運営① メンテナンス中の会話
今回は運営の中のお話
ここはアステルシャード本社、FFF運営事務所のサーバールーム。
今回発生したエラーについての会議とメンテナンス作業が行われていた。
「にしても部長、今回のやつベータ版終了時点で直そうって言ってましたよね。なんで直ってないんですか?」
「知らん。技術部門には事細やかに共有したぞ。なぁ袴。」
「袴じゃなくて浜田です!!まぁ、共有はもらってましたけど。」
「な?だから技術が悪い。」
「おいふざけんなよ太田ァ..........!!」
「なんじゃい佐藤、その通りじゃろて。」
「てめぇに修正内容確認しろって言ったとき『あぁ、まぁお前らのことやし完璧やろ。そのまま確定させちゃって~』って言ったやろが!!」
「うわモノマネうまいっすね課長。」
いつも騒がしいサーバールーム。今日はいつも以上に騒がしかった。
そんな中、一つの音声が流れる。
〈 太田様、よろしいでしょうか 〉
「お?どうしたツヴァイ。」
〈 今回のメンテナンス後についてですが、全プレイヤーの状態ログを記録していますので、再ログイン後はその記録ログを参照してスタートさせてください 〉
「承知した。記録ログの保管場所についてはあとで共有しといてくれ。」
〈 承知しました、では 〉
プツンッ...............
「.............はぁ。しかしながらあそこまで開発が進むとはなぁ。」
「あぁ、FFFの世界の神として登録した9人ですか?」
「そうそう。佐藤に浜田、それからほかの技術部門のおかげよ。それがあって今のFFFが成り立ってるからな。」
「まぁそうですね~。」
昨今のAIは発展がすごく、国で人権を認め、バーチャル世界での住居も認定されていたりする。
「あ、部長!メンテナンス終わりそうです!!」
「お、早いなぁ今回は。だいたい10時間で行けたか。」
「普通ありえへんのやけどな。」
「そりゃお前、ここで抱える技術者が大変優秀だからだろ?」
それはそう。
「んじゃ、FFFの公式サイトで通知出しといてくれ。内容は再ログイン開始日程とメンテナンス内容。
日程はまぁ、明日の午前中のどっかにしといてくれ。で、内容についてはそのまま記載よろしく。」
「了解でーす。」
「うーっし、みんな今日もお疲れ!!帰るぞー!!」
「「「はーい(うぃーっす)」」」
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21××年8月○△日
Farming Free Field 緊急メンテナンス終了について
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FFFをプレイしている全ユーザーの皆様。この度は突然のエラー発覚により皆様にはご迷惑をおかけいたしましたこと、申し訳ございませんでした。
即日で原因究明とメンテナンスを実行し、先ほど終了しましたことをご報告いたします。
しかし、サーバー内のシステムを安定化させる処置も実施することといたしましたので、再ログイン開始の日程及び今回発生したエラー内容と修正内容についてご連絡いたします。
ご確認よろしくお願いいたします。
アステルシャード FFF運営事務所管理局長 太田
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★再ログイン開始日程
21××年8月○▢日 10時~
★エラー内容
・プレイヤー及び契約獣の経験値テーブルが予期せず過度に多いものとなっていましたので、本来の経験値テーブルへと戻しました。これにより、レベルが著しく上昇することが予想されますので、レベルキャップへ達した場合、余剰経験値はエクステンドとして保管されるよう再設定いたしました。
・モンスターのリポップ周期が遅い状態となっておりました。これを現状の5倍の速度で早くリポップするよう調整いたしました。
・プレイヤーへのヘイトについて、本来モンスターからのヘイトは向かない設定となっておりましたが、予期せぬ挙動によりヘイトが向いた事象が数件確認できました。これにより部署内で協議を行い、ヘイトが向くように挙動等を調整、ヘイトが向く場合の条件等も基幹構築内へ再編させました。
◇
以上でございます。
では、今後もより良いFFFライフをお楽しみください。いってらっしゃいませ。
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運営からのお知らせって文言怖いですよね。私も怖いです。
では、今回もお読み頂きありがとうございます。
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