第10話 アーマードベア討伐に向けて①
昨日って何をしてたっけ??
~時は少しだけ進み、翌日~
んー、ニトの姿を見せてってところまでは覚えてるのに、肝心のその後の記憶が全くない.........
まぁ一旦ログインしていきますかぁ~
「『ダイブトゥフィールド』」
〈 Farming Free Fieldを起動します 〉
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〈 おはようございます、バツ様 〉
「..........あれ?ログインしたよな?」
〈 はい、しました〉
「ここって、契約獣の待機所?」
〈 そうです 〉
「ログインしたらいったんここに来るのねって..........」
右を振り向くと、
〈 どうしましたか、バツ様 〉
「いやこちらのセリフなんだがぁ!?」
〈 ? 〉
「困ってんじゃねぇ!」
しばらく会えないとか言ってたよなぁ??
〈 一先ず、昨日強制ログアウトが実行されましたが、頻繁に起こさぬようお願いいたします 〉
「なんだってそんな、頻繁に起こるわけでも無かろうに。」
〈 あまり頻繁に起こされますと、BANです 〉
「.........BAN??」
〈 はい 〉
「びーえーえぬ?」
〈 それ以外に何がありますか? 〉
「まじかよ重っ。」
こりゃ気を付けないとなぁ。
身に覚えはないけど()
「キュー!!」
『バツ、おはよう』
「おー、ルクスにニト、おは。」
待機所って契約獣もいるところなんだな。
〈 その通りです 〉
「思考を読むな。」
〈 あなたが分かりやすいのが悪いのです 〉
「キュ!キュキュキュ、キュー!!」
「あぁもうなんでそんな怒ってんだよ。昨日のことは謝るから、な?」
〈 ルクス様は『なんで昨日はぼーっとしたまま寝ちゃったのだ!串焼きもらえてないのだ!!』と言っておられます 〉
「あ!!串焼き、ごめんなぁ。今日2倍にして渡すk........ファーブリーお前言葉分かるん?」
〈 この空間では分かります 〉
「ここ限定なのね。でも便利じゃん、ここにいる時だけt〈 しませんよ、今はルクス様がお怒りだったからきちんと伝わるよう代弁しただけですので 〉う。ねぇ被せなきゃダメなのか?」
『バツ』
「なんだぁ!?」
『ニトの本当の姿見た、大丈夫??』
「ん?あぁ、まぁ記憶が少しなくなってるだけで至って健康だ!!安心しな。」
『そう、無理は禁物バツはニトたちのあるじ』
精進します。
「んじゃ、街へ行こうか。ファーブリー、またな。」
〈 はい、いってらっしゃいませ 〉
【最後にログアウトした場所へ転送します】
――――――――――――――――
【転送が完了しました】
「ふぅ、戻ってきたな。」
「キュ!」
『バツ、ニトは何の姿でいればいい?』
「あぁー、どうしよ。」
ルクスと同じ姿だと目立ちそう。
だけど竜人系の俺が別の種族を連れてるのも少し違和感か?
悩む、悩むぞー..........
あ、いいこと思いついた。
「なぁ、俺の影に入り込むことはできるのか?」
『影?』
「そう。スキルで存在情報の偽装ができるってことは、俺の存在情報から影にもなれないかなぁって。」
『やってみる』
次の瞬間、ニトの姿が突然黒くなっていき、最終的にはバツの影の中に吸い込まれた。
「うぉ。」
なんか足が重くなった間隔。ってことは成功か??
『バツ、いけた』
「おう、こっちも少し足が重く感じるが、おおむね良好だ。」
ひとまず当分はこの形で行くか~。
ニトは基本サポートだし、大丈夫だろ。
「んー、ひとまず戦闘において、敵の位置情報の把握にルクスたちへの指示、俺も俺でサポートスキルを今後は使わないとなると、脳みそが一つじゃ足らんことが分かった。」
『スキルで補える』
「それはそうなんだけど、ドッペルゲンガーみたいなのっていないのかね?契約できればかなり強いと思うんだよなぁ。」
「キュ―!」
「あぁ、ごめんごめん。まずは串焼きだな!」
レッツ串焼きゴー!!
――――――――――――――――
「お!兄ちゃんじゃねぇか!昨日は大丈夫だったのか??」
「あ、お兄さん。いやぁ実は昨日の記憶が途中から無くて、どうやって街に戻ってきたかも曖昧なんだよねー。」
「そりゃ災難だったな、ま、こうやってまた来てくれたんだ、今日も買っていくかい??」
「もちろん。とりあえず20本買える??」
「お!大量注文感謝するぜー!ホーンラビットの肉があれば若干だが安くするぞ。」
「いや、こないだとりあえず売っちゃったから次狩ってきたらお兄さんに渡すわ。」
「そいつぁいいこと聞いた、待ってるぜ〜?」
うーんこのなんとも言えないホーム感。
安心する。
「あ、そういやお兄さん、名前教えてよ。いつまでもお兄さん呼びじゃ親しくなれないからさ。」
「おっと1番大事な事を忘れてた。俺ァザンってんだ、よろしく頼むぜー魂魄の兄ちゃんよ。」
「俺はバツって言う、よろしく頼むよザンの兄貴。」
「兄貴!いいねぇそーゆーの好きだぜ、兄弟。」
ガシッ!!
ザンの兄貴、ノリが良くて好きやわぁ。
「キュ」(´◉ω◉` )ジー
「あ、ごめんルクス。今作ってもらうから待って。」
「ガッハッハ!!いやぁすまんすまん、今から出来たて準備するから少し待ってな!」
この後、機嫌を直すのに少し時間かかったが、串焼き15本で手を打った。食いすぎだろ。
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「腹いっぱいになったか?」
「キュー!!」
「そりゃよかった。だけどめちゃくちゃ腹膨らんでるけど大丈夫か?それ。」
「キュ?キュー。」
【ルクスが満腹度以上に食べ物を食したことにより、スキル:暴食の片鱗を獲得しました】
「へ?片鱗??」
『バツ、なにか聞こえた?』
「いや、システムアナウンスが聞こえたんだけど、意味が分からなくてさ。」
一旦ルクスのステータス確認しようか。
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【契約獣情報】
名称:ルクス
種族:小竜系
レベル:4
空腹度:147%
契約適合率:94%
信頼度:低
HP:147
MP:114
SP:98
STR:25
VIT:24
INT:18
MND:20
AGI:25
DEX:16
LUK:15
スキル:
{攻撃スキル}
火爪 Lv1
{支援スキル}
ミラージュ Lv1
{大罪スキル}
暴食の片鱗
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うーん、とりあえず一言。
「暴食便利だなぁ。」
『片鱗、モンスターで習得するの早い者勝ち』
「早い者勝ち?つまりはルクスが習得したから他は習得できない状況になったってことか?」
『肯定』
「じゃあ色々と試したら意外と取れるんじゃないか?」
『否定、そんな簡単に取れるほど甘くない』
「あ、そこは大罪の名前通り簡単じゃないのね。」
てことは、ルクスあいつ食い意地だけで限界突破しただろ。
怖っ。
「片鱗スキルって詳細確認できるのか?」
『行程、鑑定使えば余裕』
「あ、鑑定必要なのね。じゃあ、鑑定。」
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【スキル詳細】
名称:暴食の片鱗
状態:━━━
分類:大罪
消費SP:━━━
効果:大罪スキル
その力は本能のままに食い尽くすことを欲す
その力は飢えを許さず
ただ飢えを満たすことを渇望する
これは始まりに過ぎない
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「うんすごく物騒なこと書いてないかな?」
飢えてるんですかそーですか。
おかしいちゃんとご飯は食べさせてるのに(p_q*)シクシク
………ひとまず空腹度の管理は怠ったら乙る可能性がすごく出てきた。
「なぁルクス。」
「キュ?」
「どれくらい食べれるのかチャレンジしてみない?」
「キュ!(> - < )三( > - <)ブンブン」
「あ、それは嫌なのね。」
まぁ、そこは俺がしっかり見張ってよう。
あ、あとミラージュも確認しておこう。
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【スキル詳細】
名称:ミラージュ Lv1
分類:支援スキル
消費SP:15
効果:アクティブスキル
クールタイム:スキルレベル×5秒
生成上限:スキルレベル×1体
スキルレベル×1体、分身を同時に生み出す。
生み出した分身のステータスは本体の半分
になる。
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おぉ、何という使い勝手のいいスキル。
戦闘の幅が広がりングで激アツじゃないのよ。
「ルクス、いいスキルだなこれ。いつの間に習得したんだ?」
「キュ!!」
「え、どこ指してんの?」
ルクスが指した方向を見るとニトがいた。
……まさか、
「ニトが使ったスキル見て真似してみたらできたってこと??」
「キュー!!」
「んなアホな。」
いやだうちの子天才。
この子の進化が待ち遠しい........
『バツ、戻ってくる』
「.............ハッ!!」
思わず親バカが出ちまった。
とりあえず、あの熊畜生をぶち転がす算段を考えなきゃだが.........
「ひとまずルクスを第1進化させよう。うん。」
「キュ??」
ルクスが進化すれば、ニトのスキルとかも解放されるし、圧勝狙えるやろ。
よし、2時間くらいをめどに経過チェックしよ。
記憶ないなったお話を書くのは前話で最後にします。
理由は至って簡単、記憶なくすのって、怖いよね!!
それだけ!!
では、今回もお読み頂きありがとうございます。
高評価、感想・意見等お待ちしております。
ブックマークも待ってます。




