第14話 アーマードベア討伐に向けて④
てんぷらもどきその2!!
ひとまず街に戻ってきたバツたちは、ギルドへ向かい、おすすめの鍛冶屋、武器屋がないか聞くことにした。
「ギルドってマジで便利だよな。どんな事聞いても教えてくれるし。」
「キュー!!」
「お前は食い意地張ってるだけだろ。」
『陰から出てもいい環境にしたい』
「あんま無茶いうなし。」
さーて、ギルドにとうちゃーく。
「あ、すみませーん。」
「はーい、あ、バツ様!!」
「あ、いつぞやのお姉さん。」
「お姉さんじゃなくて、私のことはエミルって呼んでくださいっ!」
「あ、じゃあエミルさん、この街でおすすめの武器屋とか鍛冶屋って知りませんか?俺ら全員装備品の1つも持ってないんで、さすがにそろえなきゃなって思って。」
「あ、なるほど。そういうことでしたらお任せください!まず、この街の配置はご存じですか?」
「あぁ、配置ならあれですよね、東側にどうこうっていうの。」
「そう、それです!で、ご存じの通り、南側には商店街があり、そこにこの街の商品物はあらかた揃っております。」
てことは、そこいけばいい感じか?
「ただ、おすすめしたいお店は南側ではなく、東側のはずれにあるんです。」
「なぜ。」
「その方、貴族でありながら鍛冶師になられた方でして.......」
「えぇー貴族ですか??」
「で、でも!すごくいい方なんですよ!?お金と素材さえあればどんな依頼でも受けてくれますし、あと腕がすごく立ちます!」
貴族だけどクラフターになったってことか。
まぁエミルさんが言うんなら行ってみるかぁ。
「じ、じゃあそこに行ってみますね。」
「ありがとうございます!!紹介状も今書くので、お待ちください!!」
スッ........
にしても毎回思うけど、エミルさんって絶対契約者だよな。
意味わからんぞ目の前にいるのに音もなく動き回るんだから。
ジャパニーズNINJA??
「お待たせしました!」
「お、これをみせればいいんですね、ありがとうございます。」
「いえいえ!これでおにi........あの方にもいい出会いがあればいいなと思っているだけですので!!」
おい今お兄ちゃんって言いかけました??
「ま、まぁいいか。では行ってきます。」
「お気を付けてー!!」
⸻⸻⸻⸻⸻⸻⸻
紹介状を受け取ったバツ達は、そのままギルドを後にし東側の貴族街へ進んだ。
歩くたびに、街並みが小綺麗になっていく。
金かかってんな。
「いや、貴族街ってのは情報として知ってたけど、にしたって静かすぎんだろ。」
『不要な音がない』
「音がしなさすぎるって言ってんの。」
「キュー!!」
「いや声響きすぎな。」
軽口を叩きながら教えられた場所へ向かう。
――ガンッ!!
突然、貴族街に硬めの音が鳴り響く。
「っ!」
反射的に視線を向けると、鍛冶屋っぽい見た目の建物。
そして、
「おじさんさぁ、ふざけたこと言わないでくれる??」
「どれだけ言われようが無理なもんは無理だっつってんだ!!」
「だからいいからやれって言ってんだよ!!」
「俺らのこと知らないのー??」
明らかに鍛冶屋ですよって人とおそらくお客さんらしき人3人。
「えぇー絶対あそこじゃん。」
どしてこう、俺は厄介ごとに巡り合うのだろうか。
「あれって絶対揉めてるよな。」
『行程』
「キュ........」
静かでいいなってやっっっっっっと思い始めたってのに。
バツはそう思いながらも間に入った。
「ちょいちょいちょい、ちょい待てって。」
――ガッ。
体を強引に間を割っていれる。
「はい一回ストップ、止まりなさいな。」
「なんだお前!!」
「邪魔なんですけど、おっさん。」
「誰がおっさんだ。それに、ここ俺の用事先なの。」
そういって紹介状を鍛冶屋らしき人に渡す。
「ほい、これ紹介状。」
「あ、あぁ。ってこれ、エミルが出したやつか。」
「そゆこと。俺らの武器とか作ってもらえる??」
「は?」
「調子乗ってんじゃねぇぞ――」
「俺らが先に話してn「それ以上近づくなよ。」ん.......な、なんだよ」
「見たところ始めたてか??スタートダッシュ決めたいとかそんな感じだろ?」
「はっ!俺らはトッププレイヤー様なんだよ!!」
「そうだそうだ、種族も契約獣にも恵まれた選ばれし存在なんだぜー」
「だからさおっさん。悪いことは言わないからその紹介状俺らによこせよ。」
カッチーン
「あ?舐めたこと言ってんじゃねぇぞ。」
こいつらいい気になりやがってふざけんなよ??
「てめぇらがやってることは迷惑行為、営業妨害、威圧のスリーアウト。」
指を折る。
「ログ全部残るし、今運営召喚したらサヨウナラだ。意味わかってんのか?」
「だから?」
「そんなの関係ないじゃん。」
「ゲームだぞ?なにしたっていいだろ。」
あーそうかそうか。そういうやつらか。
「まぁ、たしかにゲームだな。だけどなぁ、」
――ガッ。
「ぐっ、な、なにすんだよ!!」
「この街で生活してるやつらは全員生きてんだ。俺らと変わらん存在なんだよ。」
「なわけあるか!?こいつらはNPCで、俺らを助けるしかできないやつr「いいから、黙れ。」.....ぐあっ!!!」
あ、やんばいムカつくあまり殴っちまった。
その瞬間。
――この世界から音が消えた。
「……え?」
誰かが漏らす。
風が止まるり、影が、伸びる。
目の前の時空がゆがむ。“空間”から何かが来る。。
『……来るよ、上位存在』
ニトの声。
わずかに低い。
「……お前知ってるん?」
『これは、“そういうもの”』
答えになってないんだけど??
〈 世界ルールの禁足事項を破るものを確認 〉
〈 ルール 契約者及び献上者の戦闘を禁ず 〉
〈 これにより、事実確認を全能神アインが実施する 〉
頭の内側に、声が落ち、緊張感が走る。
〈 全対象行動ログ取得、事実確認終了 〉
〈 判定:違反 〉
〈 対象:アンホン、バンカタレイ、ワタイチ の3名 〉
「待っ――」
――ブツッ。
〈 対象を分離 〉
〈 ペナルティ適用:アクセス制限 〉
〈 処理完了 〉
そして。
「おれじゃなくてよかっっっっったぁー!!!!!」
『怖がりすぎ』
「いやだって、俺が殴り飛ばしたときにタイミング良く来すぎでしょ!?」
「キュ??」
「うんルクスはかわいいね.......!!」
いやぁガチで俺じゃないかって思ったって。
「……すまん、助かった。」
「いや、俺らのお願い聞いてくれるならいいのよ。」
恩の押し付け成功できたし、断られることもないやろ。
「でさ、俺らに武器とか防具、欲しい道具とか作ってくれたりしない??」
「……なるほどな。」
鍛冶屋さんの顔つきが変わった。
お仕事モードですかね。
「何が欲しい。」
「ひとまずルクスとニトに合う装備一式。あとは俺の補助武器と防具かな。」
あ、食べ物の保存箱とかあってもいいか。
あとは罠系も欲しいなぁー。
「ガッハッハッハ!!いいぜ、作ってやるよ。ただし、使いたい素材は持ち込みな。お前らが苦戦した素材ならなおのこと良い。」
「あー、了解。とりあえず集めてくる。」
「俺ァ鍛冶以外にも生産なら大体のことはできる。素材の種類は問わん、何でもいいから持ってきな。」
「お!まじでか、そりゃ助かる!!」
時間あったら弟子入りとかさせてくれないかなぁ~
ま、その時は改めてお願いしてみよっと。
「じゃ、また集めたら来るわ。おっさん、名前は??」
「俺ァゴルドラってんだ。よろしくな、坊主。」
「坊主じゃなくてバツって呼べよ。」
「まだ装備を作ったことがねぇんだ。作るまでは坊主で十分だ。」
「さいですか。」
そういって鍛冶屋(?)を後にした。
じゃあとんぼ返りで草原へれちごー!!
FFFの設定ってプレイヤー戦っちゃだめだから殴っただけでもNGくらい可能性は全然あるっていうね。
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