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第35話 初めてのチーム

さて、現在バツが受けたクエスト名は次の通り。



○討伐クエスト

・あいつを倒して!!(グラスウルフ15体討伐、爪の納品)

・エリアボスを討伐せよ(???の討伐)

・熊転がし(アーマードベア5体の討伐)

・鹿の子のこのこ肉集め(グラスディアの肉30個納品)


○調査クエスト

・餓鬼集団の調査(ゴブリンの巣があるらしきエリアの調査)

・森の生態系について調査せよ(テラノア外縁部森林エリアの生態系調査)

・落とし物を探して?(街の中にある落とし物探し、落し物はあるお守り)


○採取クエスト

・伝説の植物を求めて(???の採取、無期限)

・薬草いっぱいほしい!(薬草100束の納品、10本1束)



「さてと、アンナは熊畜生の討伐経験はおあり?」

「熊.........あぁ、アーマードベアですね。一応あります。」

「ほう、じゃあ安心だな。」

「ただ、ピュリィですけど。第1進化のおかげで戦えるようにはなったんです。でも少し心配で.........」

「ふむ、なら何かしら契約してみるか?多分アンナって獣人だよな。」

「へ?あ、はい一応。鳥系統の獣人ですね。」

「なら、適性高くないとはいえ、俺が契約するよかはるかにましだろ。狼か鹿、契約やってみるか?」

「え、いいんですか?」

「ただ、俺が手伝いすぎれば俺に契約権利が来る可能性がある。そこは気を付けながらだな。」

「はい、やってみます!!」


――サーチ。


バツを中心に魔力の波が広がる。


「反応あった。こっから北に狼の集団があるな。それいってみるか。」

「わかりました......!」

「あ、その前に、ざっくりやれることだけ教えてくれない?」

「え?あ!そうですよね、ひとまず私のスキル構成でいえばバフ・デバフがメインの構成ですね。で、ピュリィは魔法主体です。」

「なら、こっちで前張ってヘイト管理するんで、アンナは攻撃だけに集中して。あと、FF注意。普通に位からこのゲーム。」

「は、はい!!」

「んじゃ、やってみよう。」




――――――――――――――――




「目の前狼の群れ。数は6。」

「はい!」

「じゃあまず、俺はあいつらにグラビティをかける。そのあとは俺らで2体まで減らす。そのあとはアンナとピュリィで2体、契約可能状態まで持っていくこと。おーけー?」

「頑張ります........!」

「気合十分。いくぞ!”グラビティ”!!」


――――ズゥゥゥン............!!


「ッ!!グルァ!?」

「魔法かかった!作戦開始ィ!!」

「グルァ!!!」

『”影縫”、”影針突壊五連”』

「ッ!?グルゥ!?」


強くなったバツたちの攻撃により、グラスウルフ6体のうち4体は瞬殺。


「うっし、じゃあ今からヘイト俺らで管理するから契約可能ってなるまでダメージ出してくれ!!」

「はい!」

「しゃー、ほらそこの狼野郎!瞬殺されて悔しくねぇのか!?あぁ!?」


バツの挑発により、すべてのヘイトがバツに集まる。

ニトとルクスはバツに攻撃が当たらないように且つダメージを与えないよう立ち回る。


「ピュリちゃん、”ダウンバースト”!!」

「pyurororororor!!!!!!!!!」

「え、ちょっとまてそれ俺も巻き込まれるrrrrrrrrrrrrrr!!」

「あ。」


――ブォォォン….............

――ゴォォォォォォオ!!!


「やっばーい!!!」

「あぁごめんなさいぃぃぃぃ!!!」


..................


..........


.....


「ゼェ........ゼェ...........なんとか契約まで行けた..........」

「す、すみません...........」

「とりあえず、契約やってみてくれ........」

「は、はい。」


他のプレイヤーが契約するところを始めてみるバツたち。

バツは自分の契約自体が普通だと思っていた。

しかし、現実は違った。


「ねぇ、痛めつけちゃってごめんね?私の仲間になってくれないかなぁ。いい?」

「...........グルゥ。」

「うん、ありがと。ねぇ、君もいいかな?」

「ワンッ。」

「ふふっ、犬じゃないんだから。」

「.............なぁ。これが普通の契約なのか?」

『バツにふつうは似合わない』

「なぁんでそういうこと言うのかなぁ??」


事実だからだろう。


「さ、さて。狼2体を仲間にできたし、攻撃に関しては連携の感覚をつかんだら問題ないだろ。」

「はい、ありがとうございます!」

「んじゃ、クエスト進めていこー。」

「グルァ♪」

『こうりつじゅうし』

「え、その契約獣さん話すんですか!?」

「ピィ??」




――――――――――――――――




そのあとバツたち『鳥獣戯画』は順調にクエストを進めていった。


「アンナ!!そっち狼いった!」

「はいっ!!ジャック、スイレン、お願い!!」

「「ウォフ!!!」」



狼討伐はアンナの新しい契約獣が活躍し、



「バツさん助けてください~!!」

「お前そのままこっちに逃げてくんな!?モントレ常習犯かよ!?」

「グルゥゥゥァア!!!」

『”影針突壊四連”』

「gluaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!」



熊転がしではアンナがヘイトを集めてしまい、てんやわんや。



「森の奥側までホーンラビットは生息してるもんだな。」

「意外と生き残れるんでしょうか?」

「ピュイー!!」

「ウォフッ!!」



生態系調査ではピュリィが大活躍。



というふうにするする討伐クエスト、調査クエストを進めていった。


で、現在..........


「あれはゴブリンの巣なのか........?」

「あれは巣というより町........?」

『まずい』

「なにがまずいよ。」

『氾濫がおこる』

「氾濫.........?」

『群れるモンスターがこれくらいの規模で集まってるとかなり危険』

「なら急いで街に戻るか。スニーキング命で。」

「はいっ。」パキッ.........


「ggya!?」


「やっば!?逃げろ!?」

「え?きゃっ!?」

「グルゥ!!」

『”影縫”、あしどめしたからあとがんばって』

「またこのパターンかよぉ!!!」

「gyagyagyagyagya!!!!!!!!!!!!!」


【生存本能が発動します】

【敵性生物からの逃走を確認、AGIの数値を2倍にします】

【逃走が発動します】

【移動速度と回避性能が向上します】


「この街まで一方通行の逃げ走りはアンナ専用となっておりまーす!!!」

「きゃあっ!!!」


悲鳴なんて何のその逃げ切らなきゃ始まんねぇんだよ!!!




このゲーム初めて何度目かのプライド捨て去り逃げ走りだろうか。

これで助かる命もあるから意地が悪いというものだ。

結局こうなるんですね、知ってた。

アンナは天然だけど頭の回転はすごくいい系の女性です。

ゲームでもリアルでもこんな感じらしい。


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

高評価、感想・意見等お待ちしております。

ブックマークも待ってます。

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