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第99話 地底に眠る懺悔と傀儡⑱

『アーソッカァ。人型ダトカロウジテ話セルケド龍ナラモウ龍ダモンナ。マァ何言ッテルカワカンナイケドツマリハソウイウコトナンダロウナ。ウン。ソウダトイウコトニシテオコウ。』

『主人の声なんか片言ー!!』

『ショウガナイダロ??人歴ハ長クテモ龍暦ハ0日ト10分ダ。ソリャ話スノモギコチナイサ。』



ちなみに外からだとこう聞こえてる。



「グルルゥ!!グル、グルルァ。グルルゥ??」

「gru,grrrraaa,gruru,gra.」



上がルクス。下が俺。


俺声ぶっさいくやなぁ。声帯が不安定すぎて全然喋れてないじゃねぇかよ。


『マァイインダヨ。早イトコアノ龍神ヲ地ニ墜トシテ捕獲モトイ仲間ニシネェトナ。』

『でも、今の状態だったら龍神とお話しできると思うよ??』

『マジカヨ。ジャア墜トシタラ話シテミッカナ。』

『とりあえず墜としてからなのうける笑』

『ソノコトバヅカイハヤメナサイ!!』

『えー。これ可愛いってみんな言ってたよ??』



お父さんは認めませんからね!!




――――――――――――――――――――




『皆殺シダ!!コノ我ヲ封印シタコトヲ後悔サセテヤル!!』


さっさと捕獲しようと思った矢先、俺たちは龍神に近づいたら物騒な声が聞こえてきた。



『アノ時、故郷ヲ追ワレタトキニ人族ニ抗イ、皆滅ボシテイレバ全テハ変ワッテイタノダ。ソレヲ、人族ハコンナ種族デハナイト。ソノママ流レルママ追ワレル身ニナッタノガスベテノ間違イダッタノダ!!』


『地底旧神モダ!!アノママ降伏シ、我ラノ種族ニ下レバアノママ地底都市ヲ守リ、復讐ヲ果タセタノニソウレヲ棒ニ降リオッテ、我トトモニ倒レタデハナイカ!!望ンデモイナイ結末ヲ迎エ、トモニ封印サレ本末転倒デハナイカ!?』


『アァ、憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!』




おぉおぉおぉちょっと待て待て。


狂ってるって恨みに吞まれてるってことか。




『この龍神ね。ここに来てからずっとこんな感じなんだー。』

『オ前コノ状態ノ龍神トズット戦ッテタノカ..........』

『そうだよー!!ほめてほめてー。』

『ヨーシヨシイイ子ダルクス。飴チャンアゲチャウ。』

『飴?って分からないけど食べるー!!』



ほーれ飴ちゃんだよぉ。


しかし、この状態の龍神では対話もへったくりもない。俺はこの状況を作り出している元凶を探した。


探している間にも龍神の体は地上へ墜ちている。墜ちきる前に原因を見つけ、取り除かないと間に合わない。

どこだ............どこにある...........!!



(主よ!!我を引き抜け!!)



ふと、災禍の声がスッと耳に入ってきた。


(我を使い、この元凶を取り除く!!元凶の正体は魔の因子!!これは邪信教がよく使う常套手段、モンスターに魔の因子を取り込ませ、理性崩壊・怨念増強のもと負のオーラを発生させ、そのオーラの力で神代時代に封印された邪神を復活させるのが目的だ!!)

『ナラ、ソノ魔ノ因子ヲ災禍デ喰い荒ラセバ万事解決スルンダナ!!』

(やってみたことはないが、悪大喰があるから可能なはずだ!!)


そこまで言うなら一発勝負。やってやろうじゃないか!!


――――ジュシュッ................プシャッ........................


龍神の背に刺さったままの災禍を見つけ、その刀身のまま龍神の体内を神羅眼で視る。


すると、心臓のすぐ近くに赤黒く鈍く光るものを発見した。


『災禍!!因子ラシキ反応ヲ見ツケタ!!心臓ノスグ隣ダ!!』

(心臓のそばか................いや、躊躇してれば因子に吞み込まれる.............!!やるぞ!!)

『オーケー。タイミングハ任セタゾ!!』



(了解だ..............まだだ..............あと少し......................................今!!!)


『食ラエ!!”悪大喰(あくだいかん)”!!!』



――――グシュッ!!gcgchgcctyguciyugcujcghchj.......................



心臓の少し右を捉えた災禍の刀身はその顎門で肉を喰い破り、俺が見つけた因子に喰らいついた。


『ソノママ砕ケ散ロ................!!!』

(...............ぉぉぉぉぉぉおおおお!!!)



ピコンッ

【 対象:刀神『白祟転(つくもたたりあらため)災禍ノ刃(さいかのたち)』がスキルの効果で魔の因子を吸収しました 】

【 狂う龍神『旧龍神ランペイジウロボロス』の狂乱状態を解除、理性が取り戻されます 】

【 対象:刀神『白祟転(つくもたたりあらため)災禍ノ刃(さいかのたち)』が新たにスキルを獲得しました 】



パッパラー

《 Denger!!!............Denger!!!..................... 》


《 外的要因で体内の因子が取り除かれたことにより、狂う龍神『旧龍神ランペイジウロボロス』の純粋なる悪が世に解き放たれます 》


《 討伐対象変更 》

《 狂う龍神『旧龍神ランペイジウロボロス』 → 純粋ナル悪『龍神』 》

《 制限時間以内に討伐してください 》


《 1:00:00 / 1:00:00 》



「Q"Q"Q"Q"Q"Q"Q"Q"Q"QQ"Q"Q"Q""Q"Q"Q"Q"Q"Q"Q"Q"Q""Q"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



魔の因子を取り込んだ瞬間、龍神の中から黒い靄が這い出てきた。

それはたちまち姿を変え、龍神と瓜二つの姿となり、雄たけびを上げた。



『..............我は一体、先ほどまで封印されていたと思うが。』


『あー!!起きたー!!』

『うぉ!?な、何だ貴様は!?いや、む?我と同胞の気配がするぞ。』

『今ソンナコト話シテル暇ガネェ!!!龍神!!俺ト契約シテクレ!!緊急事態ナンダ!!』

『貴様は...............そうか、貴様が我を解き放ったのか。』


『アァソウダ!!何ナラアノ黒イ龍ハオマエノ中ニアッタ純粋ナ負ノ感情ガ表ニ出テキタ状態、元ハトイエバオマエガ魔ノ因子ナンテ取リ込ンデナキャコウハナッテネェンダヨ!!』


『..................感謝こそすれ、契約など結ぶ恩義もない。』


『今ココデケイヤクシナキャマタ封印サレテ逆モドリダゾ!?イイカ、俺ハソンナコトサセナイ。オマエハ俺ガ貰ウンダヨ!!ダカラ俺ト契約シロ!!龍神!!』


『..............よかろう。今はその誘い文句に乗ってやる。だが、ことが終わったら我に相応しいか見極めてやる。それが条件だ。』

『乗ッタァァァァ!!』


『では、我はしばし貴様の中で眠る。我の名前を今この場でつけるがよい。』


『エ?ジャア『ラウス』デ。』



そう名付けた次の瞬間、龍神の体が光輝き、ロザリオにその光ごと吸収された。



ピコンッ

【 狂う龍神『旧龍神ランペイジウロボロス』改め、龍神『ラウス』と契約を結びました】

【 疲労状態のため、対象:バツの装備を依り代に休眠状態へ移行されました 】




んー、まぁ契約できて仲間にできたのはいいことだし喜ばしいよ?


でもあの黒い龍倒すのまで手助けしてくれてもよくない!?





「全く、バツ様には毎回驚かされます。そう思いますでしょう??お二方。」

「チッ.............絡んできたと思ったら、あんたやっぱあいつの契約獣だったんだ。」

「ねぇねぇあるじ。やっぱこの人に目つけられた時点で負けじゃない??」

「うっさいわねグリモワール!!今はあの黒い靄から生まれた龍を捕獲するのが重要なの!!あれを手に入れればより優秀な悪魔が................あぁ..............////」

「あちゃー。悪魔好き好き症候群の発作出ちゃったよ。ごめん狼さん。ちょっと見逃してくれない??今あるじこんな調子だから、またタイミング見てやりあいたいんだけど。」



「お聞きしてあげたい気持ちはありますが、何分あなた方、バツ様と敵対する派閥に所属しているのではありませんか??」



「あ、わかるー?いやぁ、悪魔大好きっ子なあるじがさ、どうせ悪魔と絡むならとことん悪に進もうって考えらしくって。だから今邪信教の一味でーす!!」

「では、なおさらここで仕留めなくてはなりませんね。」チャキッ

「あーあー!!もうストップだってば!!今日は普通にレイドクエストやりに来ただけだから何もしないってば!!」

「............はぁ。全く、仕方ありませんね。いいですよ、私の気が変わらないうちに行ってください。」

「いいのー!?やったー!!ありがとうこの御恩は決して忘れないからあと邪信教だいぶこの周りにいるから気を付けてねじゃーねー!!」



――――タタタタタタタッ...................



「...............行きましたかね??ふぅ。さすがにあの悪魔は強かったです。でもそうですか、潜伏していますか。まぁでもまずはバツ様に合流しましょう。」




――――――――――――――――――――




~~~バツが復活してすぐ、地底都市ダンジョン内にて~~~


「おほっ、今の一撃もいいパンチじゃねぇかよ巨人さんよぉ!!!」

「あぁもう!!なんでこんなきっしょい声出すおじさんと隣同士で戦わなきゃいけないのよ!!イール!!巨人の足元抉らせて!!」

「ブルルルッ!!」ベゴッ!!

「ピュリィ!ジャック!スレイン!攻撃をよけながら魔法で攻撃して!!”マジックエンハンスオクタプル”!!」

「「アオンッ!!」」シャラララッ!!

「ピュイピュイ!!」ゴォォォォッ!!



「zsgtdlkjhyuglklhjtgkjaGHSDMFJGHvlkl!!!!!!」



ニトたちが合流する前、アンナとアリー達はドマッゾとその他大勢のプレイヤーと一緒に堕ちた神『地底旧神デザートテンペグリス』の討伐に向けて戦闘を続けていた。



「きっっっっっっつ!!これ本当に討伐できんのか!?」

「しゃべってねぇで手動かせ!!死ぬまで契約獣で殴らせれば死ぬんだよ!!」

「それは!!いい、考え、ね!!」ブォンッ

「うぉっ!?あぶねぇだろ!?」

「そこにいるのが悪いのよ。それに、うちの契約獣ちゃんは私がぶんぶんしてあげなきゃダメージが出せないのよ。」

「そんなわけあるかぁ!?」



ヘイトはドマッゾ、メインDPSは高レベルプレイヤーの契約獣、サポートはサポート特化の契約獣。

案外バランスは整っており、ニトたちがいなくてもギリギリなんとかなっていた。


だが、そんな状況も長くは続かなかったのだ。



「yftkujahgsdfjhaylgkk、はえs、jhmgasd」



ピコンッ

【 堕ちた神『地底旧神デザートテンペグリス』の顔面が変容します 】

【 恨み → 怒り 】


【 行動パターンが変化します 】



「うわ!?やばい好戦的になった!!」

「タンクできるやつは前いって契約獣にタンクさせてくれ!!」


「好戦的になっただと!?どれどれこのおじさんがテイスティングをしtバギョお"ぉ"ん"ッ..............」

「いたおじぃぃぃいいいい!!!!..............おのれよくもいたおじを!?」

「まだ死んでないからねー。」

「いたおじを返せー!!」




..................いやいやいや、




「いやあの快感でビクンビクンしてるだけでまだ生きてますからね!?もう、ニトさんたちどこにいるんですかぁー!!?!?!??」



龍語、いつか法則性を決めて作中に出したら面白そうですよね。

たてば、brrkrrが『肉よこせ』とかね。



さぁ、まず第一目標龍神は身内に引き入れました。まぁこのクエスト中に再登場できるかはバツたちの頑張り次第ですね。あ、この後も地底都市の戦闘は出てきますからね?これで終わりではありません。


で、続いての場面はドマッゾ率いる(違う)、堕ちた神『地底旧神デザートテンペグリス』との討伐戦線。ここはなかなか苦戦しそうですけどねぇ。メインDPSの役割を担ってるプレイヤーが物足りない状況。だからギリギリなんです。(ぎりぎりでいーつもいきていたいからー、あーあー!!!)



クエスト開始前に色々出したキャラもこの場面には出てきてませんからね。でも、いいところで出てきます。おいしいところ持っていかせたろって思ってるので、執筆への応援お願いします!!



それでは、今回もお読みいただきありがとうございました!!

高評価、意見・感想等お待ちしております。意見・感想等では皆さんの好みやこういうのを見たい!!というお言葉、この部分長く書きすぎ!!などのダメだしでも構いません。忌憚なきご意見をお願いいたします . .)"

ブックマークもボチッとワンタップしてもらえれば、作者のやる気が漲りますのでそちらもお願いいたします!!

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