったやつじゃねぇか!?」
はい、日付は少し進みまして現在、正座は継続中。
なんなら今久しぶりにゲーム内で立ち上がりました。
あのあとカルナも帰ってきて今後の話をしたが、やっぱ自分らのステータスとかよりハウスが欲しいとなり、クラフトを進めることにした。
で、今カルナと金太郎は鉱石集めに行った。本当にバロック建築を再現するらしい。
俺現物見たことないからわからんぞ?って聞いたら、特徴を抑えてそれっぽく見えてたらいいんですって。
再現じゃなくていいじゃねぇか。
「ほら!そこしっかりと掘り進めなさい!!」
「まだ掘り始めてねぇよ!?」
今からやるっつってんのに。えーっと、とりあえず掘ればいいんだろ?
ひとまずサーチの応用で15メートルがどのくらいなのかを測ってっと........お、いい目印あんじゃん。んじゃ、そこに向かって。
「よし、ルクス。飛斬。」
「グルァ!!」ザンッ!!
――ドォォォォン!!!
「.......よし、深さは確保。」
「ちょっと!?やるならやるって言ってください!?」
「いや、掘れって言ったから。」
「そういうことじゃなーい!!」
あなたキャラ変わったわよ?大丈夫??
「まぁまぁいいじゃねぇかよ。ほら、邪魔だからどっか行った。」
「もう、あんまり破壊行動しないでくださいね??」
破壊行動って俺がまるで暴走機関車レベル10みたいじゃん。いや実際こないだの大樹戦がそうだったから事実陳列罪だなぁ。後で目の前に魔法ちらつかせてお預けしたろ。
「うっし、んじゃこっから基準にいったん100メートル確保しますか。ニト、地面に100メートルの影のものさし作れるか?」
『肯定、でもつかれる』
「なら10秒出してくれ。その瞬間に端をシャトルランして線引いてくるから。」
『承知、"影差"』
「せーのっ!!」シュバッ!!
必殺、マジ反復ピー.........
※著作権考えろ
「おっと、とりあえず線引けたからそこまで掘りますか。ルクスとニトは西側から中央に向かって頼む。俺は反対側から掘るわ。」
「グルゥ♪」
「遊びじゃねぇからな?ま、楽しくやるんならそれでいいさ。」
『ルクス、いくよ』
おーおーはしゃいじゃってかわいいこった。
んじゃ、俺は色々実験しながらやりますかねぇ。
◇
実験その1:重力魔法で地面を掘り起こせるのか
「えーっと、前に自分の体を正面方向に重力かけて飛んでも速度出せたから地面にもかければえぐり取れるはずなんだけど。空間指定10㎥、上向きに”グラビティ”!!」
――ブォォォォォン...........ヒュン!!
「あ、やば。これ魔法切れたとき隕石みたいになるやつだ。あ、制御ないなった。まずい。」
――ヒュゥゥゥゥゥ...........
「やっばーい!!アイテムボックス!!」
――ブォン!!ドドドド!!シュン.........
「ふぅ..........よし、何もなかった。」
大失敗である。
◇
実験その2:ルクスの魔法スキルを重力魔法で質量自体を重くしたらどうなるのか
「ルクスー。」
「グルゥ??」
「ルクスの持ってる属性魔法さ、全部ぎゅって融合して出せないかー?」
「グルル、グル、グルゥ。」
「あ、属性融合レベル低いから混ぜる属性も種類少ないのね。じゃあ今持ってるのは風に光、闇と理、一旦光と闇混ぜれるか?」
「グルァ!!」
――ズゥゥゥゥゥン..........
おー早。てか光と闇混ぜたらなんか重力的なものになるのか?
ゴゴゴゴゴ.........
「え、何の音だこれ。」
「グルゥ。」
『その魔法、壊れそうだよ』
「え、まじかよやべぇ混ぜ方だったか!?"反重力フィールド"!!」
――ブォン........ヒュン!!
――ドカァァァァァァン.........!!!
「光と闇、えぐすぎ..........」
原子爆弾じゃねぇか!誰だあんな特性持ったの考えたやつ!!
でもあれ、敵に投げたら広範囲消滅いけるか?いけそうだな。
ただホリホリには向かねぇなー。
◇
実験その3:結局肉体強化しまくったら一番早いんじゃね?
「よし、活性の歌"震える魂"、"震えあがる喧噪"、"震滅せよ"。これでSTRにAGI、あとはDEXとSPにもバフごっそりかかったからいけるやろ。」
さてと、ここに即席で作った石のショベル(ただ単にスコップに似た形だったから使うだけ)を構えまして。で、スコップに重力と相殺するくらいでグラビティをかけまして。
「そーれっ!!」ザクッ!!
「そーれそれそれそれそれそれー!!!」ザクザクザクザクザクッ!!!
「こりゃ簡単じゃねぇか!!初めっからこーしときゃ良かったよ!ルクス!ニト!お前らもバフ入ってるから手伝え!!この勢いで500メートル掘りきったらァ!!」
「グルァ♩」
『.........“影針突壊五撃”』
「あっ!?ずりぃぞニト!!」
結論:ズルなんて使わず己の肉体を使うのが1番早い
◇
「で、休まずノンストップでやってSPを丸で見てなかったらくたばった……と。」
「くたばったんじゃない、動けないだけだ。」
「それを人はくたばったと言うんです!!全く、全部掘り終えてるからいいものの、後先考えずに行動しないでください!」
「はーい。」
「はぁ、本当に大丈夫でしょうか。」
「大丈夫じゃないかなー?」
「お、カルナ帰ってたのか。」
「ぷぅ。」
「金太郎もおつかれぃ。」
「木の種類がいっぱいで大変だったよー。大きさもまちまちだし、もうめんどくさくなって全部持ってきちゃえー!ってなって、アイテムボックスぼくも取っちゃった笑」
「お、取ったのか。便利だろ??」
「人生変わるよぉこr「さて、支柱をまず設置しましょう。」、ねぇー聞いてくれたっていいじゃん!!」
「今はさっさとハウスを建てることが第一優先です!終わったらたくさんお話することあるんですから、キビキビ動く!!」
アンナは鬼現場監督に進化した!!
「バツさんも!!ルクスさんとニトさんは頼んだ作業をしてくれてますよ!!」
「へーい。」
ちぇー。
――――――――――――――――
そこからは早かった。
「あ、バツさんその支柱になる大理石はもう少し右です。..........もう5センチ左で。」
「これくらいか?」
「ばっちりです!!」
ハウスの柱を組み、
「ねぇここの壁も大理石ー??」
「そこは違った気がする。」
「いえ、そこも大理石ですね。いっその事全部の壁大理石で行きましょうか。」
「わかったー。」
壁を建て、
「誰だここの装飾担当!!」
「わ、私です.........」
「手先が器用かと思ったら全然じゃねぇか!!アンナは装飾やらんでいい!監督業継続!」
「頑張ったのに........」
「ちなみにこれ何作ったの?」
「空に昇る龍です。」
「んー、くちゃってなった紐にしか見えないかなぁ。」
「グパッ.........」
「メ、メディーック!!」
至る所に装飾を施し、
「あとはなんだっけ。」
「ステンドグラスを設置していけば完成ですかね。」
「ガラスだー!!」
象徴ともいえるステンドグラスを設置し、クランハウスを建築し始めて約2週間(普通はこんな早く完成しません)、ついに
「「「完成だー!!(かんせー!!)」」」
素人クオリティながらもなんちゃってバロック建築風クランハウスが完成した。
南北に512メートル、東西に112メートル。
高さは一番高いところで70メートル。普通に城じゃねぇか。
しかも単純なハウス式じゃなくて中庭だの外付大広間だの結構作りこんだ。普通に噴水もなぜか作ったし、何なら俺の要望通りバラ園を作れるスペースも確保した。やったぜ。
うーん、俺らバロック建築進めてたら城造ったってまじぃ??
「ハウスってか城だな。」
「そうかもー。」
「でも、バロック建築では割と城に見えるものも多いのでは?」
「あー、まぁバロック建築自体がやりすぎな建築だもんなぁ。そこに装飾必要あります??ってのもたまに資料とか見れば思う時あるし。」
「そうかもしれませんね。」
さて、今回建てたクランハウス。部屋数は50を超える。クランどんだけおっきいの作る気だよ。
そして今後の設置施設は、倉庫・食堂・調理場・会議室・修練場・鍛冶場・クラフト室・研究室などなど。クラン作った後どういう流れが発生するかわからんが、欲しいから予定を立てた。無駄じゃねぇだろ。
「さてと、家も出来たしギルドに行ってクラン申請するか?」
「ですね。クラン名はどうしましょう?」
「チーム名が鳥獣戯画だし、文字ったのにすれば??」
「ま、それは行ってから考えるべし。」
「そうですね、では一旦ギルドへ向かいましょう。」
難産でした。すごく。
あ、あと作者ですね、公言している通り青森出身なんです。で昨日行方不明展いったんですけどむっちゃ不気味でおもろかったです。他県に住まわれている方も地元でやったら是非行ってみてください。
では、今回もお読み頂きありがとうございます。
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