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神様機構―悠久なる歯車―  作者: 太郎ぽん太
第 4 部 風鈴 編
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第四十五話:その理由





 一世は、一度も振り返らずに城の奥へと歩いていった。


 その背中を追う者は、誰もいない。


 ただ、去っていく背中を一度だけ見送り、俺は火床の横に腰を下ろした。


 一世が何を確認し、何を持ち帰るのか。


 それは、俺が考えることじゃない。


 ただ、あの男の目は、昨日までの「砦」を見ていた目とは違っていた。


 俺が作ったのは、敵を防ぐ壁じゃない。


 人が、明日もここで生きていくための、ただの地面だ。


 それを、一世は「生活」という名の毒として受け取ったのかもしれない。

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