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第93話 地底に眠る懺悔と傀儡⑫

「さて、面倒なやつもいなくなったし。カスミ!!拡声とかできる魔法あるか!?」

「あるわよ!!エルタロッサ、お願いできる??」

「かしこまりました。拡声魔法、起動します。」


――――ブォォン


「では、バツ様。このメガホンに向かってどこに声を届けたいか考えながらお話しください。」

«なるほど、こういう感じか??»

「そうでございます。」


うっし、なら気合付けにいっちょ行きますか!!


«えー、本日はお日柄もよく、こんなとんでもないクエストをわざわざ受けに来てくれて感謝する。»

«俺は今回のクエストのトリガーを踏んだもんだ。名はあえて伏せさせていただくが、一応はクラン『Agr.八百万の獣』のクランリーダーをやらせてもらってる。»


«今回のこのレイドクエスト、まぁ相手にするのは神代モンスター、ようは過去に実際にいた生物がこの地底都市の地面深くに封印されているんだが、それが起きてこの地を襲うって内容だ。»

«それを食い止めつつ、この都市も防衛するという結構難易度高めのレイドだ。»


«だから、今この場所にいる全員の力が必要だ。もちろん、それぞれ持つ力の大小はある。だが、どれだけ一人が強くても今回の相手の前ではぶっちゃけ虫けら以下の扱いでしかない。»


«そいつらが蹂躙せんと襲ってくるだろう。»


«でも俺らは死なない。いやまぁ、死ぬけど死なないって言えばいいのか。»

«今のこのクエスト中に限ってだが、地底都市ダンジョン『地底へ向かうは勇者か蛮勇か』のダンジョンマスター権限で今回のクエスト範囲についてはデスペナルティ無効の副次効果を発動させてある。まぁPKに関しては判別してバカほど重いデスペナルティ付与してるからそのつもりで。»


«まぁあんま色々言ってもあれだし紺くらいにするけど。あぁ、これだけは伝えさせてもらう。»



«この世界に住んでいる住民は皆、もれなく死んだらもう戻らない»



«それを十分理解して今回のクエストに臨んでほしい。俺らの命は今回限り軽い。だから住民は守るんだ。いいか、俺らより住民だ。»


«んじゃ、力合わせて神サマぶち殺そうぜ。以上だ。グッドラックだ。»



――――パリンッ



「バツ様、素晴らしい声明だったと思います。」

「あぁ、ありがとうエルタロッサ。」

「バツさん、気合の入るいい挨拶でしたね!!」

「ぼくも燃えてきたー!!」

「ぷぅ。」

「ピィ??」

「マキシマム!!俺らも気張っていこうじゃねぇか!!」

「ヒヒィィィィイン!」

「イール、今回も頑張りましょうね?」

「ブルルッ!!」

「ブレイン。餌だよ。」

『かしこまりやしたぁ!!』



「さーて、お前ら。今日までランスロットにお願いして鍛えてきたその力。存分に見せる時が来たぞ。覚悟はできてるよなぁ!!」

「グルァ!!」

『もちのろん...........!!』

「クルルァー!」

(主も燃えてるな。珍しく。)

「我もがんばるのだ!!」

「私も本気で行きましょうかね。」


「うっし、んじゃ残り時間。万全な状態で行こうぜ!!」



「『「(「「おぉー!!!」」)」』」




――――――――――――――――――――



「んー、あの声明はなかなかだったなぁ。」

「なーに言ってんのさ。あんなの声明でもなんでもないわ。」

「そんなこと言ってぇ、ほんとは嫉妬してるんちゃうの??」

「そ、そんなことねぇ!!」

「まぁこのクエストを引っ張ってきた張本人だ。俺等よりは格上っぽそうだな。」



「でも、我らの連携力の右に出るものはありません。そうですね?皆様。」



「あ、だんちょー!!いいっすねぇ、めっちゃ気合入るわー!!」

「こらエセ関西人。その変な訛りをやめろ。」

「えぇー??何を言うとるのかわかりまへんわぁ!!」

「............レイドモンスターよりも先に貴様を処してやろうか??」

「きゃー!!こわぁい!!」


「全く、仲がいいのはいいですが、戦う前に疲れないでくださいね??」

「心得ております。」

「ならいいのですが。では、我ら『精霊の依り代』、気張って参りましょう。」





「あの声、もしかしてせんぱいじゃないっスか!?」

「...........おそらくそうね。あのバカはほんと、なにやってんだか。」

「あはは...........でも、社長のいう通りでしたね。」

「ねー。まさかだったけど本当にクエストの発端だったとは。我が親族ながら恐れ入るよ。」

「ほら!!せんぱいに会いに行くっすよ!!ほらほらはーやーくー!!」

「あ、ちょ。今は先にクエストをちゃんとやるの!!」

「ちぇー。じゃあ、さささっとぶっ潰して、せんぱいの所にいくっスよ!!」



「ねぇ、私っていつから咲稀のお守りになったんでしょうね?」

「部長、咲稀じゃなくてボディコンですよ??まぁそれもこれも辰馬課長.........あー、バツさんにでも文句言えばいいんじゃないですかね?」

「社長権限でゆるーす。早くアミルちゃんとくっついて孫の顔を見せてほしいからねぇ............」

「ちょ、社長それは内緒って........!!」

「.............部長??私の気持ちを知らないとは言わせませんよ??(にっこり)」

「..............負けないわ。」



「あぁー。なるほどこりゃやらかしたなぁ。ま、がんばれ。バツくん。」





「ねぇ、さっきの声の人。もしかしてあの人じゃない??」

「え、誰よ。」

「ほらあの!!ゴブリンたちがめっちゃ襲ってきたときの竜人さん!!」

「..........あぁー、そうなのかな。声も似てた?と思うし。」

「ねぇーなんでそんなにほかの人に興味ないかなぁ!!」


「私、悪魔とさえ絡んでられればそれでいいし。」


「カァーッ!!悪魔大好き人間は違うなぁ!!陰湿で人嫌い。人間不信を極めちゃってるよ!!」

「あなたに言われたくないわよ。グリモワール。」

「へへーんだ。いわれたくなけりゃ克服してみろってんだーい!!」

「うざすぎ。」

「うざくて結構!!何なら、件の人のところに突撃しちゃう??しちゃうしちゃう???」

「しないわよバカ!!あんな陽キャみたいな存在、近づいたら砂になっちゃう。」

「吸血鬼で草wwwwwwww」

「ネットの話し方もやめて頂戴。」

〈えー。この話し方面白くない??ktkl!!〉

「............解除しようかしら。」

「あぁーごめんごめんってばー!!」


「ほら、そろそろ来るのでしょう??気合い入れるわよ。」

「うーらじゃー!!」





「...............また虫けらどもが集まっているな。」

「だねー。あの木見たく倒されるのは見たくないなぁ。」

「では、介入するか??」

「それもいいが、そう簡単には倒されないのでは?」


「でもあいつらの中に因子いるよ。」


「なんと..........それは誠か??」

「うん。こないだ確認した。ありゃやばいね。」


「ではなおのこと介入すべきであろう。その因子を消すべきだ。」

「それがね、因子持ち。魂魄だって。」

「..........なんとも面倒な。」

「そ。だから消すんじゃなくて、いかに無効化するかを考えよ。今すぐは無理だけどね。」



「では、此度は敵情視察と参りましょうか。」

「_____様!?」

「来てたの!?」


「はい、では参りますよ。」

「「「かしこまりました、_____様。」」」




――――――――――――――――――――




ピンポンパンポーン

《 大規模レイドクエスト『地底に眠る懺悔と傀儡』開始まで残り1分です 》

《 神代モンスターがその身を現す 》


《 契約者たちよ、忘れるな、それは過去の忌々しい残影思念だということを 》


《 その身に受けし呪いはやがてすべてを飲み込み、すべてを破壊するだろう 》


《 救済を 》


《 かの存在に全肯定の救済を 》



「来るぞ!!全員戦闘準備!!」


――――グラッ...........


――――グラグラグラッ............




その揺れは滅びを呼ぶ懺悔の音。




「なんだこれ!?」

「地震..........!?」

「やべぇトラウマがががががが。」

「おい誰かこいつの頭正気に戻せ!!」




「jhgsafKJDHLgh;iluj/>KNAlkjahELK.LKI!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」






――――QQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQQ............




その声はすべてを飲み込まんとする渇望の狼煙。




「なんだこの音。」

「耳鳴りみたいでうざったいなこりゃ。」

「でも何だろう、これを聞いてるとなんだか眠くなる..................」




「QQQQQ」





――――.........................愚カナル存在ニハ救済ヲ




「なんだろうあの大きな像。」

「ここに祭られてる神様じゃねぇか??」

「...........でも、さっきあったか?あれ。」




その姿は全てを救済し、全てを無に帰す無垢なる善の姿。




「.................こんなのが過去ぞろぞろ生きてたってのか。やる気なくすなぁこりゃあなぁ!!!」




それぞれの場所で過去に囚われし傀儡が姿を現す。





《 ただいまより、 大規模レイドクエスト『地底に眠る懺悔と傀儡』を開始します 》


《 ご武運を 》

クエスト開始の宣言をしろ!!磯野!!


< クエスト開始ィィィィィ!!!!



というわけで、色々新キャラ出しましたけどまぁキャラ名とかは今後の流れをお待ちください。


で、一応メインキャラ達のステータス見たいと思うので、この後書きに1キャラずつ書いていきます!!

まずは主人公のバツからで。


では先に、まずはお読みくださりありがとうございます!

高評価、感想・意見等よろしくおねがいいたしますヾ(•ω•`)o

こちら、いただけますと小説書くモチベーションにもなりますし、何よりなんぼあってもいいですからねぇ!!

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━━━━━━━━━━━━━━

【ステータス】


【凶鸞なる猛き修羅】

バツ Lv50

種族:罪真龍-プライマル・イロス-

空腹度:312%

ダラー:1.8e+14

正気度:■■■■■

NPC契約数:8

フレンド数:5

クラン:Agr.八百万の獣

【クラン拠点メニューを開く】


装備品

武器:刀神『白祟転(つくもたたりあらため)災禍ノ刃(さいかのたち)

頭部:地竜の竜飾

腕部:地竜の腕装

胴体:地竜の外骨格武装

脚部:地竜の堅脚

アクセサリー

・原初のロザリオ

・龍の付け角(双角)


MP:37128

SP:31222


STR:8821〔6011〕

VIT:4973〔2163〕

INT:4739〔100+1889〕

MND:7637〔100+750+3737〕

AGI:10638〔150+7218〕

DEX:4285〔50+750+2385〕

LUK:5144〔2479〕

※ 〔〕内スキル単体による補正+加護補正+装備補正


BP:0

LP:282


スキル

{支援スキル}

神羅眼、異空間創造

{補助スキル}

解体、掌握 Lv4、多重脳構造 Lv8、悪大喰、危険迎撃 Lv10、重複起動 Lv9

{魔法スキル}

原典魔導

{系統外スキル}

生死開権

{耐性スキル}

全状態異常無効化

{種族スキル}

永魂鏡深淵、龍化

{装備搭載スキル}

地均し、完全回復

{大罪スキル}

憤怒(覚醒:第二段階)



加護(秘匿情報)

理外神ゼロの加護


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