第9話 ニト
※集合体恐怖症の方は最後、お気を付けください
「……っはぁ……はぁ……つっっっっっっかれたぁーーーー」
しんどいて。戦闘で死にかけるわ契約でも死にかけるわ。
いや私戦闘以外では死なないんですけどね。
現実の体が死んじゃうわ。
てかやっぱこのゲーム痛覚設定おかしいよね?
ただ現実問題、腕はあるし、握れば動くし、感覚も普通にある。
「なぁニト。」
『なに、?』
「この腕って何か変わったのか?」
『ニトとの繋がりの証』
「証ぃ?どこも変わって無くないか??」
『ちゃんと見る』
「いやだから、どこをどう見て.....も............」
両肩に触手モンスターの姿がッ!?
「いやきんもちわる!?なんだこのSAN値減りそうなモンスター!?」
『ニトの本当の姿』
「ほんっとうに申し訳ござませんでした」
『すごい手のひらクルリ私じゃなきゃみのがす』
「ネタ知ってんのかい。」
『ニトだからとうぜん』
ニト様ってか?
説明もなく腕落としたやつが何言ってんだよ。
「しかし、ニトさんや。」
『なに、?聞きたいことある?』
「ユニークってそもそもなんだ?普通のモンスターとは全然違うだろ」
『ユニークは神獣様の写し鏡、神獣様の力を宿した選ばれた存在』
『だけどその実、エラーモンスターがユニークって呼ばれたりする』
「エラー、ね。」
『強いのもいれば弱いのもいる』
『戦うのが好きなのもいれば嫌いなのもいる』
『だけど、資格ある者の前にしか現れない』
「俺には資格があったのか??」
『身に覚えはあるはず』
『バツの魂の情報には闘争と支配の色が濃く出てた』
あ、最初の10問で言われたやつか!!
「キュ……?」
「お、さっきはごめんな、心配かけた。」
ルクスが心配そうに顔を覗き込んでくる。
『だから、ニトはバツの前に来た』
『契約したかったから』
「それはたいそう光栄なこった。」
にしても、さっきニトはニャルラトホテプだってアナウンスでいったよな。
「ニトのことが知りたい。仲間のことはちゃんと知りたい。」
『いいけど、まだ話せないことも多い』
「それでもだ。今話せることだけ聞いて、あとは適宜言えるようになったら教えてくれよ。」
『肯定』
『まず、ニトはこの世界とは異なる次元の神、外なる神のナイアーラトテップを原種にして生まれた存在』
『ニトが死んだら次のニャルラトホテプが生まれる』
『けど、ニトは生まれてからずっと生きてる』
『だから、ニトは初代ニャルラトホテプ』
『ニト、強い』
なるほどねぇ。
一応クトゥルフ的な要素はあるのねこの世界。
「ニトの今のステータスって見れる?」
『肯定』
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【契約獣情報】
名称:ニト
種族:ニャルラトホテプ
状態:封印
封印段階:Phase 0
封印解放率:0%
契約適合率:error
信頼度:――
HP:78
MP:261
SP:114
STR:1
VIT:25
INT:42
MND:45
AGI:32
DEX:30
LUK:45
スキル:
千貌顕現〔解放状態〕
偽魂幻想〔封印中〕
分身展開〔封印中〕
汚染干渉〔封印中〕
魂魄支配〔封印中〕
理解の及ばざる破壊〔封印中〕
混沌領域〔封印中〕
違法増強〔封印中〕
反転装術〔封印中〕
運命歪曲〔封印中〕
空間歪曲〔封印中〕
次元瓦解〔封印中〕
事象転〔封印中〕
這い寄る混沌〔封印中〕
理の外なる大いなる意思〔封印中〕
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いやいやピーキーステータスで草。
強いよ?強いですけど、実際の戦闘をさせるよりかはルクスがメインを張って
後ろでかき乱し担当にニトをお願いするって感じかなぁ~。
「レベルがないけど、それもユニークと関係あるのか?」
『肯定、ユニークは契約主のレベルが10刻みに到達するごとに封印が解放されていく』
「てことは、封印段階ってのがその解放したい回数って認識で間違いないか?」
『肯定』
「にしても肉弾戦弱すぎない?」
『仕方ない、ニトは肉弾戦なる前に倒すのが得意』
後方ガチ勢ね、それは助かるな。
「じゃあ、この今唯一使えるスキル、詳細見てもいいか?」
『肯定』
『バツ、いちいち確認いらない勝手に見てもいい』
「いやそうは問屋が許さないじゃん。」
『いいから、見たきゃ見る』
へいへい。
――鑑定
━━━━━━━━━━━━━━
【スキル詳細】
名称:千貌顕現
状態:解放状態
分類:混沌
消費SP:0
効果:パッシブスキル
対象の外見・存在情報を偽装する。
変化した対象の情報があるほど忠実に変化する。
スキルもコピーする。
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「……。」
沈黙。
「ニトさん。」
『??』
「強くね?」
『否定、コピーする存在をバツが認識していないと弱い』
あ、あぁーあなたの認識じゃないのね。
「てことは、俺がいろんな生物について認識を進めればその分強くなるってことか。」
『肯定、このスキルに終わりはない』
「ん?どういうことだ?」
『自分で考えて』
へーい。
「そういえば、ニトは進化するのか?」
『否定、ユニークは最初にして最終』
「進化はせずに姿は変わらないってことね。」
でもそりゃそうか。
封印が解放されていくってそれで強くなっていくってことだもんな。
強くなるってか本来の力が戻るって方が近いか。
『あとのことはまた今度』
「封印状態だから出せる情報にも現段階では限りがあるのはしゃあないって。」
『肯定、といきたいけど否定』
「否定?そりゃなんでだ。」
『今伝えてもバツ弱い、きっと頭で理解しきれないから』
「おいコラ言い方ァ!!」
そんなおバカじゃありません!!
でも弱いのは事実過ぎて否定できないのが腹立つ。
たしかに今の俺じゃ、情報量を増やされても整理しきれない気はする。
「まぁ、いいか。一先ず帰るから、道案内よろしく。」
『肯定、姿はこれでいい?』
「あぁー、そういえば今はグラスウルフの姿だったか。」
んーどうしよ。ルクスの姿になってもらうのも面白そうだし、
あ、そうだ
「試しにさ、本当の姿見たいって言ったらどうする?」
『.........ニトは本当の姿嫌い』
『だけど、バツが見たいなら一瞬だけ見せる』
「お!マジか!この後は無理に見せてって言わないから一瞬だけいいか??」
『肯定、でも、ルクスは待機所に返還して』
「え?いや大丈b『いいから』......俺は言葉をさえぎられる達人かなんかか?」
じゃあルクス、一旦待機所で待っててくれる?
え、めっちゃ顔横にブンブンするじゃん。いやだ?でもあいつ俺らより強かったぞ、ここでへそ曲げられたら俺らの未来がないぞ。
......串焼き5本でどうだ「キュ!!」.......最初からこうしときゃよかったわ。
「よし、返還したし、お願いします!!!」
『........あまり気のいい姿じゃない』
「バッチこいだ!!」
さてさて、両肩に描かれちまった姿らしいけど、どんなもんd......................................
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この後俺は強制ログアウトを食らい、現実に戻されてからも大体30分くらいは気絶。
その後脳死でゲーム世界に戻ってきてニトに案内されながら街に戻ったバツはそのまま街の中でログアウトした。
後日最初の日の記憶があまりなかったことだけは言っておこう。ブルッ
GM≪ えー、PLの仮名ヒヲリさん、ニトの本当の姿を直視し、正気度を失いました。正気度チェックです。
1d6を振ってください。
仮名≪ 1d6 > 6
GM≪ 1d6の結果、6が出ました。正気度が6減ったことにより、正気度0を確認。仮名ヒヲリ、正気を失って鉄塔台から飛び降り。ロストですお疲れ様でした。
仮名≪アッアァァァァァァァァァァァァァァァァァ.....................
TRPG風。笑笑
すみません!一部集合体がありましたよね。
本来のニャルラトホテプは目が無数にある存在ってよりかは多彩な化身を持つ存在としてよく知られていますが、いろんな姿に慣れるなら見せる姿も本当の姿じゃなくて一番その人が恐怖する姿が本当の姿って設定でもいいのかなって思い、こんな描写にしました。
私も勉強中ゆえ間違いが多いかもしれませんが、ご了承ください。
では、今回もお読みいただきありがとうございました。




