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第15話 アーマードベア討伐に向けて⑤(素材集め編その1)


草原へ向かう道すがら、バツはさっきの鍛冶屋でのやり取りを思い返していた。


「いやぁ、にしてもさっきは濃かったなぁ……。」

「キュ?」

『何が?』

「全部だよ全部。貴族街人いねーなー静かだなーからの、いきなり迷惑行為でBANだからな?」

『あれは自業自得』

「それはそうなんだけど、世界ルールって言われると怖さの質が違うんだよなぁ……。」


殴った瞬間に自分も飛ばされるかと思った。

マジで心臓に悪かったてあれ。

てか全能神??威厳ありすぎ。


「まぁでも、恩を売って作ってくれるって言質とれたのはデカかったね。」

「キュ!」


しかも鍛冶以外も大体できるって言ってたしなぁ。

お貴族様だから教育いっぱいできたんか?

にしてもあの人とのパイプは残しときたい。


いい関係残しとけば武器、防具、保存箱、罠、場合によっては料理道具とかもいけるよな。

夢が広がりングうっはうっはですな。


「ただまぁ。」

「キュ?」

「問題は、その素材を俺らで集めなきゃいけないってとこなんだよなぁ……。」

『当然』

「どの素材をどこまでって聞いときゃよかったよ。」


そこに優しさはないわけで。上限なく集めれてしまうってのがまずい。

非常にまずいが、やるしかないのだ。


「よし、まず方針決めるか。」

「キュ!」

『肯定』


草原の入り口近くで一旦足を止める。

ここならまだ他のプレイヤーもちらほら見えるし、万が一の事故っても対応しやすい。


「今欲しい装備系は、大きく分けて三つ。」


指を折る。


「一つ、ルクスの前衛装備。」

「キュ!」

「二つ、ニトの補助用装備……っていうか、隠密とか撹乱に相性いいやつ。」

『希望』

「三つ、俺の防具と補助道具。」


あと保存箱も欲しい。

アイテムボックスはあれど、時間経過とか一切考えてなかったからなー。


「すなわち!素材確保は確保でも質・量ともに大事ということであーる!!」

『あたりまえ』

「はいいま正論いただきましたこんなんなんぼあってもいい..........わけあるかぁ!!」


正論パンチって一番効くよね!!

でも、ゴルドラの言い方的には“苦戦した素材”の方が良いってのも引っかかる。

単に強い敵って意味か?

魂のこもった戦闘で手に入る素材は一味違うのかね??


「……どっちにしろ、色々と試していくしかねぇか。」

「キュ!!」


まずは手近なところからだな。

よし、行ってみよう。




――――――――――――――――

< ピンポーン

(作者より、今回は戦闘いっぱいなのでリザルトは全省略します、ごめんね☆)






うっ、脳内に何か流れてきた........

まぁいいか。



「それじゃあ、サーチ。」


━━━ブォン……….


周囲の反応を探る。


近場にホーンラビットの反応わんさか。

少し離れてフロックラット。

さらに奥にゴブリンが、これ集落じゃね?さすがに俺だけだと無理じゃ、触らんどこ。

その向こうに、グラスウルフ、グラスディアらしき反応がいくつか。


「まずは倒しやすいモンスターからやるか。」

『安全策?』

「違う、これは様子見だ。」


いきなり強いのに突っ込んでも、素材の取り方が分からんまま終わる。

それに、トレイン殲滅したとき素材確保できんかった(し忘れただけ)からここでいろんな素材集めなきゃいけないんだ........!!


「ルクス、最初はホーンラビットな。」

「キュ!」

『簡単すぎる』

「簡単で結構ですー。」


その時、草むらが揺れ、白い影が飛び出した。


「来たよー。右から1体、正面に2体。ルクス、正面に威嚇!」

「キュ!!」


ルクスが前へ出る。


「キュー!!!」


あらやだ威嚇なのになんてかわいいんでしょう。

出てきたホーンラビットも困惑しているわ(?)


――ガッ!!


「お、ルクスやるなぁ!」


自己判断で火爪を使って攻撃したルクス。

ん、毛皮燃えてんじゃん。


「やばっしくった!!すまんルクス!次から火爪禁止で!!」

「キュ!?」

「今回は爪と噛み付き、体当たりだけで!ほんとにごめん!!」

「キュ........!!」


前脚を振り抜く。


ホーンラビットが地面を転がった。


「よし、まず3体分ゲッチュ。」

『ドロップは?』

「死体はアイテムボックスに入れて最後に一気にやるさ。」


ひとまず戦闘は問題ないなー。


そのあとも周辺にいるホーンラビットをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。

30体くらい倒したところで、いったん今日は飽きた。




――――――――――――――――


「次、フロックラットと戦ってみようか。」


ホーンラビットより小さいけど、そのくせ、妙に素早くていやらしい。

で、絶対に5体以上組んで動き回るから本当にきしょい。


「さぁ出てきたぞってうわ、ちょろちょろすんな!!」

「キュ!!」

「きっしょい!!某Gみたいでほんとにきしょ!?」


カサカサカサカサ動いてるぅ..........!!


「これ、トレインの時は特殊だったからわからなかったけどホーンラビットよりめんどくせぇ……!」

『小さい、速い、低い』

「三拍子そろって鬱陶しいなぁおい!!」


ルクスがその集団に襲い掛かる。

だが、相手も細かく動いて回避してくる。きしょい。


「こんなやつらの素材はいらん。ルクス、焼き尽くしておしまいっ!!」

「キュ!!」


ルクスが右へ回る。

反対にラットが左に逃げ惑う。


ん?俺の影ってこんなに長かったか??


「なんだこれ。」

『手伝った』

「いやあなた影操れるの?」

『今のニトはバツの影、だから操れる』

「んなあほな。」


ニトの影が、ほんの一瞬だけ地面の形を変えるみたいに伸びていた。


「キュー!!」


ルクスがその隙に一撃を入れる。

ラットたちはは吹き飛び、そのまま地面に転がった。


「じゃあ、このままいっぱい倒していこうか!!いくぞ、おー!!」

「キュー!!」

『おー』

「テンション上げてけよ。」



――――――――――――――――

★素材集め1日目


その日、俺たちは日が暮れるまで草原を歩き回った


ホーンラビットの集団に突撃してったり、ラットのカサカサする動きに鳥肌を立てたり。

グラスウルフの群れと激闘を繰り広げたり、グラスディアに逃げられたり。


倒してすぐ死体を回収しながら、着々と素材を集めていった。

経験値も集まって素材も集まる。一石二鳥。


途中SPが完全になくなり、死ぬかと思ったがぎりぎり生き残った場面もあった。


━━━━━━━━━━━━━━

素材集め1日目リザルト


○獲得経験値 1人あたり 2,588

○獲得素材

 ・ホーンラビット:皮×25、肉×17、角×7、若角×3、古角×5、上皮×7

 ・フロックラット:皮×7、歯×6、尻尾×2

 ・グラスウルフ:皮×17、爪×8、牙×6、上皮×10、尻尾×3


━━━━━━━━━━━━━━



うーん、結構集まったけど、なんか、

「足りんよなぁ。」

「キュ……?」

『何が』

「全部。」


量、質、種類ともに足らぬ。

こだわったらまずいかなぁ。

でも最初の装備だからなぁ。

こだわりたいんよなぁ。


グラスウルフまでは何とかなる。それは確実になった。

だけど、グラスディア以上はまだ安定して狩れないし、逃げられるからシャバい。

アーマードベアなんて論ノ外だ。


「ゴルドラのおっさん、絶対あの辺も見越して言ってたよなぁ……。」


くっそぅ、やっぱあの人絶対ただの鍛冶師じゃないって。


「ひとまずレアアイテムはまた明日から狙い絞って集めるか。」

「キュ!」

『賛成』


「よし、じゃあひとまず本日は終了!!」


おやすみなさい!!



――――――――――――――――

★素材集め2日目


今日は仕事が午前中のみだったため、即帰宅即ログインで素材集めを開始した。

ゲーム内の天候はあいにくの雨。雨の戦闘したことないから少し不安だなぁ。


「雨の日えぐい。あんま日差しも出てないし、ニトがいるための影があんま出てこないな。」

『草原までいったらすぐに外に出る』

「頼んだ。」

「キュ!!」


よーし、厳選するぞー。

倒し方も工夫して、頭使っていきやしょや。


「サーチ。」


━━━ブォン……….


他のプレイヤーはいないから狩り放題ではある。


「いいねぇ、貸切だ。」

「キュ!!」


まずは近場の1体だけでいるやつから。


「ルクス、ニト、正面にいるうやつからサーチアンドデストロイだ。今回は火爪も使うけど、最後の一撃には使うなよ。」

「キュ?」

「ニトは今回ばかりは殲滅に加わってほしい。数が勝負だ背に腹は代えられん。」

「承知」


その時、グラスウルフがとびかかってきた。


「正面来るぞ!引き付けろ、今!」


ルクスが跳ぶ。

グラスウルフの爪が空を切る。


「一発入れてりだーつ!」

「キュ!!」


――ザンッ!!


浅かったがしかし、今回は効率よく的確にだから仕方もないやろ。


「次で決めるつもりで首一発狙え!火爪は使うから狙い定めろよ!」

「キュ!!」


あとは飛び掛かってくるのを待ってだな。


「来るぞ、狙えよ!!」


ルクスにとびかかってくるグラスウルフ。

高い跳躍からの噛みつきは普通だと対処がきついが、そこはルクス、うまいこと攻撃をいなし、

赤く燃える前脚で首元を一閃。


――バシュッ!!


グラスウルフが崩れる。


「あーあー頭と体がさようならだよ。」

「キュー!!」

『バツ、死体回収して』

「お、おーニト。ルクスもすご、か、、、った...........。」


えーこの間にあなたどれだけ倒したのよ。

目測10体は居るやん。


『ステータスのごり押し。今回はバツに変化したから力あった』

「あー物理ごり押しで倒しまくってたのね。」


にしてはむっちゃ倒してるから、やっぱユニークってすげぇ。


「じゃ、引き続き倒しまくりますか。」

「キュ!」

『ニトはこのまま別の集団を倒してくる』



そうして俺たちは2日目もグラスウルフを中心にチーデスしつつ、素材を回収していった。



━━━━━━━━━━━━━━

素材集め2日目リザルト


○獲得経験値 1人あたり 3,750

○獲得素材

 ・グラスウルフ:皮×32、爪×20、肉×10、目×10、牙×17、上皮×15、

         尻尾×6、魔玉(風)×1、精霊石×1


━━━━━━━━━━━━━━


ん!?リザルトすごいな!?


え、詳細は??詳細今見れないn< to be continued ..... >



素材集めだけで2話以上使うのは、皆様的にくどいのでしょうか......?

私は!!いや、わしはそう思わんので!!2話以上に分けさせていただく!!


ただ、2話分から足は出ささんないようにしますので、ぜひ引き続き読んでね。


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

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