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第95話 地底に眠る懺悔と傀儡⑭

今回は超強烈キャラの登場です!!

~~~同刻、地底都市ダンジョン内~~~


ダンジョンの中に現れたその異形の巨人は、不気味な声を荒げ、しかし目の前の景色に嘆いているかのように鎮座していた。


「igkjgkhazfxbckhxghiklalksd,fhdnl;」

「うわぁ...............なんつーでかさしてんだあいつ。」


全身を覆う筋骨隆々とした体。体中至るところに埋められている魔玉らしき物体。ひと際目立つ八対の双腕。怒り・恨み・悲しみ・快楽、それぞれの表情を映した四面顔。

改変されたダンジョンの中で、お誂え向きに準備でもされていたのかという玉座に座っていた。


「まじでこれと戦えってか??」

「なんか偉そう。」

「実際えらいだろ??おそらくこいつが地底旧神だろうし。」

「ほんとに偉い人じゃん。人?」



「gfhkkhkhckjhkjsgkydllkjglkgsldfc」


――――キィィィィィン..............


異形の巨人.............地底旧神が何か鳴いたと同時に、その場にいたプレイヤー全員にアナウンスが走る。



ピコンッ

【地底旧神による試練が発令されました】

【試練一:不死の巨人三体からの攻撃に耐えよ】

【試練成功条件:ダンジョン内プレイヤー生存率 70%以上】

【試練失敗時:ダンジョン内プレイヤー オールキル】


【試練開始】


【30:00:00 / 30:00:00】



「は??試練??」

『たぶんこの試練をクリアしないとダメージを与えられない、やつ』

「そんなのあるんですか!?」

「この人数でやるのはなかなか大変そうだなぁ...........」

「我も次にダンジョンを作り替えるときはこのようなボスを用意してみるのである!!」

「それは本当にやめてほしいわ...........」



地底都市ダンジョンの中には1,000人程度のプレイヤー。


その中には百獣のアリー&イール、あとはアンナチーム、ニト・ホムラ・マギがいた。



「ひとまずは死なないように立ち回るのが大事だけど、問題は私たち以外ね。」

「はい。生存優先ってのもなかなか難しいですし、何より30分も試練があるというのがまた..............」

『でも今、デスペナルティ無効になってるけど、判定は??』



【プレイヤーデスを確認】



「あ、さっそく都合よく死んだやつがいるわね。」

「都合よくとか言っちゃだめです!!」



【特殊フィールド判定!!特殊フィールド判定!!】

【デスペナルティが発生しなかったことにより、死亡判定が無効化されました】


【Emergency...............Emergency.................】


【試練における重大な欠陥を発見、試練元の行動を変更します】




「iyfgjfkjhjjAHghkdjfdvkjgkujyhlwsefcxassd<+>;,;jhghjkjkhgk!!!!!!!!?!??!?!???!?!!!!!!!??????!?!!」



試練が出て1分も経たないまま行動変化のアナウンス。

それと同時に終わりを告げるかの声とともに立ち上がった地底旧神。

その一つの動作だけで辺り一帯の地面が揺れ動く。



「うわっ!?なんだ!?」

「やばいトラウマがががががががが」

「おいバグったやついるぞ頭たたいて直せあれ!!」

「昔のブラウン管で草ー!!」



阿鼻叫喚なるその光景は、その巨人が神たらしめるに十分な光景だった。



「やっぱ腐っても神様ね。少し動くだけでこのありさまだものッ!!」

「そうですね!!でも人型ですし、アキレス腱あたりでも切り刻めばさすがに歩けなくなる気がしますが、どう思います??」

『たぶんそうだとおもう、けど、あの足に近づくのは困難』

「そうなんですよねぇ..........」

「今いるプレイヤーでヘイトタンクできる存在がいればいいんだけど...........」



「その話、一枚かませてもらうぜ!!」

『ッ!?”影よ”!!』

「だぁっ!?ちょ、ちょちょちょちょっと待ってくれって!!」

『背後に現れる、敵!』

「ちょっと待ってニトさん!!」

「えぇ、早とちりしないで。」

「そこの姉ちゃんたちもっと言ってくれ!?殺される!?」

『.......................変な動きをしたら殺す』


ニトは背後に現れた存在に驚いてあわや殺す手前までいったものの、アンナとアリーに諭され一旦は追い打ちをかけるのをやめた。



突如現れた存在は息を整え、アンナ達にこう提案を持ち掛けた。



「ふぃー。いやぁすまん!!ヘイトタンクと聞こえてテンションが上がっちまった!!で、その役割、俺を雇わないか??」

「えーっと、まずはお名前を............」


「え?あぁ!!すまんすまん、配信者をやっとるもんで、てっきり顔は売れてると思ってた。いやぁ、自惚れも甚だしい。失敬失敬。」

「で?名前は?」

「こりゃ手厳しい姉ちゃんだ。姉御肌って感じか??まぁいいか。ぅおっほん!!」



俺の名前はマゾル・ド・マッゾ!!人呼んで『いたぶられ大好きおじさん』だ!!」



いたぶられ大好きおじさんだ!!.........



いたぶられ大好きおじさんだ!!..........................



いたぶられ大好きおじさんだ!!..........................................




「「.....................チェンジで。」」


「なんでだ!?」

「いやだってすごく気持ち悪いですし.........」

「私たちにあなたと絡んで得られるメリットがあまりないからよ。」

「いやいやいや!!メリットは大ありだろ!?俺はいたぶられ続けてこの道42年!!いかなるゲームにおいてもどういたぶられながら死なず、且つ注目を俺自身に固定し続けるかを研究してきたんだ!!これ以上のヘイトタンクを担える奴がいるのか??否!!否だ!!!俺を超えるマゾなどいないのだよ!!」



想像を絶するほどの超個性プレイヤーの登場にたじろぐアンナとアリー。



しかし、その間にも地底旧神は不死の巨人3体を吸収しながらプレイヤーを襲う。

その巨大な腕を一振りすれば竜巻が起こり、その大木のような足で一つ地団太をすればあたり一面の地面が隆起する。


それを防ぐにも協力を仰ぐ必要性はどんどん高くなる。



「どうしましょう...........」

「そうね、でもあのおじさんの言っていることが本当ならこれほど良いヘイトタンカーはいないわよ。」

「ほらほら、俺を雇ってみろって。期待以上の成果を発揮す「あんたは一回黙ってて!!」..........お"ほっ。いいパンチもらったぜ...........」

「................きっしょ」



あまりにも気持ち悪い言動と行動に有望ながらも関係を断とうとしたその時、


――――あれ??いたおじじゃん!!そこで話してないで早くあいつのヘイト買ってくれよ!!

――――え?いたおじいたの!?こっちのプレイヤーだけじゃヘイトが捌ききれないからお願いはやくして!!



「...........さて、価値を十分に理解してる人からの助けがあったから馳せ参じようと思うが、いいんだな?」

「うっ.............しょうがないですね。分かりました、協力をお願いします。まぁやってもらうことはヘイトをすべて一心に受けてもらうことです。いけますか??」

無問題(モーマンタイ)!!ノープロブレムだ!!お駄賃はさっきの罵倒と表情でプライスレスにさせていただくぜー!!ヒャッハー!!その巨体でのしかかられたらどれほど苦しいんだろうなァ!!!」


――――ヒャッッッハァァァァァ!!!!



「はぁ..............一時の迷いですが、もうすでに後悔し始めています..................」

「しょうがないわよ。周りからの人望も厚そうだし、根は悪い人じゃないってのは何となくだけど感じるでしょ?あの場でやっぱごめんなさいはできなかったわ、一杯食わされたわね。」



――――ほぉら巨人ちゃぁぁぁん??おじさんとイイコトしようじゃないかぁぁぁ!!!

――――ふぉぉぉぉ!!!!

――――あ、物事には手順というものがあってだな(ドゴッ)あふんっ。



「あ、吹き飛んでいったわね。」

「吹き飛びましたね。」



『...........................』




「はぁ、まぁ切り替えなきゃね。」

「あれ??ニトさんとマギさんがいない?」

「え?あれ、ほんとだ。どこ行ったのかしら。」

「ピィ。」

「「ウォン!!」」

「え、あ、ちょっと!?」

「ブルルルルゥ。」

「え?あぁ、そうね。そろそろ向こうに参加しないと、ヘイト買ってとお願いした以上は貢献しなくちゃね。」




――――――――――――――――――――




――――ズゥゥゥゥゥゥ...............



アンナたちがマゾルの痴態に呆れているさなか、ニトは徐に影の中へと姿を消し、いつのまにかいなくなっていたマギの行方を捜した。



『..................マギ、どこに行く??』

「む??おぉ!!ニト姉上なのだ!!しかし、気配を消していたのにばれてしまうとは、すごいのだ!!」

『ごまかさないで』

「ごまかそうなどと思ってはいないのだ!!今からちと、あの地底旧神が封印されていたところに行ってみようと思うのだ。」

『..............何する気?』

「いやなに、興味本位で行くのだ。特に何かしようとは思っていないのだ。ただ、行ってみて有効利用の価値ありだった場合は................」

『場合は??』






「その場所も含めてダンジョンの領域にしてしまおうと思うのだ。」






『は?そんなことできる??』

「さぁ、それはやってみないことには分からないのだ。」

『そう、じゃあそれを監s.............』


「ん?ニト姉上??まさか.............」




突然消えたニト。それは同じタイミングで契約主であるバツが死んだことを指す。


その事実に気づいたマギは来た道を引き返し、急ぎ契約主たるバツの生命反応を追うのだった。

どうです、ドマゾキャラ。

いい感じの気持ち悪さだったと思います。


やっぱタンクってドマゾのほうが得だと思うんですよ。好き好んで衝撃と痛みを受けに行く人ってなかなかいないと思うんです。だからご都合ドマゾの召喚。


今回はこの人のステータス乗せようかな??笑

まぁそれだと味気ないので、このキャラのスキル構成だけ載せます。

数値とか契約獣についてはまた今度で。


ではでは、今回もお読みください感謝いたします!!

作者、執筆を頑張っておりますので高評価・意見感想等お待ちしております!!

ブックマークしてくれたら作者一番モチベーション上がりますんで、よろしくお願いします!!




━━━━━━━━━━━━━━

【マゾル・ド・マッゾ スキル構成】


スキル

{支援スキル}

五感超強化、気配掌握、挑発

{補助スキル}

超神経、神速演算 Lv9、

{系統外スキル}

米粒にも百の魂

{耐性スキル}

被虐体質、痛覚変化

{種族スキル}

装備換装、装備吸収

{装備搭載スキル}

ダメージ反射

{美徳スキル}

忍耐(覚醒:第四段階)

慈愛(覚醒:第三段階)


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