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第100話 地底に眠る懺悔と傀儡⑲

祝本編100話目!!


「誰かいたおじの快感ビクンビクン終わらせて来いよ!?」

「いたおじは好きだけどあの状態に近づくのはきちぃって!!」

「私も無理よ!?」


この状況で四の五の言ってられないが、それでもいい年したおじさんのビクンビクンした姿は正直きついのだろう。

だが、そのいたおじの頑丈さには皆感謝しているため葛藤が見える。


「ピュリィ!!ドマッゾさんにダウンバースト!!」

「ピュピュピュイ、ピピ、ピィー!!」



――――ヒュゥゥゥゥッ..................ドォォォォォォォォォ!!!!!



「ぎゃぁぁぁぁぁぁああ!!!」

「あ、飛んでった。」


(ぷちっ)

「あふんっ。」

「「「「いたおじー!!!?!?!」」」」



「どうしたんだ?」

「「「「あれ!?いたおじが二人!!?!?!?」」」」



「「あぁ、これは分身だよ。俺のスキル『被虐体質』っていうスキルで分身できるんだ。しかもそれぞれ痛覚を持っているから2倍快感が........................ジュルッ。」」

「「「「あぁ、やっぱりいたおじだ。気持ち悪い。」」」」



「ってか、ひとしきり快感し終えたんなら頼む!!前線のタンク要因全然足りてねぇんだ、補助頼む!!」

「「心得た!!我ら分身すればその力は万倍を超える!!とうっ!!」」



まるでコントのような光景を目にしたアンナは、復活したドマッゾを確認して前線はひとまず安定するだろうと安堵した。

しかし、それでも決定打にかけていることに歯がゆい思いをしていた。


自分自身、学園都市で魔法の会得を進め、自身の加護や称号の力で完全獣化の状態であれば直接攻撃が可能となる。が、完全獣化は現在、第二進化して以降安定していない。何なら変化できない日すらある状態だ。


安定していない原因は不明、色々試したものの全滅。

そんな状態で発動し、失敗したら変化していないのにステータスの獣化終了後の反動を受けるのだ。

リスクを承知で発動できるほどアンナのメンタルは強くなかった。


頼れるバツもいない。共に並んで戦ってきたカルナも、師匠であるアラミアもいない。


他のプレイヤーもダメージを出せてはいるが、百億を超える体力のあるこの地底旧神の前には微々たるもの。この場にいる誰もがドット程度しか減らせていない状況だ。



「だ、誰か!!後隙が大きくても高火力出せるって人はいませんか!?いたらバフ集めます!!」

「............その手があったか。俺もバッファーだ!!重複可能のバフを持っているから、いれば名乗り出てくれ!!」

「俺もバフいけるぞ!!」

「私はデバフ盛れるわ!!」



アンナは、自分がだめならできる人を探そうと声を荒げ、周りに問いかけた。

その波が広がり、バッファー・デバッファーを認知、みな契約獣に指示を出しながら言葉を交わして火力を出せる人物を探した。







「では、その役目は私たちが務めましょう。」







――――ズパンッ!!!




「gkagkkhfgajghfjagfjhgasjfhgasjfhgajsfgasjhg!!?!?!??!??!??!」




「なっ....................」

「巨人の腕が................」

「切り落とされただと!?」



少し離れたところから女性の声が聞こえた。と同時に、聞こえたときには既に巨人の腕が1本切り落とされ、その腕で地面を揺らした。



「だーんちょー。なんでうちをトップバッターにしてくれへんかったん??なんでなん?なんでこんな珍竹林の童貞野郎に任せたん??」

「おいてめぇ!!人が気にしてることを引っ張り出してくんな!!あと、今童貞は関係ねぇだろうが!?」

「お前らさぁ、いっぱいプレイヤーいるんだよ??ちったぁ仲良くできねぇのかー??」

「「できるー!!(無理だ!!)」」

「ははっ!!見事に食い違ってらぁ!!」


「あ、あの。さっきお役目を務めていただけると...............」


「ん?そうやで?これもだんちょーに感謝しぃや??初めはいいトコだけ持って行こか思うてたけど、それやとうちらの評判悪くなるっちゅうこって、前張って戦ったるわってことになってん。な??だーんちょー♪」

「えぇ、あなたがこの場の責任者............でよろしいですか??」

「えぇ!?せ、責任者...........えーっと...................?」



アンナは急に責任者と言われ、自分が責任者でもいいのかと困惑した。

しかし、周りをきょろきょろすると少し反応が違っていた。



「私はアンナでいいと思うわよ!!こんな戦闘中じゃなかったらきちんと一緒に作戦でも考えてたかしら、ねっ!!」

「俺もそれは賛成だ!!あ、俺の名前はマゾル・ド・マッゾ!!人呼んで『いたぶられ大好きおg「あ、いたおじは今じゃない。」.............お"ん........」

「その嬢ちゃんがトップでいいぜ!!今更戦闘中に責任者決めんのも無理だ!!俺らはその人を頭にしてこの巨人と戦ってた!」

「あぁ!!そこでビクンビクンしてる人はメインタンク、それ以外でサポートとDPSで何とかこのダンジョンの中で終わらせようと必死だった!!」



「ふむ。事情はだいたい把握できました。あ、私たちはこういうものでして..............」ぺこりっ

「あ、これはご丁寧にどうも。あ、『精霊の依り代』さんですね。私はアンナと申します。」ぺこりっ



‷ いま社会人出さなくていいから早くしてくれ!!?!???!?! ‷

皆同じこと思っただろう。



「で、精霊の依り代の皆様は..............??」

「あぁ、先ほどの声掛けが聞こえておりまして。実はついさきほどダンジョンに着いたところなんです。」

「元々ダンジョン街にいたんだが、あっちは怪獣大決戦状態だ。面白くないからこっちに来た。」

「そしたらー。火力出せる人を探してる言うてたやないですかぁ!!そんなんうちらの出番やー!ってこっち来たんよー。」

「..............なるほど。では、状況を簡潔にお伝えします。」

「お願いします。」



「前張りタンク入れど決め手に欠ける。火力出して??」



「簡潔かつ分かりやすい要望ですね。こちらも要望にお応えできるようにがんばりましょうか皆さん。」

「すみません、私含めてかなり頑張ったのですが...........」

「嬢ちゃんが謝ることじゃねぇだろ??俺らもこのクエストに合わせてもうちょい鍛えてくればよかった話だ!!」

「そうよ!!恥ずかしい話だけど、ここまで強いとも思ってなかった、わよ!!!」

「皆さん.............」



「なぁなぁお姉さん。もうあのデカいのと戦ってきてもええか??」

「え?あ、はい。大丈夫です。それと、一応敵の予備動作とかはお伝え出来ますがどうしますか?」

「なぁ、もうそんなんえぇよ。こっちで勝手に見てうまくやるからー。んじゃ、行ってきまーす!!」

「あ、ちょウンディーネ!?.............団長、俺も行ってくる!!」

「ノーム!?...............貴様ら、団長の前でそんな醜態を晒すとは、あとで折檻だ。」

「いいのですよイフリート。あれくらいが丁度いいではありませんか。」

「はっ!!」

「では、あとは皆様とうまく合わせますので、よろしくお願いしますね?」

「あ、はい!!DPSお願いします!!」





『あの状況はなんだろう』


ニトはバツたちと別れ、マギとともにダンジョンの中へ戻ってきた。


しかし、たった十数分いなかっただけで戦況がかなり変化していたことに困惑した。


「む?あれは我のダンジョンを早々にクリアしたチームなのだ!!あの者らもこちらに来ていたのだ!!」

『あのチームが...........』



見たところ、全員が精霊の系譜にある契約者で、契約獣も精霊系。それも各属性でそれぞれが特化させた状態。バランスは非常にいい。



『でも、あのチームがニト達よりも強い.........?』

「いや、あの者らはニト姉上たちよりも弱いぞ。個人の力はな。」

『...............なら、なぜ?』

「あれはチームの力が他の追随を許さぬほどに強い。あの連携力には我も驚いたのだ。」

『連携か............』

「あの者らは恐らく長年の付き合いがあるのだろう。でなければあそこまで視線と最低限の言葉で意思疎通はできないのである。」



精霊の依り代の戦いを見ていれば、契約獣への指示出し、味方への意思疎通などは必要最低限の言葉と視線で行われている。

耳を澄ませば、「右20体、左前方10セカンド、後方頭上大振り攻撃3セカンド」など、方向、接触予告時間、必要情報が端的に構成されていた。




『バツとは全然違う意思表示』

「ぬし様のやり方は誰にも真似できないのだ。あのやり方はぬし様の類まれなる演算能力と盤面を俯瞰で見れる思考能力。たまに熱中しすぎて極端に視界が狭まるのは玉に瑕だが、それでも無意識下での行動の正確性は尋常じゃないのだ。」

『そんなに褒める?』


「あれはいつかランスロットを超えるのだ。それくらいの才能なのだ。それも自分の理想通りに事が運ぶとノリノリになるタイプなのだ。」


『.....................』

「ま、そんなことよりなのだ!!姉上よ、あの戦いに乗じて我らはあの封印されていた地へ調査に行くのだ!!お供をお願いするのだ!!」

『...............しょうがない、お姉ちゃんに任せて』

「うむ!!」




援軍到着!!というわけなのですが、最近、めちゃくちゃ書きたいことがあっちこっちしてます。笑


これ本当に最近の悩みで、流れを綺麗に書きたい気持ちとここにあれを入れようこれを入れようが喧嘩して全然進まないです。皆さんこういう時どうしてます??


このクエストの結末はだいたい決めてあるからそれに向かってはいますが、右往左往しちゃうんですよねぇ。

読みにくかったら申し訳ないです。頑張って乗り越えます!!


それでは、今回もお読みいただきありがとうございました!!

高評価、意見・感想等お待ちしております。意見・感想等では皆さんの好みやこういうのを見たい!!というお言葉、この部分長く書きすぎ!!などのダメだしでも構いません。忌憚なきご意見をお願いいたします . .)"

ブックマークもボチッとワンタップしてもらえれば、作者のやる気が漲りますのでそちらもお願いいたします!!

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