第18話 神話について考えてみよう!!
この世界の神とは
あ、でも聞いてて少し気になったところあるんだよな。
「すみません、いくつか聞いてもいいですか?」
「はい、なんでしょう?」
「まず、原初の神だけ名が知られていないのはなぜですか?原初の神こそ名が知られているべきではと思ったのですが。」
「最初に出る質問がその部分ですか、興味深い思考でございますがまずはお答えいたします。まず、大前提として当宗教において、原初の神の名は過去数千年に渡り伝承がされておりません。」
「は?」
「そもそも、原典ですら記載がなく、もはや存在自体が怪しいとされている節すらあります。」
「ならなぜ伝承では原初の神の存在も記されているんです?」
「それは、そうでなくては説明のつかない事象が多すぎたからです。」
「.........すみませんどうゆうことでしょうか。」
「フフッ、すみません。分かりにくくお伝えしてしまいましたね。簡単にお伝えしますと原初の神存在していただいたほうが辻褄が合うのです。この世界の作られ方も、進化の軌跡もすべて。」
「あー、なるほど。ぶっちゃければ居たほうが都合がいいってことか。」
「直接的にはそうですね。ただ、ここは教会であって教鞭をとる場ではない。宗教に心の安寧を求める方も多いですから、お聞きになられた方にのみこのような形でお伝えしております。」
んー、ぐう有能すぎるこのご老人。じゃねぇや大司教様。
「ほかに気になることはありますか?」
「あ、それなら。神獣がどうのこうのってあったと思うんですけど、名前とかってお聞きしても大丈夫なんですか?」
「お名前でしたらお伝え出来ますよ。どの神がどの神獣を創造したか関連させてお伝えしますね。」
この有能な善爺に聞いたのだとこんな感じ。
全能神アイン → 星眼鳥サザンアイ
創造神ツヴァイ → 創界竜バハムート
天来神ドライ → 天啓獣ベルヒモス
輪廻神フィーネ → 還魂蛇アヴァロン
均衡神フュンフ → 双衡鹿ゼルセクト
生命神ゼクス → 命樹獣メタトロン
永遠神ズィーベン → 刻環亀ペストトゥード
厄災神アハト → 終刻狼デスリル
だと。
改めて聞けば神の名前の設定もう少しどうにかならなかったんかって思うのと、神獣の名前強そう。
「この神獣たちはみなこの世界の大地の奥底に封印され、世界に住む生き物がそれぞれが司る権能の禁足事項に大きく違反した場合、封印が解かれるともいわれております。」
「へぇー。」
「ちなみに、過去一度だけ封印が解かれ、この大地に降り立った神獣がおります。」
「え、そうなんですか??」
「はい、かなり昔のことです。だいたい5,000年も前の話ですが、本来の手順ではない方法で死者をよみがえらせ、且つよみがえらせた死者を生贄に捧げて膨大な力を得ようとしたものが現れた時代があったんです。その時には創界竜バハムート・命樹獣メタトロン・還魂蛇アヴァロンの3体の封印が解かれたとの伝承が残っております。」
「やばすぎ。」
「その時はほんの3日間で3つの大地がなくなったとされてますね。今考えると恐ろしい限りではありますが、その一度を機に不変で厳守すべきルールについても明文化されていくようになりました。」
「ほぇー。」
規模がでかすぎて脳が追い付かんです。
「そのルールについてはあなた方に適用されないものもございますのでご自身でお確かめください。」
「あ、そうなんですね。」
デスペナルティを恐れずに確認しろってか?ふざけんな。
「ほかにございますか?」
「神話とは少しずれてしまうのですが、種族進化について聞いても大丈夫ですか?深淵に触れたりはしませんか?」
「んー、知りすぎることは時に毒となってしまいますので多くは語りませんが、それでもよろしいなら。」
「それで大丈夫です。語られなかった部分は自分の力で調べますので。」
「よろしい。ではまず、あなたは竜人の系統種族ですか?」
「そうですけど........あ、角と尻尾か。」
「ですね、ちなみに種族特有の部位は鍛錬によって隠すこともできるのですよ。」
「え、なにそれ詳しく。」
「で、種族進化についてですよね。「あ、語ってくれないんですね。」.........続き、よろしいですか?」
「あ、すみません。」
「はい、まず種族進化とはですが、あなたはどう捉えていますか??」
「え、レベルキャップ到達時に自分の位相を書き換える過程??」
「んー、遠からずともというところでしょうか。そもそも進化とは魂の書き換え。まぁ位相の書き換えは間違ってはないですね。」
出たな魂。
「ですので、魂の許容量を増やすにも書き換えは必要なプロセスなのです。」
「進化することがゴールではないと。」
「そうです。そして、種族進化ですが方向性は無数に存在します。」
ふむ、まぁそこはこのFFFクオリティだ、予想できる。
「そして、それは自身のステータスやスキル構成などにもよりますが、何よりあなた自身を構築している特徴に左右されます。」
「構築?特徴?」
「お伝えできるのはここまでです。」
情報統制ここで来るかぁ。
「まぁ、多少は知りたいことが聞けましたので、お時間いただきありがとうございます。これ、ほんの少しですがお布施です。」
「これはご丁寧に。ありがとうございます。」
お布施を渡したのち、大司教サマは奥へ下がっていった。
< ピンポーン
【八神信教の大司教と邂逅しました】
..........え、それだけ??
気になるんですけど。
「まぁいいか。今後なんかあったらトリガーとして機能するだろ。」
んじゃ、教会を出る前にせっかく来たんだ。ちゃんとお祈りを捧げていこうか。
「んー、俺の種族は竜人系。だとすると神獣から考えるに信仰すべきは創造神ツヴァイ。だけどゲームを始めるときに言われた適正云々を考慮すると輪廻神フィーネでも厄災神アハトでもいける。」
んー、よし、面倒だ。誰か一柱ってよりはこの八柱と原初の神に対して祈りを捧げるほうが贔屓とかなくていいだろ。俺現実だと無神信仰だし。
「えー、祈りの形式がわからんから自己流になるが、お許しくださいっと。」
そういうと、バツは片膝ついて、心臓の位置に手を置き、首を垂らした。
< ピンポーン
【八神信教で信仰されている八柱と原初の神に対して最大級の祈りを捧げました】
< パッパラー
《 この世界で初めて教会で神に祈りを捧げたプレイヤーが現れました 》
《 これにより、ワールドクエスト『終末契約の鎮魂曲』を解放します 》
《 かつて滅びかけたこの世界は着々と滅びに向かって進んでいる 》
《 全ての契約者よ、震えよ 》
《 戦うことを恐れたとき、その瞬間がこの世界の終焉となるだろう 》
< ピンポーン
【 あなたはこの世界の深淵に触れる権利を得ました 】
【 ワールドアイテム:八神の導き を手に入れました 】
【 あなたはこの世界の理から逸脱しつつある 】
【 努々忘れるな 】
【 お前の命運はすべてお前の行動次第ということを 】
「爆弾発動してんじゃねぇぞクソ運営ゴラァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
原初の神< うるさっ、頭に響いちゃうからやめてよほんとに~。
一休みだと思ったか?あれは嘘だ。
さぁさぁ爆弾投下です。この話は絶対に入れ込むと決めて書きました。むっちゃ楽しいっす。
重要なクエスト関係のトリガーはヒントがないことがヒントです。
では、今回もお読み頂きありがとうございます。
高評価、感想・意見等お待ちしております。
ブックマークも待ってます。




